SF

■ごはん作りながら、放射性物質を流すために野菜を洗うなんてSFマンガみたいだなあと思った。
 だいたい原子力自体SFっぽい。未来的な超技術。
 「日本の原発は安全」って、鵜呑みにしてたわけじゃないけど、ある程度は信じてた。多くの人もそうで、だから原発を容認してたんだと思う。
 なんに関しても、知識がないなら自分の印象より専門家の話を信じる方が、正解に近付く確率は高い。専門家にもヘンな人はいるし、利害やイデオロギーでバイアスがかかっていたりするから、その分は差し引くとしても。
 チェルノブイリの頃テレビで、反原発の人が「100%安全か」と問うのに対し、原発の人は「100%というのはない。定量的な話をしましょう」とか言ってた。そりゃそうだわなと思った。
 100%はないので事故の可能性がある。可能性があるなら対処法も練られてると思ってた。
 そしたらあんた、煙が上がってるのになにが起きてるかわからない。水をかけられるものを掻き集めてきて様子見ながら冷やす。被爆覚悟で作業。まるっきり場当たり的じゃん。
 なにせこっちは専門知識がないもんで、核なんてものがある以上、ミサイル落ちたあとでも行動できる車両とか防護服とかSF的アイテムがあるもんだと思ってた。でも、そんなもんはなくて、原子力だけがSFだった。さらには対策さえまともに準備されてなかった。まあ「安全」なんだから対策もいらないってことかもしれんけど。
 原子力って実用の域に達してなかったんだなあと思った。だって今、コントロール不可能な怪物になってるじゃん。
 今回を教訓に安全対策が進むとは思うけど、どっちみちこれは無理でしょう。さらに想定外のことが起きるかもしれないし。今すぐ原発全部停めるのは無理にしても、他の方法にシフトしていかないと。
 
 あと「消費冷やすな、経済回せ」みたいなのよく見るし、短期的にはそうだと思うけど、今の消費生活維持するための原発だったんだし、目先の便利を取って危険から目を逸らした結果がこれなわけでしょう。根本的に消費やら経済やら見直す機会だと思うけどな。

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