シン・仮面ライダー

 え? これ仮面ライダーっすか? 成り立ち・テイストが俺の知ってる仮面ライダーと違うんですけど。っていうかライダーをライダーたらしめているものがない感じ。もちろんライダー大好きな庵野監督が愛とこだわりを持って作ったこれこそが仮面ライダーなんだろうけど、なんか平行世界のライダー見てる感じだったよ。
 おもしろいかっていうとおもしろかった。各怪人がどういうふうに悪なのか、うまいこと表現されてた。ラスボスのそれがエヴァのあれだったのはどうかと思うけど。あとセリフ多過ぎ。
 
*追記
 どこに違和感があったのか考えた。
 ライダーというのは、ベルトによって、変身して、不思議な力(設定はあるんだけど)で戦うものだ。
 けど、シン・仮面ライダーは違う。ライダースーツ着っぱなし。着っぱなしだから臭くなるという。ライダースーツは不思議な力によるものではなく、機能する部品だった。
 違和感の正体に気付いて、よく考えてみると、そもそも初期のライダーというのは今と違うのではないか。ライダーはリアルタイムで観てたが、なんせ小1のときに始まっている。全然覚えてない。で、YouTubeで1・2話を観てみた。すると変身という概念はあるが、人間の姿のときも怪力だったりする。改造人間だから。変身後のスーツが臭まったりはしないと思うが。シン・仮面ライダーは初期ライダーをベースに、さらに今のライダーから離れたので「違う」と感じたのだ。
 俺同様、初期ライダーを覚えてない、あるいは観てない人も多いはずで、違和感があった人もいるんじゃないか。
 そういうものとして受け入れて楽しんだ人が多いようだが。

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