2010年、当時務めてた職場の影響で心療内科に通うようになった。務めていたのは1年ほどで、それから十数年経っているのにまだ薬を飲み続ける必要がある。一度病むと癒えない。
こないだ上司と口論になった。それ以来、上司のアタリがきつくなった。なにをしても怒られる。怒られるには理由があり、要するに俺が悪いのだが、理由はともかくなにをしても否定されるのはこたえる。一番言われるのが「要領が悪い」ということだが、これはすぐには直せない。
仕事をしていないときも焦燥感のようなものがある。そのうち腹を壊した。これはもう心因性だろう。
先週の月曜日、これを書いているのが金曜の夜なので2週間弱前、「1週間下痢が続くので病院行ってきます」と電話をして会社を休み、心療内科へ行った。事情を説明すると、じゃあ胃腸の薬を追加しましょうと言って、スルピリドという薬を出してくれた。検索してみると別名ドグマチール。聞いたことがある。名前からして向精神薬だ。もともとは胃薬として開発され、十二指腸潰瘍の治療にも使われるらしいから、胃腸の薬ではある。が、精神を落ち着かせて、腹具合を治すのが主目的だろう。処方された翌日は腹具合が良く、おお医学の勝利と思ったが、その翌日にはもとの下痢腹に戻り。
休んで病院に行ったことには、薬より大きい効果があった。なにか察したのだろう、上司のアタリが柔らかくなった。つまり、不調の原因がなくなったのだ。
なのに、腹具合はこの調子。一度病むと癒えない。
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通勤で出会うキャラクター2
前に書いたときと面子が代わり、残っているのはギリギリさんと優秀氏だけになってしまった。みんなどこへ行ってしまったんや。転職か引越をしたのだろうか。
・カルディ
駅へ向かう途中で出会う女性。カルディ風のトートバッグを持っていた(今は持っていない)。急いでいるとき断続的に小走りになる様子がセキレイを思わせる。
・大竹しのぶ
駅へ向かう途中すれ違う女性。遠目に見ると大竹しのぶに似ている。
・つるつる靴
駅のホームで一緒になる男性。つるつるの革靴を履いている。
・ハゲ時計
降りる駅で見かける男性。頭髪が薄く、カバンに時計をぶら下げている。と思ってたが、よく見たらコンパスだった。
・読書家
バス停で1番に並んでいる男性(俺は2番目)。いつも本を読んでおり、ハイペースで本が変わる。
・フルーツ
バス停にときどき来る男性。フルーツオブザルームのトートバッグを持っている。足が速く、駅からバス停に向かう間に追い越されるので、彼がいると3番目になる。
・ギリギリさん
前回から引き続きバス停で見かける女性。バスの時間ギリギリに来ていたが、最近は余裕をもって来るようになった。
・同じ服
バス停で見かける男性。夏の間もずっと同じシャツを着ていた。
・猫図鑑
バスで見かける女性。いろんな猫の種類を描いたトートバッグを持っている。ブックカバーも猫柄で、スニーカーはプーマ。
・プリケツ
同じバス停で降りる女性。プリケツ。
・優秀氏
職場最寄りのコンビニ店員。男性。相変わらず優秀。最近パーマをかけた。
通勤で出会うキャラクター
・歩きスマホ
スマホを見ながら蛍光色のスニーカーですたすたと、駅に向かう俺を追い抜いていく男性。
・タップダンサー
バス停で会う。バスを待っているあいだ、落ち着きなく足を動かす男性。
・老人
バス停で待っているあいだに通りがかる男性老人。少し左に傾いている。
・みつあみ
バス停で待っているあいだに黄緑色の自転車で通りがかる女子高生。みつあみ2本のときもあれば、1本のときもあり、横に流していたり、編まないでリボンで結んでいるだけのときや、まったく何もしていないこともあり。
・ギリギリさん
バスの時間ギリギリに来る女性。マスクで全貌はわからないがおそらく美人。
・青パンツ
同じバス停で降りる男性。青いズボンを履いている。
・弥七
バスを降りる時間は一定ではないにもかかわらず、降りた先で高確率で見かける風車を前面に付けた原付。
・優秀氏
毎朝立ち寄るコンビニの男性店員。1回「袋ください」「iDで」ってやったら、次から何も言わないでも袋出してiDに切り替えてくれてる。
・石塚
毎朝立ち寄るコンビニの男性店員。石塚英彦に似ている。それ以外は普通。
・ノースフェイス
退勤時に会う。ノースフェイスとかパタゴニアとかモンベルとかアウトドアブランドを身に付けている女性。背がかなり低い。
好きなもの
好きな食べもの
ゴーヤーチャンプルー
カオマンガイ
チキンサグカレー
なすの生姜醤油炒め
コシーニャ(ブラジルのコロッケ)
マカロニサラダ
ピータン
大多摩ハムのベーコン
魚介類全般
辛いもの全般
好きな飲食店
江ぐち・みたか
ぎょうざの満州
好きな色
黄緑(C20 M5 Y90)
好きな音楽
『Chega de Saudade』João Gilberto
『泰安洋行』細野晴臣
『Encontro Com A Velha Guarda (すばらしきサンバの仲間たち)』V.A.
『Yellow Magic Orchestra』YMO
『Cupid & Psyche 85』Scritti Politti
『Mercy』Sandii
『Prize』Arto Lindsay
『逆上がりの国』湯川潮音
『Lux』Brian Eno
『New Jeans』NewJeans
好きなマンガ
『マッドメン』諸星大二郎
『AKIRA』大友克洋
『GOD SAVE THE すげこまくん!』永野のりこ
『スクラップ学園』吾妻ひでお
『ラブリン・モンロー』ジョージ秋山
『健康で文化的な最低限度の生活』柏木ハルコ
『かむろば村へ』いがらしみきお
『地獄先生ぬ〜べ〜』真倉翔・岡野剛
『ベロベーマン』谷岡ヤスジ
『いけない!ルナ先生』上村純子
好きなゲーム
ギャプラス
ゼビウス
ファンタジーゾーン
ドラゴンクエストIII
ウィザードリィ
ファイティング・バイパーズ
ワイプアウトXL
デ・ラ・ジェットセットラジオ
機動戦士ガンダム MS戦線0079
スプラトゥーン
好きな映画
タクシードライバー
ブラックホーク・ダウン
マックス・ヘッドルーム
仁義なき戦い
シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇
バーバレラ
キャンディ
ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒
レオン
シベールの日曜日
好きなオモチャ
ヨーヨー
ナーフ
EXTENDED MOBILE SUIT IN ACTION!! ザクII
好きな仮面ライダー
響鬼
好きなスーパー戦隊
特命戦隊ゴーバスターズ
好きなプリキュア
キュアブロッサム
キュアリリアン
好きなカメラメーカー
オリンパス
好きな写真
都落ち、その後
現在、町工場に勤務している。試用期間の3ヵ月を終え、正式に社員となった。
’85年に二十歳で上京してエロ本のレイアウトを始めてから、ずっとグラフィックデザイナー、主にエディトリアルをやってきた。’00年にフリーになり、気ままな日々を送っていたが、’15年にメインの仕事がなくなり、廃業し、実家の大阪へ帰った。都落ちである。
このとき50歳だったので、もうデザイナーの仕事はないと思ってた。だったら、わかりやすく社会の役に立つ清掃とかやりたいと考えた。しかし清掃は清掃で難儀で、「女子トイレあり」とか書かれていると男は採らないし、そもそもフルタイムの仕事が少なかった。
そんでデザイン関係の仕事をみてみると、あることはある。そっち方面のキャリアは持っているので、活かせるもんは活かしたい。
ある会社に入った。広告関連の会社だ。これまでエディトリアルをやってきたけど、広告もやればできると思っていたら、全然できなかった。特に安い広告はフリー素材を使ってにぎやかしをやるのが普通だったが、こういうの凄い苦手。基本、シンプルなのが好きだし。まあ、言い訳だが。
この会社はもともとデザイン会社ではなく、あるもくろみによってデザイン部門を設置したものの、計画通りいってないという具合。デザイン部門はいつでも閉める気であった。それもあって次を探した。
もうデザインスキルを問われるのはしんどいので、DTPオペレータになることにした。派遣ならいくつか仕事先があった。ただ、派遣は安定しない。基本、短期だし、長期のはずでもいつ切られるかわからない。
数件の派遣先を回ったあと、今年。55歳となるとマジで仕事がない。紹介予定派遣とかエントリーしても、「若い人が欲しい」と言われて切られる。
そもそもDTPオペは給料が良くない。デザイナーと違ってセンスや才能は不要なんだけど、技術職ではある。アドビ他のソフトが使えて、ある程度の印刷知識も必要。なのに安い。
もう職種はなんでもいい。55歳を雇ってくれて最低限の給料をくれればいい。
ということで、あちこち受けて断れて、受け入れてもらえたのが今の会社。けっしていい給料ではないがDTPオペと同等ではある。
仕事内容にも不満はない。 DTPオペだって楽しくはなかった。ただ、今度のは外の仕事なので寒暖・雨など気候が影響するのと、手が汚れて爪の周辺など洗っても落ちないこと、土曜休みが隔週で祝日も潰れがちなことはしんどくはある。
以前DTPの仕事が見つからなかったときに倉庫で働いたことがある。これは最悪だった。みんな忙しいので何も教えてくれない。教えないけど、できろ、という職場だった。新人ウェルカムな雰囲気はまるでなく、皆冷たいか、そうでなければ変人だった。
今の職場は、皆いい人だ。仕事もやさしく教えてくれる。
80歳の人も働いている。働ける限りは働けるということだ。これまで主に国民年金で来た俺は、年金で食っていけない。職を失うと死だ。これで取りあえず80歳くらいまで延命されたことになる。
デザイン関係でやってきた俺には第2の人生だ。楽しくやっていけたらいいなと思う。
お客様は素人です
ローソンPBのデザインがこじゃれててわかりにくいと不評だ。俺も実際店頭で見てなんだこれと思った。「客の立場から」文句を言うのは全然いい。逆に絶賛したければしてもいい。
しかし我々はコンビニの運営に関わっていないし、デザイナーでもない。その道のプロではない。
プロはそれを成し遂げるノウハウを持っている。経験の蓄積がある。実際にメシを食っている。
そのプロに対して「作り手・送り手の立場から」文句を言うのはまるで意味がない。「あなたはこうすべきだった」とか、「わたしならこうする」とかだ。
立場を逆にして考えてみればいい。自分はなにか仕事をしている。その仕事をまったくしたことがない人からの、作り手の側に立ったアドバイスに、耳を傾ける気になるか。「じゃあ、お前がやってみろよ」で終わりだ。
今回のローソンに関して、仮に失敗だったとしても、マーケティングについて、ただの客の俺よりもローソンの人間の方がはるかに詳しいし、デザインに関しても俺より佐藤氏の方がはるかに詳しい。知識があるだけじゃなく、かたちにする力がある。どちらに関しても向こうがプロ、こちらは素人、当たり前だ。
作り手・送り手は、作り出し、送り出すための手段を知っている。しかし受け手ではない。受け手がどう捕らえるか、経験上ある程度予測がついても、完全にはわからない。受け手の立場に立って考えてるつもりでもバイアスがかかったり、自分の趣味が出てしまったりする。「客の立場から」の意見は貴重だ。だから雑誌にアンケートハガキが付いている。我々が言うべきことは、「作り手の立場に立った客観的な」意見なんかじゃなく、個々の受け手の意見だ。「俺は、客のひとりとして、こう受け止めた」ということだ。
これは何に対しても同じだ。
ヒトの行動原理
そういう些末なものもあるが、もっとその人の根本・人格に関わる行動原理が見えてしまうことがある。「あなたの行動原理はこんな風なんだよ」と本人に言えば、イヤな顔をされるだろう。的外れなことを言ってたら腹立つし、逆に心当たりがあれば、あればあるほど頭にくるだろう。どっちにしても言われたくない話だ。
見えてしまった俺は当然それを正解だと思っているのだが、本当にそうかはわからない。本人にも言えなし、言ったところで通じるかもわからないので確かめようはない。でも俺は正解だと思っている。
で、その行動原理どおりに相手が動くと、気味が悪く、なんともいえない気持ちになる。自覚なく、合理的でない動きをされるのが、俺は嫌いなのだ。
本人は合理的に動いてるつもりなのだが、俺から見たら違う。あなたには、こういうインプットに対して、こういうアウトプットを返すプログラムがあって、そのとおりに動いていて、それは必ずしも状況に対して合理的であるとは限らない。合理的でなく、かつ俺の意見と食い違うことがあっても、あなたは自分の行動原理に沿って、多くの場合「感情的に」自分の意見を押し通そうとするのだ。
というようなことをこちらとしては言いたいのだが、言われた方はなんのこっちゃまったくわからないだろう。だからさすがにそれは言えない。それで非常にイライラする。
と、書いてきて、おかしいのは俺の方じゃないかという気も膨らんできたんだけど、全然めちゃくちゃな話でもないとは思う。読んでる人には伝わらなかったかもしれないが、書いてちょっとすっきりした。いやまあ、今日ちょっとあったんですよ。ある人の行動パターンが明確に見えちゃってイライラすることが。
当然俺にも単純な行動原理があるはずで、それを指摘されたとき素直に受け止められるかどうかはわからないが、自分が散々それで悩まされてきてるので、いくらかは理解して修正できるんじゃないかと思う。