■欲しいけど5800円と高めなんで見送ってたDVD、『深海生物』が近所の中古CD屋に1000円で出てた(今、検索したら3990円になってたけど値下げしたのか?)。いやあ、どきどきしますね。潜水艦の出すノイズがまたスペースエイジでたまらん。BGMもなかなか。
オーサリングにはイマイチ感が。深海探査のドキュメンタリーになってる。1回観るにはいいんだけど、何度も見るにはちょっと。タイトルどおり生物をゆっくり見せてほしかった。ジャケのコウモリダコはちょっとしか出ないし。イカタコだけで1本出してほしい。
■電脳コイルで泣いた。
■BUBUKAに載ってた青木裕子アナ路上着替えがエロい。見せちゃいけないものは何も見せてないんだが妙にリアルで異様にエロい。自分はもうこれ以上はオナニーできない、というところから5回くらいは壁を越えられる気がする。っていうか抜いてませんけど。抜きたいときに抜く、疲れたら休む、そんな自転車旅行のようにオナニーをしよう。
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大日本人
■くそみそに言う人もいれば、結構面白いと言う人もいて、気になって観に行ったら、面白いことは面白いけど、「まあ、1作目だな」みたいな。いろいろ中途半端だと思った。特撮ってこともあって自主制作映画観てるみたいだった。
変な話なのに、あちこち妙にリアリティーがあるのは面白かった。松っちゃんの得意技とも思える。勘違いかもしれないけど「わかるわかる。同世代だから」みたいな感じもした。でも、リアリティーがあるのって映画じゃ当たり前なんだよな。そんでこのリアルさを説明しちゃうと、わりとあっさりしたものになる。
特撮好きの観点からすると、これって結構普通にヒーローものですね。平成ライダーよりストレートにヒーローものかも。パロディーっちゃパロディーだけど、そう言い切れない。ちゃんと「特撮」な気がする。
平成ライダーはライダーの枠が先にあって、その中で話を作る。対して、大日本人はどちらかと言えば、話を考えたら結果的に特撮になったんだろうから、軸足は逆。ヒーローものとしては動機が不純にも思える。
でも、見栄えのする映像を考えたら特撮になったってのも同時にありそう。ならウルトラQなんかと一緒じゃないか。無理やりライダーの枠で表現を続けるよりか、ドラマと特撮がシームレスな大日本人の方が、むしろ純粋っぽい気がする。
エキセントリック少年ボウイなんかの、ヒーローもののコントも先に枠がある。そんでゼブラーマンも作りはコントと一緒。枠をよそから借りてやってる。でも大日本人は「よそ」じゃないように感じる。
この辺も勝手に「同世代」と思ってるとこで、特撮が原風景みたいになってんじゃないかと。ヒーローものをやろうとしたと言うより、ヒーローものになっちゃったんじゃないか。
「スパイダーマンの裏」っていうのは単純すぎてつまらないから言いたかないけど、実際そういうのもあるんじゃないかと。
マニアじゃないけど特撮好きだし、熱心なファンじゃないけどダウンタウン好きだし、普通に面白かったですよ(「普通に」ってなんだ)。凄く面白くはなかったけど。前評判ちょっとだけ聞いてたんで笑いは期待してなかった。むしろ爆笑してる人がわかんなかった。ニヤニヤ、くすくすだけでも別に良し。
リファ
■大竹伸朗「全景」見てきた。うわもうこんなのどうすんだと思った。さらっと見て回ったつもりだったが2時間経ってた。
■渋谷ツタヤの前で、男の墓場プロダクションのビラもらった。映画がDVDになったそうだ。「レンタルもありますよ」って言われた。ツタヤの人でもキングレコードの人でもなく、スタッフだろう。頑張るなあ。
■サーバ備え付けアクセス解析の結果ですが、君たちはダメだと思う。マンコカパックはいいよ。つボイさんの曲(→iTS)出たばっかしだし検索もあるだろうよ。けど、そのものはなあ。探すにしたって、もっとあるでしょう?やり方が。
もうマンコサイトですよウチは。ダントツ、マンコでいらっしゃってる。今現在グーグルで36番目、こないだ見たときは20番目くらいだったよマンコの検索で。カメのサイトやってるから、ずっとカメ関係の検索が一番多かったんだけど、なんか「ニオイガメ」まで変なものに見えてきた。ジョージ・クリントン風に言うと「俺のカメの匂いを嗅げ」的な。
■ナナオL887の検索が続いてる。生産終了なのになんでかなと思ったら、在庫あるとこにはあるのね。コストパフォーマンスいいと思うし、納得して使ってるけど、無理に買わなくていいような。新機種の方が良いのが普通だし。しっとりした発色で開口率が高く、一番眼に優しいモニターだと言う人もいるが、表示細かいのはやっぱ眼に辛いっす。20型と21型の差は結構大きい。あと視野角が狭いのも、ちゃんと正面にいれば問題ないとは言え若干気になることがある。スタパさんの記事見て、MultiSync LCD2190UXiの方が良さげだな思ってる。まだ出てないからわからんけど、実売16万でアドビRGB対応、WUXGAのDiamondcrysta RDT261WHもお得感がある。
『奇談』
■『奇談』を借りて観た。『妖怪ハンター』が原作。プレミアムエディションには諸星大二郎のインタビューが入ってる。動くモロ☆初めて見た。ずっと変な笑い方して、もごもごしゃべる。シャイでいい人っぽかった。仲屋むげん堂とかで売ってるワニ柄のシャツ着てて可愛い。
映画の方は開始10分でダメさ全開。一応最後まで飽きずに観ることはできる。映画じゃなくてテレビドラマならわりといいのではくらいの。なんというか「現実→映画」だとして、これは「現実→映画→映画」みたいな。借り物の手法でできてる。
監督のインタビューも観てみた。原作に思い入れがあり、’91年の『ヒルコ/妖怪ハンター』を観て次があるなら自分がやりたいと思い、企画書上げたそうだ。意外。モチベーション持って作って、こうなっちゃうのか……。
沖縄映画
■シネマアートン下北沢のオキナワ映画クロニクル2006観てきた。
・「海南小記序説・アカマタの歌—西表島・古見—」遊行鬼(’73)
・「カメラになった男—写真家 中平卓馬」小原真史(’03)
・「ウンタマギルー」高嶺剛(’89)
の3本。
1本目、2本目は興味深く観たけどドキュメントなんで、ぱきっとした感想は出てこない。アラーキーと杉作J太郎は体型もしゃべり方も似てるなと思った。
「ウンタマギルー」は本土復帰直前の沖縄が舞台だが、’80年代独特の浮ついた感じがある。製作はパルコ。’80年代が浮ついてたのは周知だけども、どんな具合に浮ついてたかは案外忘れてた。この映画は浮つき加減が半端なせいで、かえってどんな具合かよくわかる。こんなふうに浮ついたあとで、今はお金っていうリアルに着地したんだなーと思った。あんまり面白くはないけど戸川純ファンにはお勧め。音楽は上野耕路。
6月26日にユーロスペースで『パラダイスビュー』やるから観たいけど、この時期は無理っぽいなあ。
なんかこのエントリーだけ見ると、まるでアクティブに映画観てる人みたいだな。全然観てないのに。
男の墓場
■杉作J太郎の映画観てきた。
1本目、『怪奇!! 幽霊スナック殴り込み!』。面白かった。映画製作のノウハウもなく、誰かがお金とスタッフを用意してくれたわけでもないだろうに、なんでここまでやれるのかって感じ。つたない部分は当然あるけど、予想外にちゃんとしようとしてる。ギャグが少ないのも意外だった。ショートボブのタナダユキが美しい。
2本目、『任侠秘録人間狩り』。あんまり面白くなかった。過去に大きなことをやらかした人物の力を借りて、不可能と思えることを成し遂げるってストーリーは、男の墓場プロがやってることそのままなんだろう。作り手にとって意義深いのはわかる。
製作順は逆なんだそうで、それならなにかと納得できる。2本でこれだけスキルアップしたんなら今後はもっと面白いかも。20本予定があるらしいけど、どんどん行ってほしい。
キャストがもう、リリー・フランキー、横山剣、みうらじゅん、安西肇、川勝正幸、山田五郎、いしかわじゅん、掟ポルシェ、ロマン優光、ダースレーダー、宇多丸、ギンティ小林、吉田豪、蛭子能収、根本敬にとどまらず、手塚能理子、奥平イラとか出てきてもわかんねーよ的な。パンフもサブカル・ミニコミのノリである意味豪華。
そのサブカルもこじゃれとか関係ない。選んでサブカルじゃなく、結果としてサブカル。J太郎フィルター、J太郎人脈の雑多さが心地いい。
上映前から杉作J太郎はずっと下北の駅前でサンドイッチマンをやって宣伝したそうな。「連日豪華なステージショー」と謳ってたらしい。
これが実際面白い。幕間と最後にトークと出し物がある。『KILL BILL』で殺陣の振り付けをした人が目の前で演舞みたいのやるの。最前列で見てたから、切っ先が頭の上走る感じ。うまいから怖くはなくて、狭いとこで大変だなーくらいの。凄えかっこいい。あとあれ何て言うんすか? 邦楽の……小唄? 三味線の弾き語りみたいの。普段はああいうもんとして流しちゃうけども、目の前で上手い人がやると演奏も唄も凄い不思議なもんで面白い。いいもの見せてもらった。
やりたい人がやりたいこと手弁当でやって、観たい人が来て楽しめて、いいもんだなーと思った。ほんと、続くといいな。
宇宙戦争
■これまた変な映画だった。おもろかった。
特撮がもー、こんなん作られたらもうゴジラとかガメラとか全然無理って感じ。目の前の異変がリアル。東京タワーとかデカい建物壊れないけど、そういうんじゃないってことかもしれんし、今となっては生々しいから避けたのかもしれんし。
そのくせ、妙にリアリティーがなかった。テレビの小っこい画面で見たってのも大きいと思うけど、現実よりは夢っぽい。やけに簡単なとこも。宇宙人が出てくる直前、娘さんの顔にクモが付くのなんか簡単すぎるんだが、半分わざとやってるんじゃないか。夢ってこんなんだし。
妙なのは父ちゃんの通過儀礼で話ができてること。
あと、娘さんの前に酷い光景を持ってくること。父ちゃんは娘を守って逃げるんだが、それは光景から守るっていうか、見せないようにするっていうことだったりして、でもやりきれてなくて、なんなら自分が酷い光景の当事者だったりする。「監督のスプラッター趣味」じゃ収まらないなんかがある気がする。
トライポッドのデザインはちょっとアレだな。何万年も埋まってた異星のメカに見えん。日本人の方がいいの作れるのでは。