■マンガ喫茶で『わにとかげぎす』3巻を読んだ。モロだな思った。ヒミズは物語だったが、これは剥き出し。コミュニケーションがうまくいかない人間がどうなるか、ただの思考実験。
モロだと思うのは俺の側の問題かもしれん。俺はヒミズの主人公にもシガテラの主人公にもあんまり似てないが、わにとかげぎすの主人公とはモロにかぶる。
3作とも、うんこをわざわざ皿に載せて、箸とかで割って見せて、「な? 汚いでしょ?」と見せつける感じで、こういうリアリティーのあり方はどうなんだ。それについては水に流しといていいんじゃないか。
まあでも、この人は皿に載せずにいられないんだろう。それはしょうがない。しょうがないけど、あんまり評価したくはない。ないけど皿の上で割られて観察されているうんこが、自分のうんこかもしれないとなると、どうにも読まずにいられないと言うか、自分のうんこの匂いは嗅いでしまいがち。やっぱりタチが悪い。
あとケンイチの最新刊。美羽さん、いい。
ヒロインが気になって、結界師をちょっと読んでみた。こういうキャラか。いいな。でもこの種のマンガはちょっと読むのつらい。おっさんだから。