仁絵問題

■また動ナビ見て書いてんですけど、ハイビジョンになると肌荒れが目立って大変だとか。実際アナログよりシビアなのは確かだろう。けど、肌荒れ目立つのって本当に解像度のせいだけなのかな。
 例えばテレビを通さない生の視界は超高画質なはず。生では人の顔じろじろ見ないから、見つめてみれば厳しいケースもあるだろうし、テレビがデカくなって生より拡大されるせいもあるだろう。でも、サブラとか雑誌を広げると20型くらいになって凄い解像度ですよ。それでも問題になってない。
 スチルカメラでは「マクロレンズは高解像度だから女の人を撮ると厭がられる」とか言うんだけども、これも変だなと思ってて。ならフィルムがデカい分高解像な中判・大判はどうなんだ。
 結局のところ、入力(ソース画像)と出力が、カリカリだから肌荒れが目立つわけで。そのうちソースが多少柔らかくなったり、出力の味付けが変わるかもしれない。
 ウチのテレビはアナログなんで、たまにデジタルのテレビ見ると気持ち悪くなる。慣れの問題だとは思う。生より拡大された高解像の動画を見つめるってことがなかったし。残像がCRTより残るせいもあるかも。けども実際、ハイビジョンがカリカリで変には違いない。そんで、これに慣れるってのも変だなあと思う。
 スチルでは昔はフィルムが描く絵に慣れてて、今はデジタルになってフィルムに違和感持つようになって、けどもデジタルはデジタルで変な気もする。アナログのテレビとか、コンパクトカメラの画質は、生より劣化したものとして見てるから、それはそれで済むんだけど。ヒトの視覚は見たままを入力してるんじゃなく、解釈してるんで、デジカメとかハイビジョンに慣れると、生の視覚の解釈の基準にも影響するのかなと思ったりする。単純なところだと絵的な嗜好がちびっと変わるとか。

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