なんか昔はB’zダサいって言ってたくせになんで紅白で盛り上がってんだよ問題が浮かんでるらしいが、B’zは昔からダサいし今もダサい。ただ、ヒット曲に関しては時を経て誰もが知ってる「みんなの歌」になっていて、やれば盛り上がるようになった。それだけのことだ。『マツケンサンバII』に対してダサいかダサくないか誰も問題にしないのと似ている。そもそもダサくてもかまわない。
去年NewJeansのハニがTUBEの『シーズン・イン・ザ・サン』をカバーした。TUBEなんて全然聴かないのに、ああ、この歌俺も歌えるわ、俺の知ってる歌ハニが歌ってるわとうれしかった。そういうもんだ。
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ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!
ニャンちゅうが、宇宙人のミライやベラボラたちと一緒に、地球や宇宙の魅力を発信! 月の放送カーから、全宇宙にむけて楽しく放送チュー!
ということで、これもマザーシップコネクションに加えてもらえないか。宇宙から見ればワンネイション。月から「地球はおもしろい いろいろだね」って歌っててちょっと涙がにじんだ。このページから「うた ちきゅう」をクリックして、左下のスピーカーアイコンで音を出して、見てほしい。
マザーシップ・コネクション:ラスト・エンジェル・オブ・ヒストリー
1995年イギリス制作のドキュメンタリー。DVDが出たのは2006年で、当時気になっていたもののスルーしてしまい、今ごろ欲しくなって中古で買った。
黒人音楽と宇宙の関係について考察している。序盤、キーになる人物として、ジョージ・クリントン、サン・ラ、リー・ペリーの3人が挙げられるが、インタビューがあるのはジョージ・クリントンのみ。サン・ラはこの時点で亡くなってるけど。
ジョージ・クリントンはスター・トレックのファンで、マザーシップコネクションの構想はそこから得たそうだ。あとマジな話として、人類の起源は宇宙にあり、やがて宇宙に帰ると言っている。
作品内で〝アフロフューチャリズム〟という言葉が使われる。未来に繋ぐ音楽だと。典型的なのがデトロイトテクノ。ホワン・アトキンス、デリック・メイのインタビューもある。’95年と言えばWindows95の年であり、コンピューターテクノロジーへの期待が感じられる。
インタビューがメインなので、映像のおもしろみはあまりない。定価で買ってたら後悔したかも。
2024
去年の大晦日に紅白でNewJeansを見て、おもしろそうだなとSpotifyで聴きだしてどんどんはまっていき、すっかりNewJeansおじさんに。『Supernatural』は6月21日のリリース以来340回以上聴いてる。
7月20日にハイパーヨーヨーアクセル発売。座ったままでも遊べるという変わったもので、小学生の頃コカ・コーラのヨーヨー触って以来だけども、ちょいと買ってみればこれが大はまり。普通のヨーヨーはどうなってるのか、ルーピングって? バインドって? とやってるうちに11個買った。凄く単純なのに、できることは奥深い。やってみればわかるがヨーヨーはスポーツで、狭い部屋でスポーツができるのがいい。
今年は6日間しか働かなかった。全然仕事が見つからない。体調が悪かったのもある。3月で60歳になるので、シルバー雇用がある。それまでのんびりするかと思っている。貯金がピンチだけど。
スプラトゥーン3 グランドフェスティバル
スプラトゥーンにおけるフェスとは、野外音楽フェスを模したものだ。2日に渡っていつもの街が祭の装いをし、ナビゲーター的なキャラが歌い踊る。この間、基本ルールのナワバリマッチしか遊べなくなる。俺はナワバリマッチが好きじゃないので、一定数プレイするともらえるアイテム目当てにしょうがなく参加する感じだった。
今回グランドフェスが大規模に行われたのだが、これまでと違って非常に凝ったものだった。会場が新設され、大量の観客が配置された。観客たちはちゃんと曲に合わせて動く。自キャラモーションも追加され、手を振ったり歓声を上げたりできる。3つのステージを3組のアーティストがパフォーマンスして回り、ライブ用にアレンジされたスプラ1、2の曲は懐メロとして響く。感動もの。
これ、運営のイカ研としてはやらなくてもよかった。いつもどおりのフェスをやっててもよかった。それが普通。でも普通じゃないことやっちゃった。大サービスですよ。サントラ買うよ。一生イカ研についていくよ。
カバーとオリジナル
NewJeansが日本の曲をカバーしている。一番話題になったのがハニの『青い珊瑚礁』。期間限定公開公式YouTube。松田聖子の歌だけど、これだけ話題になるとハニの歌にもなる。昔の歌が今の歌になった。かつてのリスナーや新たなリスナーにとって私の歌であり、みんなの歌になる。素晴らしいことだと思う。昔はスタンダードナンバーがあって、いろんな人が同じ曲をやってた。いい曲はみんなで何度もやればいい。
オリジナルが新しく生まれることもいいことだけど、それはアーティストの「私の曲」で、閉じた自意識がくっついてる場合がある。自意識に共感するかたちでリスナーがつき、なにか宗教めく場合もある。
・突如現れた「ブラジリアンミク」さんと、世界中のミクさんまとめ
ブラジルの初音ミクが話題で、これまた素晴らしい。ミクというオープンな存在が世界で共有されている。楽しい。
オヤピの思い出
昔、茨木にオヤユビピアノというレンタルレコード屋があった。茨木は大阪郊外の住宅地だが、そんなところでマニアックな品揃えをしていて、ニューウェイブが豊富にあった。ありがたかった。俺は大阪のデザイン専門学校に通っていて、定期券でオヤピに行けた。学校帰りに借りていたレコードを返して、また借りて、その日のうちに録音して、返しに行って、また借りて、みたいな。デザインケースにいつもレコードが入っていた。
店員はカラス族のお姉さん。ニューウェイブの新譜が出ると「いるでしょ?」って言って頼んでないのに袋に入れてくれたりした。一度レコードを電車に忘れてなくしたことがある。弁償はしたのだが、店員さんの私物をなくしたように感じ、凄く申し訳ない気分がした。
FMでヒップホップの特集があって、なんとなく録音したのが気に入って、それも聴くようになった。ニューウェイブはみんなジャケットのデザインもおしゃれだったのに、オールドスクールヒップホップのジャケはスーツに金ピカみたいな趣味の悪いもので、レジに持って行くのが恥ずかしかった。
写真はオヤピのあったショッピングセンター。建物はあるがすっかり寂れている。再開発待ち。ここの地下は、なか卯発祥の地で、店はとっくにないが看板が残っている。