試行錯誤の1ヵ月目('03/11/21)
■カメ
'03年10月21日、お茶の水レプタイルショップにて2800円で購入。甲長35ミリ。子ガメの中では店で一番大きい個体だった。1ヶ月後の現在、甲長37ミリ。小食なので成長が遅いかもしれない。体重は10グラム。
昼はいつも、流木の奥に後ろ向きで隠れている。流木はトンネル状になっていて、水槽の裏から覗くと、すぐ目の前にカメの顔がある(右の写真)。夜はヒーターの上にいる。浅いので呼吸が楽な上、暖かいからだろう。
流木の下とヒーター両端を結ぶ三角形からあまり出ることがない。見ていない間は結構動き回っているようで、部屋に戻ると流木やフィルターの上から慌てて降りたりする。もの凄い勢いで外に向かって泳いでいるときもある。
■水槽
45×30×30センチのガラス水槽。床に直置きをなんとかしたい。30センチ水槽で飼い始めたが、流木を入れると他の用品が置きにくくなったので買い替えた。砂利は敷いていない。
水深は65ミリ。呼吸するときは何かに手を付いて立ち上がらなくてはならない(右の写真)。水面のエサは飛びかかるようにして食べる。もう少し浅い方が楽そうだが、日中底にいるところをみると問題はないようだ。
水替えは2〜3日ごと。汲み置きの水に湯を足して温度を合わせ、全交換している。交換直後は刺激を感じるらしく、脇のあたりをつついたり、前足で口を掻いたりしている。
■エサ
プラスチック製ピンセットで1日に2回与えている。ピンセットを見せて反応すればごはんの時間。水面にエサを蒔いても食べる。流木の下に持ち帰って食べることが多い。
レプトミンをメインに、おやつを時々……にしたいのだが、レプトミンは1日1〜2個(標準サイズ)しか食べてくれない。最初は食欲を示すが、食い散らかしてほったらかし。ガマルスは全然食べない。しょうがないのでレプトミンを与えたあと、鶏肉や刺身を追加していて、量的にこちらの方が多くなってしまっている。生のエサが続くとレプトミンにそっぽを向くようになるので、そのときは与えるのをやめているが、その分レプトミンを多く食べてくれたりはしない。
■ヒーター
50Wオートヒーターにカバーを付けている。26度固定だが24度にしかならない。水流を抑えていること、カバーを付けていることも原因だと思うが、パワー不足だ。
■フィルター
水中モーター式のニッソー・プライムミオ-01を使用。透明なので写真ではわかりにくいが、左の陸場の後ろに設置している。流量は子ガメでも耐えられるくらいまで落とせる。他のフィルターを使ったことがないので比較できないが、ノイズは寝室に置いても我慢できる程度。30センチ水槽でフィルターを入れていなかったときは1日で水が白濁していたが、現在は4日経っても透明度を保っている。濾材は使用後1週間で茶色くなった。活性炭の効果を考えても濾材の寿命は3週間程度と思われる。
プライムミオは横倒しで壁面に固定すると55ミリ、底に設置すると60ミリ強の水深が必要になる。40ミリだった水深を60ミリに増やして電源を入れると、カメがパニックになった。流れる水が怖いらしく、慌てて陸に上がろうとする。一旦使用をやめて水深を減らし、毎日少しずつ水深を増やしてから再び使い始めた。はじめはやはり違和感があるらしく、落ち着きがなかった。水底を歩かず浅場から浅場へ泳いで移動し、陸にも頻繁に上がっていた。3日目には慣れて、もとどおり落ち着いた。
*追記:プライムミオは販売中止になりました。
■照明
爬虫類用蛍光灯、レプティグロー5.0、15Wを1灯。朝スイッチを入れると流木下へ移動し、夜スイッチを切るとヒーターの上に出てくる。照明のスイッチが、カメのスイッチみたい。
■バスキングスポット
園芸店で買った石のブロックを陸場にし、東急ハンズで買った40Wのクリップライトを付けている。全くと言っていいほど上陸しなかったが、最近になって、こちらを意識していないとき上るようになった。しかし、甲羅干しではないようだ。呼吸しやすい場所を探しているうち、たまたま陸に上がってしまった感じで、すぐに水中に戻る。ライトは保温のために設置しているが、春になれば外すかもしれない。
■流木
はじめはプラスチック製のシェルターを使っていたが、死角があり、特に浅い水深の場合全く様子がわからなくなったので撤去。自然環境では植物の影に隠れ、日光浴時は木に登ると知り流木に替えた。