■マンガ喫茶で『わにとかげぎす』3巻を読んだ。モロだな思った。ヒミズは物語だったが、これは剥き出し。コミュニケーションがうまくいかない人間がどうなるか、ただの思考実験。
モロだと思うのは俺の側の問題かもしれん。俺はヒミズの主人公にもシガテラの主人公にもあんまり似てないが、わにとかげぎすの主人公とはモロにかぶる。
3作とも、うんこをわざわざ皿に載せて、箸とかで割って見せて、「な? 汚いでしょ?」と見せつける感じで、こういうリアリティーのあり方はどうなんだ。それについては水に流しといていいんじゃないか。
まあでも、この人は皿に載せずにいられないんだろう。それはしょうがない。しょうがないけど、あんまり評価したくはない。ないけど皿の上で割られて観察されているうんこが、自分のうんこかもしれないとなると、どうにも読まずにいられないと言うか、自分のうんこの匂いは嗅いでしまいがち。やっぱりタチが悪い。
あとケンイチの最新刊。美羽さん、いい。
ヒロインが気になって、結界師をちょっと読んでみた。こういうキャラか。いいな。でもこの種のマンガはちょっと読むのつらい。おっさんだから。
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もろもろ
■外に出るとアリマキにたかられる。昨日は4種類20匹くらい服に付いてた。
■浅尾美和にはあんまり興味がなかったんだけど、あの水着っぷりは凄いなと思った。グラビアの衣装じゃない。本当に水着だ。スポーツウェアではあるけれど、水辺で着る、あの水着。水着以外の何物でもない。体型は並。グラビア基準で言えば大したことない。それがまたリアル。水着のプロなのに、素人モノのテイスト。水着姿らしい水着姿。過不足がない。
ビーチバレーには、水着が大きすぎてはいけないという規定があるそうで、建前のあり方が妙だ。こういう正直さがあるんなら、こっちも素直に楽しめる。
■大橋未歩は最近調子に乗ってる感じで、これも楽しみやすくて良い。二の腕が豊満になったのも大変良い。
■ゲキレンジャー、いいですな。悪役側にもヒーロー側と同等のウェイトで話があって、同時進行する感じが新鮮。平田さんのメレ様が魅力的。ドロンジョ様っぽい。ロボ戦の実況中継もタイムボカンを思わせる。
電王は積極的に見続ける理由がない感じ。「ちょっといい話」をやろうとして滑ってるのもなんだか。
■スピリッツでやってる柏木ハルコ『地平線でダンス』、毎回、次の展開が予測できない。おもろいです。
掃除当番
■武富健治『掃除当番』読んだ。
あとがきが最高。もちろんマンガ自体も面白い。けど、拙い部分もあるし、もやもやした読後感が残る。それが、あとがきを読めばスカッと解消。作者の意図するところを知って作品への理解が深まるからじゃない。「ああ、こういう人が、こう考えて描いてたのか。だからこんなマンガなのか」と腑に落ちる。
前半4本は、大雑把には『鈴木先生』と同じ路線で、主人公が学生。読みながら「こういうマンガってありそうでなかったよな」と思う。絵柄が違えばあるかもしれない。これ、学生向けじゃないんだ。学生の機微を描いてるのに学生ウケしない表現。というよりハナから学生を直接のターゲットにしてない。じゃあ何なのか。もやもやが残る。
で、あとがき。
<略>約十年の間に発表した漫画作品の中でも、特に「本道」としてきた少女日常短編です。本道というのはつまり、「自らが得意とし」「他にはこれまであまり見られず」「にもかかわらず、是非とも存在した方がよい」と自ら強く思える作風ということです。
是非とも存在した方がよい、少女日常短編。納得しました!
それにしても絵柄と大げさな表情は、ぱっと見恐怖漫画。いや、この独特の緊張感とセーラー服の取り合わせは早見純だ。と思ったら、5本目の『優』が変態っぽい話で……。
『鈴木先生』は大人の主人公を据えたおかげで、この人の良い部分が咀嚼しやすくなってるんだなあと思った。
鈴木先生
■武富健治『鈴木先生』2巻。
小川蘇美、凄いな。欲望の対象として最強の存在。あずみ並み。あずみと違って、小川蘇美は大して何もしてない。ほぼ、欲してる男の熱意だけで小川蘇美は描かれてる。
関先生のセリフは、読んでて俺もギクッとなった。
少女の魅力は、定まらなさにある。外観も人格も定まってない。収まりどころがはっきりしていない。見る側としては、予想から外れる意外性に惹かれて、収まりどころのなさに幻想を持ち込む隙をを見る。極端に言えば、少女=不思議ちゃん。そんで「少女」は、あらかじめフィクション。
小川蘇美は大人っぽい優等生だから、安定して意外性は少ないはず。でも、優等生ゆえに、もともと浮き気味の存在だった、ってことになってる。「同年齢の男子に人気があるのは中村」と最初のエピソードにあるのが、関先生のセリフに繋がってくる。
解説でも言ってるけど、ヤケに表現が大げさで昔のマンガみたいだったり、1巻の段階じゃ「この人、天然か」と思ったが、2巻になると緻密さがわかってきて、もう凄いマンガとしか感じない。天然は天然かもしれんが、そんなのどっちでもいいっていうか、むしろそれ込みで凄い。
■童謡オムニバス『家宝 〜歌のお子様ランチ〜』をブックオフで購入。500円。ピンポンパン体操、十分以上に覚えてるのに、改めて聴くと脱力具合が凄い。なんだこの曲。おかしくてしょうがない。
とんねるずとかいらんし、ポンキッキのベストと曲がかぶったんで、俺的には少々アレだが、なかなか良いコンピだと思った。
ともおと、さえがマイミクになった
■mixi内特設ページ。1000人までしか登録できないから、どうすんだろうと思ってたけど、あんまり増えないね。まあ、あんまりアレではあるけど。
ヴィンランド・サガ
■幸村 誠『ヴィンランド・サガ 』4巻。
1、2巻の段階では、プラネテスのあとに妙なの始めたな、地味だな、と思ってたけど、これ、やっぱり面白いな。猛烈に面白い。
■DVDレコーダーがいよいよダメだ。ソニーのRDR-VD60という機種で、価格.comのクチコミによると、中身はシャープ製らしい。VHS+DVD、HDはナシ。
レコーダー機能はとうにダメになっていて、録画はVHSでやってる。DVDはプレイヤーとしてだけ使ってたが、それもおかしくなってきた。認識できないDVDが増えた。認識するにしても時間が異様にかかる。
この機種は故障以前にとにかくバカで、修理に金使うのもバカバカしい。価格.comの評価もボロボロ。普及機だからそれなりの品なのは当然としてもひどい。開発者を家に呼んで「ここは、なんでこうなってるの? ここは?」と、いちいち問い詰めたい。謝るしかない開発者が「すいません」と言うたび、アタマをポカッとしてやりたい。今後シャープ製品は避けるし、こんなのに自分ちのロゴ付けたソニー製品の購入も考えたい。
松下はもともと嫌いなメーカーで、できるだけ避けるようにしてたんだが、デジカメ(FX7)と電話機を買った。どっちも充電器の接触がおかしい。
実際使ってみれば1週間でダメだとわかるものを、よく平気で売るよなあ。大手メーカーが。昔からこんなだっけ? このメーカーなら何買っても大丈夫、ってのがあんまりないんですけど。
リストマニア
■アイドルDVDは情報が少ないんで、今まで見たののレビューをアマゾンでまとめてみた。ここ。
アート・リンゼイのディスコグラフィーみたいなのも前に作った。これ。
リストマニアってアフィリエイトタグ埋められればいいのにな。インスタントストアは使う気しないし売れる気しないし花を生ける花瓶もないし。
■寝て2時間くらいで目が覚めて、マンガ読んだりぼんやりしてたが寝られず。夜になってちょっと寝た。
『プー一族』ってどうなったんだろう。掲載誌なくなったのか? 青くて好きなんだが。大橋ツヨシ好きじゃない人にこそ読んでほしい。
『がきデカ』もちょっと読み返した。ジュンちゃんはやっぱりいいな。これ、今じゃ無理だろうな。小学生がタバコ吸ったり。劇画寄りの絵でタマキン丸出し。