懐かし以前

サライ 2008年 4/17号 [雑誌]『サライ』が昭和のお笑い特集だったんで、買ってちびちび読んでる。エノケン、ロッパ、トニー谷、クレイジーキャッツとか。リアルタイムで見たのはクレイジーがぎりぎり。
 付録CDには三木鶏郎、ロッパのラジオ、エノケンのインタビューが入ってる。
 「お笑い」つっても今のとは別物ですな。当然今の方が高度。風刺とか痛いもんな。とは言え、別物だから質の違うとこでの良さもあるんだろうし、一方で変わってないとこもあったりする。
 
■針金ハンガーを洗濯物干すのに使ってたが、数年かけてちょっとずつなくなり、とうとう最後の1本が消えた。カラスの仕業らしい。
 
■フィルムを古いのから、ちびちびスキャン中。
 俺のスキャナ、ニコン・クールスキャンVが生産中止になるらしい。上位の5000ED、9000EDは価格改定の上残る模様。フラットベッドでなく専用のフィルムスキャナが欲しければ、最低12万は必要になる。まあ、しゃあないね。ニーズもないだろうし。
 
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 ’83年頃に京都で行われた同人誌即売会。小規模なイベントで、コスプレは隔離されておらず、そこら辺うろついてた。これは折角だからってんで集合かけたときの写真。その後ひとりずつポーズ取ったり、コスプレしてなくてもギャバンの結晶アクションを熱演するのがいたり、和気あいあいとしてた。くらま姫と管理人さんが可愛かった。
 これ25年前で、俺としたらたいしたことないんだけど、25歳の人は産まれてなかったと思うとなんだかなあ。
 
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 ’91年の俺の部屋。この頃、片付けられない人になってた。病んでたんですね。今とは違う風に。あんまり汚いのでクリックで拡大。
 テーブルにモニターだけ載ってるが、マック本体(SE30)は会社に持ってってた。テーブル上のソフトは漢字トーク6と、アウトラインプロセッサ『インスピレーション』、るじるしのハイパーカード・スタック。あと、なんかしらんけど、ティッシュのフタ破ったヤツと、メガドライブ版『マイケル・ジャクソンズ・ムーン・ウォーカー』のマニュアル、BB弾、自分の名刺が載ってる。
 テーブルの下にはアップル純正ドットインパクトプリンタ・イメージライターII、夏子の酒、がきデカ、靴下。
 左下に転がってるのは『Mac Ski』、エアガン用の手動ポンプ付エアタンク。右下の雑誌は当時気に入っていた、ぶんか社の『シャレダ!!』。
 本棚にナウシカ、AKIRA、諸星大二郎、綿の国星、ちびまる子ちゃん、ミニ四駆。
 どうでもいいですネ。

刀狩りにあった

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■職質で捕まって写真と指紋取られた。ツールナイフをキーホルダーにしてたもんで。最近うるさいみたいだからキーホルダー変えようと思ってたのに遅かった。レザーマン・マイクラってヤツで、刃渡り4センチ。ナイフはあんまりいらなくてハサミが便利。
 銃刀法には引っ掛からないし、どうっちゅうことないだろうと思って「持ってませんか?」「持ってますよ」的にさっくり見せたったら、軽犯罪法には引っ掛かるんだと。帰ってから調べたら軽犯罪法には刃渡りとか具体的な規定がないんですな。ハサミだろうと、その気なら引っ張ってけるようで。
 新宿署に連れて行かれて、調書取られて、写真と指紋。
 調書はノートパソコンで書いてた。ドングル的なものを刺さないと使えないようになってるらしい。
 写真はアップ、全身、メガネ掛けた状態、外した状態、正面、斜め、横の組み合わせ。カメラはソニーの高倍率ズーム機だった。
 指紋はスキャナ的なもので取るんですな。なにかと電子化されてる。拇印を押す要領で親指正面、指を揃えた状態で4本まとめて正面、さらに指一本ずつぐるっと回しながらスキャン。回すのは歪みがちで、正面の画像と整合性がないとエラーが出る。新人的な人はヘタで、ああ、なんでもコツがあるんだなあと思った。手のひらと手の横も取った。
 軍服+リュックは標的にされるとどっかで読んだが、それはまさに俺。そんで「こういう格好だと職質されやすいのはホントか」と訊いてみたら、笑いながら「そんな話、どこで聞きました?」だそうで。まあ警官によるのかもしれんし、秋葉はそうなのかもしれん。
 ナイフは本来没収だが、悪意(?)がなくて特別な理由があれば返してくれるそうだ。親の形見だとか。「誕生日に自分で買った」と、しょっぱい話(本当)をしたら「想い出の品」という名目で返してくれた。封筒に入れられて、ウチ帰るまで出すなと。もし途中でまた職質に会ったら封筒見せればいいからと。
 キーチェーン付で売ってたものをキーホルダーにしてなんで捕まるんだって感じだし、軽犯罪法で刃渡りに関係なくしょっ引けるなら銃刀法はなんなんだって話だし、なんに関してもこうやって捕まえたいときは誰でも捕まえられるようになってるんだなあと、いろいろ思うところはあるが、対応にヤな感じはなくて、指紋スキャナとか珍しいから、ちょっとおもろかった。

もやしもん

もやしもん 6―TALES OF AGRICULTURE (6) (イブニングKC)石川雅之『もやしもん』6巻
 ええ話や! 何かと濃くて贅沢な一冊でした。
 
灘坂 舞『New Comer』を借りて見た。ルックス的には乳以外イマイチ好みじゃないが、反応が好みすぎる。昂ぶりを実況するような声と表情。AVではなかなか見られない羞恥。求めていたのはこれだ! デビュー作らしいが、その後どうなってるんだろう。
 
■登録したまま放置してたtwitterを使ってみようかと思った。ここです。
 Twitter Board ウィジェットがイイ感じ。
 
■空が黄色くなって、ムチャクチャな風が吹いて、近所の変な国が核でも使ったのかと思った。
 鼻が痛いんすけど花粉ですかね。今までこんなことなかったんだけどな。やっぱり核かな。
 
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頭の中の一部だけが高速で動き続けている

■そんでトークショー行ったんですけども、朝起きたらなんか熱があって、風邪薬飲んだら熱は引いたけど変な効き方しまして、身体の中にもうひとり俺がいて、俺っていうか、おでんで有名なチビ太のようなものが未来派状の足でホバークラフト的に滑りながら頭の中をぐるぐる走り回ってるような感覚にトリコじかけの明け暮れで、帰ってから寝てもぐるぐる回り続けて変な夢を見たけども、15時間眠ったらどっかいった。
 澁谷征司という人は事前にサイト見てもいまひとつピンと来ない感じがあったけども、話聞いてるうちに納得いったような気がした。独特の言葉遣いをする人で、内原さんはちょっと進行に困ってたようにも見えたけど、段々なんとなくわかってきて面白かった。
 鳥羽ジャングルの話し方に似てるような気もする。

福満しげゆき『生活』

生活 1 (1)福満しげゆき『生活』1巻
 おお! 普通に面白いぞ。アイデアいいし、登場人物も多いし、アクションシーンも面白い。出だしは、山本康人『打撃マン』を不健康にした感じ。タチの悪い連中を影で処刑(殺さないが)していく。話は結構膨らんでいくのに、気分的には盛り上がらないというか、むしろ最初の期待感が薄れていくのが惜しい。2巻を待ちます。
 
島本和彦『アオイホノオ』1巻
 自伝ベース。’80年代初頭、庵野秀明と同じ芸大でマンガ家を目指す。俺は5歳下だけど、同時期にオタクやってたから当時のもろもろが懐かしく、面白くないわけがない。
 小学館のオビは仕掛けが多くてイヤだなあ。
 
チョコレート・デリンジャー吾妻ひでお『チョコレート・デリンジャー』
 映画化を控え、青林工藝舎から再発。チョコ可愛い。話ムチャクチャ。
 ’80〜’82年の連載ということで、まさにオタやってた頃の作品。当時、もろもろの中心に吾妻ひでおがいた。密接すぎて、イタい自分から離れるには吾妻ひでおから離れなきゃいけなくて、吾妻ひでおは俺の中でいっぺん済ませたので、久しぶりに読んでも懐かしいとは思わない。普通に楽しんだ。やっぱいいなあ。
 
澁谷征司×内原恭彦 トークショー

■ぶっちゃけ、あした2/9のトークイベントに予約が集まってません。定員100人のところ、現在予約が30名とのこと。みなさまぜひお誘いあわせの上ご来場いただきますようお願いいたします。ブラジルさんも来るらしいよ。石川直樹さんも来るらしいよ。トークはガチで行きます。よろしくお願いします。http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_200802/birthson_of_a_bit_0829.htmlこの文言もリブログよろしく。

 明日、これ行ってきます。
 
■AutoPagerize
SafariでもAutoPagerize
 ブラウザで一番下までスクロールすると、自動的に次のページを表示するもの。Googleとかで便利。カスタマイズ嫌いなのでスルーしてたけど試しに入れてみたら、なるほどこれはいいわ。

皆様の歌

■東京国立近代美術館に行った。『わたしいまめまいしたわ 現代美術にみる自己と他者』ってタイトルで、なんか学生が考えたみたいな企画だけど、行ったらそれなりかなと思ったら、やっぱ見てるうちにだんだん腹立ってきた。
 牛腸茂雄『SELF AND OTHERS』を全部展示してて、牛腸茂雄は良い悪いは知らんけど、どうも好きなのでこれは良かった。
 
 同じようなことを何度も書きますけども、気になってるのは自意識過剰。
 歌謡曲は皆様のために先生が曲を書き、皆様のスターが歌った。対して「アーティスト」は自分の歌を歌う。ロッカーなんかは特に「俺がギター持っていっちょやるから見れ」ってことで、演劇的要素が強い分音楽じゃない。そんで「着いてこれるヤツだけ着いてくればいい」。皆様のためにはやってないかもしれない。俺様の歌。
 先生が与えてくれるなんてのは、上から目線でもあるので、若者は反発しだす。皆様の歌は俺の歌じゃない。「俺」を託せる俺的なスターの振る舞いを「俺のもの」とする。「俺様の歌」が俺の歌。
 パンクやDTMは端的に、ヘタでも「俺の作品」が出せる状況を作った。タレント(才能)がなくてもスターへの道がある。自分にもやれそうなことをやってる人間が「俺のスター」になる。
 昔『少年スケベマンガ』というサイトで引用した、教育評論家“カバゴン”こと阿部進による『ハレンチ学園』1巻の解説をまた引用する。

 いままでの手塚、石森、白土、ちばてつや、さいとうたかおといった人たちは「いまの子供たちは何をどう好むのか」「どんなものを描けば子供たちは共感してくれるのだろうか」と、いわばおとな側が、子どもたちにマンガを描きあたえる立場であったわけです。
 永井豪は、その受け手の子どもが育って、「子どもはこういうマンガが気にいっているんだ」「読みたいのだ、見たいのだ……」という立場をもって現われた最初の人だといってよいでしょう。(仲間としてはジョージ・秋山が入ります。)
手塚、白土、石森といった作品は、多少の抵抗があっても、おとなにも理解できるものです。時間がたてば「ハアアン、こういうもんだったのかい」というものです。
 ところが永井豪えがく一連の作品、とりわけ「ハレンチ学園」は「わかるやつにはわかるが、わからないヤツにはまったくダメ。時間がたっても変化なし」というマンガなのです。別のいい方で言うと、
「子どもには、一度みたらわすれない、一度読んだらわすれないホイ」といった子どもたちだけに通じるものなのです。そこにはおとなたちに対する、子どもたちの論理が一本ビシッとつらぬいています。
 徹底的に子どもたちのものの見方、考え方の姿勢の上で物語を展開しています。
 おとなたちから、どんなに変な目で見られようと、否定されようと、子どもたちの間に、深く広くひろがっていく強さは、まさに、「子どもによる、子どもの、子どものためのマンガ」の誕生であることを知らせています。
 もし、おとなの人たちがこれをみて「フン、こういうのがいいのかねえ」としたり顔や、わかろうとする努力はしないことです。「くだらん、とんでもないマンガだ」とカッカカッカ怒ってください。
 読者である子どもたちは、自分が否定されたと受け取り、いっしょうけんめいこのマンガを弁護するでしょう。そこでより一層永井豪とはいかなるものかが浮き彫りにされる…わたしはそれが楽しみです。

 そう言えば『ハレンチ学園』復刻されてるみたいなんで、興味ある人は売ってるうちにどうぞ。
 カバゴンの文章は単語を置換すれば、若者が支持するものに大体当てはまる。カッカカッカ怒られてナンボのものを好むことで「俺たちの」感を強める。熱く弁護するとこまでが、あらかじめセットになってる。そういうのを時代時代で繰り返してるだけ。『ハレンチ学園』の時代には、硬直した現体制とかメインカルチャーに対して風穴を開ける意義が期待されただろう。けど、もはやメインもわからない状態に拡散していて、今の「俺たちの感」にはさらに拡散して壁を固める意味しかない。風なんか通らない。
 「趣味、自分」がデフォルトで、お互い相容れないが、「趣味、自分」自体は共通してるからそこで繋がるってのは気持ち悪い。かつてt.A.T.u.が流行ったときに書いたが、男の自意識過剰は受け入れられないが、女の子のそれだけは男女双方から受け入れられる。「大人」「今の世の中」のカウンター、つまり端的な「若者」でいられるのが「少女」で、だから「自分は外れてる」と思ってる連中は、男女問わず少女に仮託する。これを利用する少女もいるが、基本的に不幸だ。
 オタは萌え以降のマンガを「俺たちのマンガ」と思い、少女に仮託し、硬くする。オタ以外もガールポップに仮託し、硬くする。少女はそんなふうに消費される。ガーリーとかはもういいっす。
 アーティストに自意識過剰は付き物かもしれんが閉じてちゃかなわん。絵にしろ、歌にしろ、マンガにしろ、昔のでも今のでも、ナルシシズムが強いのはイヤだな、と思った。つきあう義理がないし。
 「自己と他者」なんてのは鬼門であって、迂闊に踏み込むべきじゃない。そんなテーマをハンパに絡めるから、作品見る上で邪魔にしかならなかった。

Hot Pants

■秋山奈々と中村静香が出てるんで紅蓮女見たけども、火傷モチーフはキツいっす。秋山さんはちょい役みたいなんで、視聴は今回っきりにさせていただきたし。
 秋山奈々と言えば、DVDが出れば買うと言ったものの評判がイマイチで、なんか冷めちゃって写真集も買ってない。
 
■安藤美姫のこの衣装は来た。ホットパンツに網タイツ!
 
■関根麻里と宮崎美子の区別が付かなくなってきた。
 
■今さらだがツンブラを見て回った。
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たんぶらうざ
 なんかオシャレ写真のクリップが多い。エロい画像もおしゃれげ。日本人の画像でも、ちんかめ風だったり。いや、こじゃれ写真の合間に見るから普通のグラビアもちんかめ風に見えるのか。みんなオチを求めてるんだなあと思った。