2010年、当時務めてた職場の影響で心療内科に通うようになった。務めていたのは1年ほどで、それから十数年経っているのにまだ薬を飲み続ける必要がある。一度病むと癒えない。
こないだ上司と口論になった。それ以来、上司のアタリがきつくなった。なにをしても怒られる。怒られるには理由があり、要するに俺が悪いのだが、理由はともかくなにをしても否定されるのはこたえる。一番言われるのが「要領が悪い」ということだが、これはすぐには直せない。
仕事をしていないときも焦燥感のようなものがある。そのうち腹を壊した。これはもう心因性だろう。
先週の月曜日、これを書いているのが金曜の夜なので2週間弱前、「1週間下痢が続くので病院行ってきます」と電話をして会社を休み、心療内科へ行った。事情を説明すると、じゃあ胃腸の薬を追加しましょうと言って、スルピリドという薬を出してくれた。検索してみると別名ドグマチール。聞いたことがある。名前からして向精神薬だ。もともとは胃薬として開発され、十二指腸潰瘍の治療にも使われるらしいから、胃腸の薬ではある。が、精神を落ち着かせて、腹具合を治すのが主目的だろう。処方された翌日は腹具合が良く、おお医学の勝利と思ったが、その翌日にはもとの下痢腹に戻り。
休んで病院に行ったことには、薬より大きい効果があった。なにか察したのだろう、上司のアタリが柔らかくなった。つまり、不調の原因がなくなったのだ。
なのに、腹具合はこの調子。一度病むと癒えない。