事前リークもなく突然シグマBFが発表になった。見たことないカメラ。思い切ったことをやる。流行りのレトロデザインが嫌いで、いろんなもののインターフェースに興味があるのでこれはいい。EVFと手ブレ補正がないので購入対象にはならないが、こういうカメラが出てきたことはうれしく思う。どんな使い心地か試してみたい。
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ライカQ3 43
相変わらずnoteを更新している。ライカQ3 43が欲しくなって、注文して、買って、使い始めて、OM-1と比べて、現在5エントリー書いた。大きな買い物なので、こっちにもちょっと書いておく。
支払いのとき手が震えたが、これから100万円を提げて歩くのだから凄い。よくよく考えたらOM-1+17/1.2でも30万以上するものを持ち歩いてたわけで、なんか麻痺してる。街角コーディネイトチェックで、服はユニクロ時計はカシオだが、カメラでどんと値段が跳ね上がる。
半分はブランド料だと思うけど、高いだけあって写りが凄く良く、惚れ惚れしてしまう。ほかのフルサイズは知らないが、OM-1とこんなにも違うとは思わなかった。大変満足だ。
趣味の話がしたい
noteに連続投稿した。これ。
このブログにもう書いたこともnoteでは初投稿になる。ほかの人の投稿に触発されてまた書くことを思い付く。もっと書きたい、読みたいがひと段落してしまった。
昔は雑誌が趣味を同じくする人の場だった。趣味に関わる時間を延ばしてくれるものだった。カメラ雑誌も釣り雑誌も買ってた。でも雑誌は基本買い物ガイドだから、自分の欲しいものを買い終わったり、買い物する経済的余裕がなくなったりすると楽しくなくなる。買ってからどう楽しむかが弱い。
ブログでも動画でもSNSでもいい。もっと趣味の話をしようぜ。
エモい画質
フィルムの画質がエモいという。プロ用のデジカメが出てきたのは2000年代の初頭で、それ以前の印刷物にはフィルムが使われていた。その頃の印刷物の写真はエモいだろうか。
カメラを趣味にしたのが1998年、デジカメに移行してフィルムを使わなくなるのがその10年後だった。その間、ニコンCOOLSCANというフィルムスキャナを使っていた。粒状性を軽減する機能と、各種フィルムごとのプロファイルを持ち、1枚ずつ最適化してスキャンできたので、高画質だった。当時の写真データを見ても別にエモくない。今のデジカメのデータと比べるとトーンが違うが、プロ用のスキャナならさらにきれいにスキャンできたので、印刷物の写真がエモいわけはないのだ。
一方今はプロフォトDVDというサービスを使ってデジタル化している。COOLSCANより画質が悪い。ざらつきも大きいし、1枚ずつ最適化してるわけじゃない。これは見る人が見ればエモいのではないか。ちょっとおもしろいとは思うが、ありがたくない。癖なくきれいにスキャンできてる方がいい。上の写真はフィルムで撮ったものだ。一眼レフだからそれなりにきれいではあるが、コントラストが強すぎて、明るい部分はディテールが飛ぶし、暗い部分は潰れている。カラーバランスもおかしい。どうすかね。エモいですかね。
フィルムカメラがメインだった頃もコンパクトデジカメは使っていた。今でいうオールドコンデジだ。流行ってると聞いてヤフオクとかでちょっと探しだしたけど、昔のデジカメで撮った画像見ても、画質が悪くて腹が立つだけでエモいと思わなかったのでやめた。
NewJeansはMVのなかでエモい画質をうまく使ってる。20年くらい前って彼女たちが生まれる前とかで、そこにノスタルジーがある。一方おっさんの俺は20年前って懐かしい過去ではない。21世紀は最近だと思っている。その違いなのか。
スマホのカメラで十分か
前使ってたのはiPhone XR。画質に不満があっても、6年前の廉価版だしなと思っていた。そんでiPhone 16に買い替えてどうなのか。色味は良くなったが、等倍で見たときのディティールはむしろ悪くなってるような。まあ等倍では見ないんだけど、縮小してもなんか変にパキッとしてる。彩度が高いわけじゃないが渋みがない。昔デジカメの悪口に「塗り絵」ってあったの思い出した。塗り絵っぽいんだよね。きれいっちゃきれいだけどリアルじゃない。
よくスマホで十分、デジカメいらないっていうけど、コンデジのPowerShot G9 X Mark IIと全然違う。ミラーレスとは当然違う。もちろんスマホはわざわざ持って行かなくてもいいし、そのままネットに上げられて便利だからよく使うんだけど、iPhone買い替えてみてやっぱり十分ではないと思った。
さて、上の写真どう思いますか。なにで撮った写真でしょう。
コンパクトカメラ
高校のときバイトして買った初めてのカメラがオリンパスXA2。当時、カメラを日常持ち歩くということはなかった。学校に持ってきてるのは写真部だけ。だが、このカメラは画期的に小さかったので日常を撮ることができた。ケースのいらないカプセルカメラで、ゾーンフォーカスのプログラムAEだったから、出す→開く→シャッターを切るで速写できた。このカメラにについては話すと長くなるのでこの辺にしとく。
のちにオートフォーカスの時代がやってくる。キヤノンオートボーイで友達が撮った写真を見ると、とてもよく写っている。もっと小さくなってAFのXAみたいなのが出れば買おうと思っていた。
それで出たのがオリンパスμ。非常に美しい曲線でできていた。が、しかし。XA同様レンズバリアが付いているが、軽量化のためヤワで、XAの様に密閉されずポケットの中で開いてしまうことがある。ケースが必要だ。そして内蔵ストロボを積極的に発光させるので、それがイヤなら小さいボタンを爪で押していちいちオフにしなければならない。したがって、ケースを取り出す→ケースから出す→ケースをしまう→開く→ストロボをオフにする→シャッターを切ると面倒くさいことになる。
さらに写りがよくなかった。3枚構成のレンズで中心だけがきりきりとシャープで、周辺は甘い。XA2より冷色寄りなのも好みじゃない。当時はカメラの知識がなかったので知らなかったが、初期のオートボーイの写りがよかったのは、AF以前にいいレンズを使っていたからだった。μは小型化・低価格化のため写りが犠牲になっていた。
μは気に入らないが、かといってXA2に戻るのもなんとなくイヤだ。あまり写真を撮らなくなった。
また撮り出すのはデジカメが出てから。初代サイバーショットDSC-F1を買った。デジタルガジェットとしておもしろかった。その後2年に1台のペースで買い替えることになる。
デジカメのカタログをもらってくると、デジタルの部分はわかっても、カメラ部分のスペックがわからない。今後デジカメはどんどん便利になっていくだろうが、絞りやらシャッタースピードやら、基本の部分を知らないままでいるのは気持ち悪い。それで古い世代のカメラに興味を持ち、中古で漁るようになった。最初に買ったのはコニカC35FD。コンパクトカメラの先駆けと言えるシリーズのデラックス版、シャッター優先AEで露出が選べ、38/1.8の大口径レンズが付いている。
中古カメラは安いので、エアガンを買う感覚でいくつか買った。AFのコンパクトカメラも新古で買った。
フジ カルディア・トラベルミニ・デュアルPは田中長徳が仕事で使ったと言ったので一部で注目された機種。28ミリと45ミリの絶妙な2焦点カメラだった。
キヤノン オートボーイF-XLはストロボのオンオフがダイヤル式で切ったままにしておけるのがよかった。前述したとおりフィルムコンパクトはストロボ自動発光がデフォルトで、しかも色被りや手ブレを防ぐため積極的に発光するようになっていたので、いちいちオフにするのが面倒くさかったのだ。
ミラーレス一眼を買ったあと、フィルムカメラは一旦すべて処分した。その後オリンパス35RDを買ったが、愛でる用だ。デジカメのキヤノン パワーショットG9 X MarkIIもあるが、メインはiPhone。
マイクロフォーサーズ
カメラのニュースはだいたいフルサイズの話題。昔PC98が主流だった頃、パソコンのニュースといえば98で、Macユーザーは肩身が狭かったのに似ている。
ニュース見てるとサイバーだしナイスだしジョリーグッドな(©スタパさん)カメラや、どんどん改良されるレンズの新製品が出てくる。羨ましい。が、高くて買えない。そしてデカい。
OM-1ユーザーだけども、これでよかったなと思う。分相応。システムが小さくハンドリングが楽。フラッグシップとF2.8標準ズームが、買える値段で手軽に持ち運べる大きさ。マイクロフォーサーズはボケないが、スナップ用途だと被写界深度が稼げてかえっていい。そんで1型コンデジとは格段に違う画質と操作性が得られる。いいカメラだと思う。