今日もクラウド

■iCloudが始まったり、ギズモードの記事がホッテントリに入ってたりで、昨日に続いてクラウドの話。

 上の記事でベストに選ばれてるSugarSyncは、確かにひととおりの機能が揃ってて便利なんだけど、エクスポゼでウィンドウが表示されなかったり、ちょっと妙。ウチの環境だけかもしれないが挙動もちょっと妙。
 なのでメインはDropbox。機能少ないぶんわかりやすい。iPhoneアプリのGoodReaderGTドキュメントなどと連携できるのもポイント高い。
 
 地震のあと大事なファイルはクラウドに上げとかなきゃなと思った。うちデスクトップだし持って逃げるのは厳しい。
 何が大事かとなると過去に作ったものより、これからも使うもので、時間かけて育てたようなファイルだなと。
 具体的には、住所録、 ATOKの辞書、ノート類とか。住所録はiCloudで済んだり、この辺はそれ用のサービスが用意されてたりする。
 それから、テンプレートや設定ファイル。特にInDesignは文字組やら合成フォントやら設定項目が多いから、テンプレートなくしたらイチから作るの大変。テンプレートがクラウド上にあれば、別のマシンから作業するのも楽。
 プレファレンスは複数のマシンで同期させるとマズい場合が多い。なので単なるバックアップを自分でやらなきゃなんないんで面倒。同期させるならSugarSyncを使う。
 何もかも全部まるごと同期できればいいんだけども。タイムマシンのハードディスクをとっさに引っこ抜いて持って逃げるのがわりと現実的なのかな。うちタイムマシン使ってないんだが。

アップルの入力デバイス

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■写真奥はG5のキーボード。見た目以外は良くも悪くも普通。
 真ん中は1世代前の。今も別売りしてる。こないだ買ってきた。
 手前は今の。ブルートゥース。
 
 昔のアップル標準キーボードは見た目も操作感も良かったんですよ。でも2万円くらいしたから比べちゃいかんのだろう。今となってはカーソルキーがちゃんと十字に並んでないのがイヤかも。
 今のは音量調節とかファンクションキーでできて便利だし、ずっとcmd+spcでやってたから最初は意味がわかんなかった英数/かなキーも慣れればこっちの方が良くて、2度打ち復帰が助かる。進歩してる部分もありますな。
 
 G5の白キーボードはキータッチが妙にふかふかしてる。2年くらいでいくつかのキーがギシギシ引っ掛かるようになった。G4の黒の方が若干マシだった。
 
 真ん中のアルミはシャレオツな感じ。iMacのディスプレイ部分を切り取った残りで作ってるそうで合理的。
 ただ、デスクトップパソコンなのに、なんでこんな突き指しそうにストロークの浅いキーボード使わんといかんのか。人間工学に基づいたステップ・スカルプチャーはどこいったんだ。
 浅いこと自体は、素早いタイピングに向いてるかもしれない。でもクリック感が皆無だからなあ。そんで爪伸びてるときキートップのざらざらの感触が気色悪い。
 このキーボードだけモディファイアキーの配列が違う。左端にあったキャプスロックが右端に移動して、オプションキーが大きくなった。これはこれでアリだと思う。けど、次のブルートゥースではもとに戻っている。仕事先と自宅とか、違うキーボードと併用すると結構操作ミスする。
 
 今のブルートゥースキーボードに関してはもう最初っから使う気ないです。なんでデスクトップパソコンでこんなせせこましいの使わなきゃならんのだ。iPhone用に回した。
 
 G5のがダメになったあと、G4のを分解掃除して復帰させた。これも限界が来てサードパーティーのを探してみたけど、あんまり種類ないのね。
 Matias Tactile Proは昔のキーボードを再現したそうだが、今となってはメカキーの音は煩わしい気もするし、やっぱ1万8900円は躊躇する。東プレがマック用出してくれたら欲しくなっちゃうが。
 んで、結局真ん中の純正買ってきたと。
 
 仕事先でウィンドウズマシン使って、キーボードの打ちやすさに驚いた。ごく普通のラバードームスイッチで、ごく普通の変な曲面デザインで、ごく普通のごてごて機能キーが付いた、ごく普通の軽くて剛性感がなくてたわむキーボードで、長く使ってれば不満も出るだろうが、ちょっと打った感じではマックのアルミキーボードよりはるかに打ちやすかった。特別お金かけなくても、あいだ取って普通に作ったら、いいのができるんじゃないの?
 
■マウスについては前も書いたことがある。マイティマウスはボールにゴミ詰まるし、マジックマウスは思わぬところでスクロールが起きるし。あたしゃロジクールの普通の5ボタンマウスで快適です。ドライバも落ちなくなったし。
 こんなエントリーがあった。
アップルの歴代マウス – Apple Mouse Gallery(追記) | Blog!NOBON ::
 俺の最初のマックはSE/30なので、角形ADBマウスが最初ですね。とても使いやすかった。後に丸いモデルになる前にスペアをキープしといた覚えがある。
 けど丸いマウスも悪くなかった。ただ、ボタン前面の隙間がときどきコードを噛むのが鬱陶しかった。
 スケルトンの初代iMacで小っこい円形マウス出して以降、アップルのマウスは良くないですな。このあたりでアプリケーションが複雑化し、1ボタンではしんどくなってきたんでサードパーティー製のマウスを使うようになった。
 
 アップルはユーザーインターフェースを大事にしてきて、iPhoneで革新的なマルチタッチとか乗せたわけだから、パソコンのキーボードとマウスもなんとかしてくれんかというか、そっちは面白くなくていいからマジメにやってくれたまえよ。ジョブズが弱ってる隙にまともなの出しちゃおうぜ!

写植の文字組

■前回はとりわけどうでもいい話をしましたが、今回は「誰が読むねん」みたいな話です。
 最近InDesignに切り替わって、写植と同様の文字組ができるようになった。写植時代にやってた本文組はこんなん。
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 文字組をちゃんと勉強したことないんだけど、’85年のブルータス見たらやっぱりこんな感じだった。アサヒカメラとカメラ毎日は母体がお堅いからちゃんとしてるかと思ったけど案外不統一だった。
 ポイントは約物、特にカッコ類がほったらかしなこと。行末を見てほしい。3行目の閉じカッコ、5行目の句点、6行目の引用符のあと、半角空いてますね。行末じゃないけど5行目の(笑)。の起こしカッコの前も空いてる。写植はこんなだったし、これでいいと思うんだけどな。
 
 今はわりと、アキが出るのが嫌われるんですよ。丸パーレンと引用符は詰めろと言われたりする。(笑)を詰めろというのはまあわかる。記号みたいなもんだし。あ、閉じカッコ・句点のあとの空間もちょっとヤな感じだなあ。
 行末約物だけど、クォークは日本語関係の機能が弱かったから、欧文と同様にジャスティファイをかけてた。段落のアタマと最後以外はぴっちり左右が揃う。その替わり各行の字間はバラバラになってた。ずっとクォークの文字組を見てたし、最近の人はそもそも写植を知らないしで、行末の半角アキはイヤがられるっぽい。写植時代の文字組が本当にベストかってのはあるけど、本文組はできるだけマス目どおりが綺麗だと思うけどなあ。
 まあ、ぶら下がりしない場合は左右揃えにしないと妙だけど。っていうか本文はぶら下がりにしてほしい。
 2行目行頭の起こしカッコについては、1行目みたいな段落先頭と区別するため、左に揃えるしかない。
 
 空くとイヤがられるってことで、1行目、閉じカッコのあとを手動で詰めてる。これやんないと行末の“か。”が2行目に送られて、1行目の字間が空いてしまう。ここは詰めていいと思う。
 7行目はそのままだと“Muxtape”が丸ごと次行に送られる。“Mux”のあとで強制改行入れても2文字分くらい足りなくて、その分均等に字間が空く。この行全体に3%ツメかけたら収まった。まあこの場合は句点の後ろで詰められるけど。
 9行目は最後の“!”がぶら下がれない。1文字分詰めるには20%ツメが必要だった。
 この種の詰めは実際要求される。カナ同士は最小-6にしてんだけど、結局詰めることになるなら、もっと下げた方がいいっぽい。あと“!”前の字間は詰まるようにしといた方がいいかな。できるだけ手作業が減る方向で設定を煮詰めたい。
 
 あと横組みの引用符。縦組みと揃えると上下に挟み込むくさびになるけど、読点が続くと気持ち悪い。ふたつめは横組みで一般的なヤツだけどなんかうるさい。
 それで写植時代はみっつめみたいにしてた。でもこれ、本来引用符じゃないんだよな。閉じは“秒”の変換で出るダブルプライムで、起こしは異字体のリバースドダブルプライム。カットアンドペーストとか、なんかの拍子に別の記号に変わっちゃって不便。この種の引用符、他にあるんすかね。Verdanaの引用符は字形がこれだけどトゥルータイプだしなあ。
 アポストロフィーもどうしたもんやら。1はプライム。カーニングの調整をしないとちゃんと収まらない。2はシングルクォート、3が本来のアポストロフィー。

マウス問題

Microsoft IntelliMouse Optical■またマウスのボタンがおかしくなった。1回クリックが複数回になるのをチャタリングって言うらしい。
 マイクロソフトのインテリマウス・オプチカルってヤツで、チャタリング起きるたび買い替えて3代目。今回は買ってから1年経ってない。必要十分の機能で見た目も悪くない。評判は良くて壊れやすいとは聞かないし、他のマウスも使ってるスイッチは同じようなものだろう。なんか俺の使い方がおかしいのか。チャタリング問題を除けば気に入ってるんだけどなあ。MSのサイトから消えてるが、もしかして生産中止か?
 
 こちらのサイトによるとスイッチだけの問題じゃないそうだ。
Logicool MX-610 チャタリング問題 解消法 : ものづくり日記
 ダブルクリックの間隔を設定できるけど、あれはどこまで遅いのをダブルクリックと見なすかで、速いクリックは関係ない。もし速すぎる複数回クリックを捨てる設定もできれば解決するような気がするが、そんなんムリか。ウィンドウズにはChatteringCancelerってフリーウェアがあるけどどうなんだろ。
 
Logicool MX-400BK パフォーマンスレーザーマウス インテリは5年保証だから交換してもらうとして、試しに違うマウス買ってみた。ロジクールのMX-400。しっくり自然に手が乗る形状だが、自然な姿勢を崩すことで操作するわけで、逆に使いにくい気がする。でも慣れの問題かもしれん。サイドにくびれがあって持ち上げやすいのはいいっすな。レーザーは感度が良すぎて持ち上げたときも反応しちゃうものがあるらしいが、これはそんなことない。
 前にロジクールのマウス買ったとき、ドライバがイマイチな印象があったけども、やっぱ設定ソフトが落ちたりする。
 あと、カーソルの加速が極端な感じがする。OS Xになって加速度曲線が改悪されたらしいが、今まで気にならなかった。このマウスはドライバのせいかレーザーだからか、気になる。USB Overdrive使えば加速の効き具合を調整できるんだけど、認識してくれない。
 
 仕事先ではマイティ・マウスで、これまた俺の使い方のクセだと思われるが、サイドのボタンが押しにくいのに、長距離ドラッグのときにうっかり押しがち。持ち上げて降ろしたとき、なんかのスイッチが入ることもある。小さいから他のマウスより疲れる。カーソル飛びが起きる。ボール汚れると面倒。ボタンが1個足りない。
 
 ちなみにサイドボタンはSafari用にcmd+クリック、もうひとつにエクスポゼ。センターはアプリ切り替え(cmd+shift+tab)に振ってるが、ホイールクリックは気持ち悪いからあんまり使わない。

パソコン本

実践Web Standards Design―Web標準の基本とCSSレイアウト&Tips『実践Web Standards Design』。ウェブもできるようにならんとな、ということで、評判良さげなのを購入。いままでHTMLはよくわからんまま行き当たりばったりにやってたが、見通し良くなった。
 
入門DTP演習 INDESIGN CS3『入門DTP演習 INDESIGN CS3』。未だにOS 9ベースで仕事してるがInDesignもやっとかんとな、ということで購入。この本自体の制作過程を教材にしてるんで実際的。これと別に網羅的な本も必要になるけど、リファレンスやケースバイケースのマニュアルだけじゃ実作業の進め方はわからない。
 これも良い本だった。もうInDesignいけるよ。そうなると9ベースで仕事するのはヤになるが、やらざるをえず。
 
■リファで気付いたんだがBlog-Headlineとかいうとこで、前書いたエントリーが投票対象になってた。ここに“ノーマル : 刀狩りにあった”がある。上に登るとこんなサイトだった。
 商用サイトでスタッフの選択のもと、Good/Bad2択の投票対象にされてんのは、なんか釈然とせん部分があるなあ。

もやしもん

もやしもん 6―TALES OF AGRICULTURE (6) (イブニングKC)石川雅之『もやしもん』6巻
 ええ話や! 何かと濃くて贅沢な一冊でした。
 
灘坂 舞『New Comer』を借りて見た。ルックス的には乳以外イマイチ好みじゃないが、反応が好みすぎる。昂ぶりを実況するような声と表情。AVではなかなか見られない羞恥。求めていたのはこれだ! デビュー作らしいが、その後どうなってるんだろう。
 
■登録したまま放置してたtwitterを使ってみようかと思った。ここです。
 Twitter Board ウィジェットがイイ感じ。
 
■空が黄色くなって、ムチャクチャな風が吹いて、近所の変な国が核でも使ったのかと思った。
 鼻が痛いんすけど花粉ですかね。今までこんなことなかったんだけどな。やっぱり核かな。
 
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