ゴジラ-1.0

 トレーラーを観た感想が、「絵がキマリ過ぎてて、なんかのパロディみたいだな」だったので期待薄でありつつ、国産ゴジラはやっぱり観たいし、観るなら大きい方がいいしで劇場へ。
 観てみると案外違和感は少なかった。ただ、ここで描かれている戦後日本の情景と心情はリアルに思えなかった。パラレルワールドの日本。主人公のキャラはわかったが感情移入はできない。特撮は良かった。ゴジラ討伐の方策がヤシオリ作戦よりまともだった。全体に、まあまあ。

シン・仮面ライダー

 え? これ仮面ライダーっすか? 成り立ち・テイストが俺の知ってる仮面ライダーと違うんですけど。っていうかライダーをライダーたらしめているものがない感じ。もちろんライダー大好きな庵野監督が愛とこだわりを持って作ったこれこそが仮面ライダーなんだろうけど、なんか平行世界のライダー見てる感じだったよ。
 おもしろいかっていうとおもしろかった。各怪人がどういうふうに悪なのか、うまいこと表現されてた。ラスボスのそれがエヴァのあれだったのはどうかと思うけど。あとセリフ多過ぎ。
 
*追記
 どこに違和感があったのか考えた。
 ライダーというのは、ベルトによって、変身して、不思議な力(設定はあるんだけど)で戦うものだ。
 けど、シン・仮面ライダーは違う。ライダースーツ着っぱなし。着っぱなしだから臭くなるという。ライダースーツは不思議な力によるものではなく、機能する部品だった。
 違和感の正体に気付いて、よく考えてみると、そもそも初期のライダーというのは今と違うのではないか。ライダーはリアルタイムで観てたが、なんせ小1のときに始まっている。全然覚えてない。で、YouTubeで1・2話を観てみた。すると変身という概念はあるが、人間の姿のときも怪力だったりする。改造人間だから。変身後のスーツが臭まったりはしないと思うが。シン・仮面ライダーは初期ライダーをベースに、さらに今のライダーから離れたので「違う」と感じたのだ。
 俺同様、初期ライダーを覚えてない、あるいは観てない人も多いはずで、違和感があった人もいるんじゃないか。
 そういうものとして受け入れて楽しんだ人が多いようだが。

シン・ウルトラマン

 没入できなかった。あれこれてんこ盛りで楽しかったのだが、反面、詰め込みすぎなのか、あらすじを見せられてるような。
 プロモにも使われてたセリフ「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン」。そうなった過程がちゃんと描かれていない。ふくらみがない。
 あとトレイラーを見た感じでは、銀色の巨人、ウルトラマンの異様さが強い印象を持っていたのだけど、映画を観てみるとそれほどでもなかった。
 オリジナルをリスペクトしたリメイクとしては悪くなかったが、1本の映画としてはイマイチな感じ。

シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇

 なんかあっけに取られて観てました。まさか村の生活が描かれるとは思ってなかったし、ゲンドウの心情が語られるとも思わなかったし、急浮上するマリの役割も意外だったし、8+9+…とか言われてもわかんないしオップファータイプって何? そんでもって、こんなにきれいに終わるとは。
 2回観たけど、まだぽかーんとしてるとこあって、ちゃんと感想書けないすね。ただ、エヴァってやっぱり自分にとって大きな作品だということがよくわかったというか、今作をもってそうなったというかで、ちゃんとお金払っていきたいと思った。取りあえず旧作のBDボックス買うた。新劇4作ボックス出るならそれも買う。

好きなもの

好きな食べもの

ゴーヤーチャンプルー
カオマンガイ
チキンサグカレー
コシーニャ(ブラジルのコロッケ)
なすの生姜醤油炒め
ピータン
サザエの壺焼き
サッポロ一番塩ラーメン
大多摩ハムのベーコン
シャウエッセン
 

好きな飲みもの

ビール
 

好きな飲食店

江ぐち・みたか
ぎょうざの満州
 

好きな色

黄緑(C20 M5 Y90)
 

好きな音楽

『Chega de Saudade』João Gilberto
『泰安洋行』細野晴臣
『Encontro Com A Velha Guarda (すばらしきサンバの仲間たち)』V.A.
『Yellow Magic Orchestra』YMO
『Cupid & Psyche 85』Scritti Politti
『Mercy』Sandii
『Prize』Arto Lindsay
『First Love』宇多田ヒカル
『逆上がりの国』湯川潮音
『Lux』Brian Eno
 

好きなマンガ

『マッドメン』諸星大二郎
『AKIRA』大友克洋
『GOD SAVE THE すげこまくん!』永野のりこ
『スクラップ学園』吾妻ひでお
『ラブリン・モンロー』ジョージ秋山
『かむろば村へ』いがらしみきお
『地獄先生ぬ〜べ〜』真倉翔・岡野剛
『江豆町』小田扉
『ベロベーマン』谷岡ヤスジ
『いけない!ルナ先生』上村純子
 

好きなゲーム

ギャプラス
ゼビウス
ファンタジーゾーン
ドラゴンクエストIII
ウィザードリィ
ファイティング・バイパーズ
ワイプアウトXL
デ・ラ・ジェットセットラジオ
機動戦士ガンダム MS戦線0079
スプラトゥーン
 

好きな映画

タクシードライバー
ブラックホーク・ダウン
マックス・ヘッドルーム
仁義なき戦い
シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇
バーバレラ
キャンディ
ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒
レオン
シベールの日曜日
 

好きなオモチャ

ナーフ(特にストロングアームとリーコン Mk III)
EXTENDED MOBILE SUIT IN ACTION!! ザクII
 

好きな仮面ライダー

響鬼
 

好きなスーパー戦隊

特命戦隊ゴーバスターズ
 

好きなプリキュア

ハートキャッチプリキュア!
 

好きなカメラメーカー

オリンパス
 

好きな写真

https://zumbi.tumblr.com

ゴジラ全部観た

 アマゾンプライムビデオにゴジラが来たんで、観られないアニメ以外は年代順に全部観た。
 ウィキペディアにゴジラ映画作品の一覧がある。
 おもしろいと思ったのは以下のタイトル。

 昭和ゴジラって途中からなんでやたらに石投げますかね。かっこ悪いし、効くとは思えないし、放射能火炎があるのに。ヘドラは言わずと知れた異色作。『メカゴジラの逆襲』はストーリーがなかなか。前作を見てなくても大丈夫。
 ゴジラ’84はウィキペディアだと平成VSシリーズに入れられてるけど、昭和の単独の作品。変でいい。
 平成VSシリーズは、悪くないけどよくもないという感じ。なんか子供だましくさい安っぽさがある。小高恵美の存在は大きい。ガメラでも藤谷文子が、ガメラと心を通じ合う少女として出てくる。これは少々オタクっぽいというか、いかにも男ウケの設定なんだけども、小高恵美の場合は単に小高恵美の側がゴジラに感情移入してるだけで絆はなく、ドライなのがいい。
 ミレニアムシリーズ1、2作目はストーリーがひどい。3作目『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』は宇宙怪獣のはずのキングギドラが護国聖獣になってることに違和感があるものの、平成ガメラ三部作の金子監督が手がけているだけあってしっかりできてる。ワンパターンではあるが。4、5作目はゴジラより機龍(メカゴジラ)が主人公になっちゃってるのがアレ。FINAL WARSはとにかくセンス悪くてむちゃくちゃなので、頭のネジを数本外して観ればそれなりかも。盛りだくさんにしようとした姿勢は評価できる。
 エメゴジはゴジラとは別物と思って観ても退屈だった。ギャレゴジはレンタルDVDで観たとき戦闘シーンが真っ暗で話にならなかったが、アマゾンだとモニターが違うからか一応観れた。でもつまらんものはつまらん。KOMはなんだかんだ言ったけど、期待が大きすぎたんだろう。当然アマゾンにはまだないが。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

 ツイッターで、うろ覚えなんだけど、評論家筋から「人間ドラマが薄い」という評が出ていて、それをむしろ肯定的に捕らえるツイートがあったんですね。俺としても怪獣映画に人間ドラマはいらないから、これはひょっとするとおもしろいかもしれんなと思いまして、トレーラー見てみると良さげだったんですよ。さらに、実際公開されてみると評判がよく、これは行かねばなのかなあと思っていたところ、お誘いがあり、劇場へ。
 そしたら確かにストーリーが薄っぺら。それはいいけど薄っぺらい人間ドラマの尺は長いんですよね。もっと怪獣が暴れ回る姿をたくさん映してくれると思ってた。アレですかね。家族愛とか入れなきゃダメなんですかねアメリカ映画は。
 絵はきれいなんですよ。怪獣が美しく撮れてる。非常にすばらしい。けどそのシーンのいいとこはトレーラーで見ちゃってると。
 ゴジラやモスラの登場シーンで伊福部昭の音楽がアレンジされてるとはいえかかったり、キングギドラが当初「モンスター・ゼロ」と呼ばれてたり、例の必殺兵器が出てきたり、往年のゴジラファンをくすぐる要素もあった。
 でもなあ。もっと怪獣暴れてほしかったなあ。ストーリーがアクションをスポイルしてたなあ。世界中が大パニックになる映画なんだけど、パニックの様子はあまり映されず、なんか7人くらいで細々やってるような……。とまあ、全体としては「普通」でした。