About ふじり

1965年生まれ・男

コンパクトカメラ

OLYMPUS XA
 高校のときバイトして買った初めてのカメラがオリンパスXA2。当時、カメラを日常持ち歩くということはなかった。学校に持ってきてるのは写真部だけ。だが、このカメラは画期的に小さかったので日常を撮ることができた。ケースのいらないカプセルカメラで、ゾーンフォーカスのプログラムAEだったから、出す→開く→シャッターを切るで速写できた。このカメラにについては話すと長くなるのでこの辺にしとく。
 のちにオートフォーカスの時代がやってくる。キヤノンオートボーイで友達が撮った写真を見ると、とてもよく写っている。もっと小さくなってAFのXAみたいなのが出れば買おうと思っていた。
 それで出たのがオリンパスμ。非常に美しい曲線でできていた。が、しかし。XA同様レンズバリアが付いているが、軽量化のためヤワで、XAの様に密閉されずポケットの中で開いてしまうことがある。ケースが必要だ。そして内蔵ストロボを積極的に発光させるので、それがイヤなら小さいボタンを爪で押していちいちオフにしなければならない。したがって、ケースを取り出す→ケースから出す→ケースをしまう→開く→ストロボをオフにする→シャッターを切ると面倒くさいことになる。
 さらに写りがよくなかった。3枚構成のレンズで中心だけがきりきりとシャープで、周辺は甘い。XA2より冷色寄りなのも好みじゃない。当時はカメラの知識がなかったので知らなかったが、初期のオートボーイの写りがよかったのは、AF以前にいいレンズを使っていたからだった。μは小型化・低価格化のため写りが犠牲になっていた。
 μは気に入らないが、かといってXA2に戻るのもなんとなくイヤだ。あまり写真を撮らなくなった。
 また撮り出すのはデジカメが出てから。初代サイバーショットDSC-F1を買った。デジタルガジェットとしておもしろかった。その後2年に1台のペースで買い替えることになる。
 デジカメのカタログをもらってくると、デジタルの部分はわかっても、カメラ部分のスペックがわからない。今後デジカメはどんどん便利になっていくだろうが、絞りやらシャッタースピードやら、基本の部分を知らないままでいるのは気持ち悪い。それで古い世代のカメラに興味を持ち、中古で漁るようになった。最初に買ったのはコニカC35FD。コンパクトカメラの先駆けと言えるシリーズのデラックス版、シャッター優先AEで露出が選べ、38/1.8の大口径レンズが付いている。
 中古カメラは安いので、エアガンを買う感覚でいくつか買った。AFのコンパクトカメラも新古で買った。
 フジ カルディア・トラベルミニ・デュアルPは田中長徳が仕事で使ったと言ったので一部で注目された機種。28ミリと45ミリの絶妙な2焦点カメラだった。
 キヤノン オートボーイF-XLはストロボのオンオフがダイヤル式で切ったままにしておけるのがよかった。前述したとおりフィルムコンパクトはストロボ自動発光がデフォルトで、しかも色被りや手ブレを防ぐため積極的に発光するようになっていたので、いちいちオフにするのが面倒くさかったのだ。
 ミラーレス一眼を買ったあと、フィルムカメラは一旦すべて処分した。その後オリンパス35RDを買ったが、愛でる用だ。デジカメのキヤノン パワーショットG9 X MarkIIもあるが、メインはiPhone。

枯れてきたのか

 女性を性的な目でしか見られなかったのだが、最近そうでもなくなってきた。NewJeansは音から入ってダンスパフォーマンスに魅せられて、結局見た目も好きになったのだけど、性的な目で見てはいない。肌が出てればどきどきしたりはするが、基本的にみんなかわいく尊い。
 あと関西ローカル番組『news おかえり』のお天気コーナーに出ている三好莉央さんがもうかわいくて、顔も声もかわいいが、たたずまいがかわいくてかわいくて、それで十分。
 59歳にして枯れてきたんだろうか。

ゼルダの伝説 知恵のかりもの

Zelda
 前情報は見ないで、終わったところの確認に攻略サイトを見てる。今のところ、わからない、倒せないということはなかった。でも攻略サイト見ると、全然違うやり方で楽にクリアしてたりする。トランポリンはよく使うものらしいが、全然使ってない。いろいろやり方がある。
 もうちょっと歯ごたえあってもいい気がするが、難易度低いぶんサクサク進められて気持ちいいというのはある。ゼルダBotWほど苦労せず、気軽に楽しめる。音楽もいい。

マイクロフォーサーズ

OM-1
 カメラのニュースはだいたいフルサイズの話題。昔PC98が主流だった頃、パソコンのニュースといえば98で、Macユーザーは肩身が狭かったのに似ている。
 ニュース見てるとサイバーだしナイスだしジョリーグッドな(©スタパさん)カメラや、どんどん改良されるレンズの新製品が出てくる。羨ましい。が、高くて買えない。そしてデカい。
 OM-1ユーザーだけども、これでよかったなと思う。分相応。システムが小さくハンドリングが楽。フラッグシップとF2.8標準ズームが、買える値段で手軽に持ち運べる大きさ。マイクロフォーサーズはボケないが、スナップ用途だと被写界深度が稼げてかえっていい。そんで1型コンデジとは格段に違う画質と操作性が得られる。いいカメラだと思う。

ファンと推し

 昔はスターがいてファンがいた。スターは手の届かないところで輝く星。
 対して推しは主体が自分にある。俺が私が推している。
 前に書いたことあるけど「元気もらいました」は「私の役に立ちました」で、素晴らしい才能や存在を、私の損得というビンボ臭いとこに落してる。推しってこれに似たとこがある。
 推しって自分で使わないこともないけど、基本的に私はスターのファンですね。

iPad Air 13インチ

iPad Air
 今までタブレットを欲しいと思ったことがなかった。居間にソファとかないんで、落ち着く場所がデスクであり、デスクにはiMacがある。
 だがしかし。こないだアドビ フレスコが無料になってiPhoneにインストールしたんだけど、小さな画面ではどうにもならない。iPadならデカいしApple Pencilも使える。長いこと絵を描いてないが、iPadがあればまた落書きが楽しめるのではないか。そのためのものとしてはずいぶん高いが、こないだiPhoneも買い替えたし、もうヤケだ。それにしてもカバー高いな。風呂のフタが1万7800円ってどういうことだ。
 マンガ読むのに使えるが、見開きは字が小さくて老眼にはきつく、多用するマンガには向かない。
 キーボードはiMacのが余ってるから流用した。iOSのIMで文章打つ気にならないのでATOKを入れたが、外部キーボードでは使えなかった。やっぱりiPadで文章は無理ということか。
 肝心のお絵描きだがフレスコが多機能で驚いた。これは遊べそうだ。

カメラマーケティングの謎

 フジが、縦位置が標準のデジカメを出すという噂がある。
 ペンタックス17がハーフを採用した理由のひとつは、スマホユーザーに馴染みのある縦画面だから。
 キヤノンPowerShot V10は横位置だがボディーを縦長にした。そのせいで液晶が小さくなっている。
 LUMIX S9は横位置で横型の普通のカメラだが、TikTokユーザーをターゲットにしたと言っており、「フィルムはもういらないかも」という広告も打っている。
 これらの戦略って当たってるんだろうか。スマホがあればカメラはいらないという風潮に、カメラメーカーがなんとかしなきゃと思っているのはわかるが、届いてるんだろうか。
 「今の子なんでも縦なんすよ」ってちょっとバカにしてないか。
 ペンタックス17は売れてるそうだが、初心者とか上級者とかの区分じゃなく、買ってるのはマニアじゃないのか。写ルンですで撮ってるユーザーが9万円近くも出せるもんだろうか。
 LUMIX S9は小型軽量が売りで、ならなぜm4/3にしなかったかというと、m4/3の良さはカメラをわかってる人向けで初心者向けではないからだという。それはそうかもしれない。けどコンパクトなぶん暗いズームをセットにしたんじゃ、ボケないし暗所にも弱いし、フルサイズである理由がなくなる。とんちきだ。
 俺みたいなマーケティング知らない人間がとやかく言うことではないと思うが、どうもこういうすり寄りは気持ち悪い。うまくいってるなら教えてほしい。