マルゼン Vz61 スコーピオン

Vz61 Scorpion
 ザブングルでチルが使うサブマシンガン。クローズドボルトから発射するので射撃精度がいい。弱装弾とレートリデューサーにより、小さいのにコントローラブル。マガジンはがっちり固定され、フォアグリップになる。ワイヤーストックがサソリの尾みたいなのが愛称の由来。
 トイガンはマルゼンとKSCのガスガン、マルイの電動ガンが出ている。サバゲに使うなら電動だろうけど、お座敷ならガスブロの方がロマンがある。KSCはヘビーウェイト樹脂で重量を実銃と同等にしており、外観も良いそうだが、撃って遊ぶにはマルゼンがいいとのこと。安いし。
 実売1万6000円くらいのところ、ヤフオクで未使用品を1万で買った。安いなりの外観なのはしょうがないが、レートリデューサーはモールドしてほしかった。ストックを肩付けして撃つとかなり窮屈。動作は快調で30発がすぐに撃ち終わる。楽しい銃だ。

トイスター TT-33 トカレフ

Toystar Tokarev
 日本で一番ポピュラーな(?)拳銃であり、それゆえ一番危険な存在。その危なさに惹かれる。マルイのAKS74Uを持ってることもあり、トカレフのトイガンは欲しかった。
 これは韓国製のエアーコッキングガン。以前はアマゾンでも売ってたらしいが、今は流通していなくてヤフオクで新品を購入。ライバルがいて高くついてしまった。日本と安全基準が違うので、10禁より強力で18禁にしては弱い。銃口のオレンジ色のキャップはペンチで取れるとのことだが、試してみるとかなり強力にくっついているので諦めた。意外と気にならない。外観はなかなか良く、フィールドストリップができ、ホールドオープンも再現されている。マガジンがおもしろい構造になっている。全体がリザーブタンクで、フォロアーを下げて傾けると弾が流れていくようになっている。でもマガジン下のフタを開けるのに尖ったものが必要になる。
 弾をロードするときにぼろぼろっと複数出てくることが多く、ジャムるのでサバゲには使えない。何度か撃っているとバレル部分のパーツとリコイルスプリングがすっ飛んでいった。見てみるとこの部分を固定しているパーツが凄く弱い。これでは安心して撃てない。おもしろい製品なんだけど、マルイと比べるとデキが悪い。
 実物のホルスターも買った。革製のものはスムーズな出し入れがしにくいとか問題があるようで、布製にした。なんか発送に時間かかるのでまだ手もとにない。

性格の歪み方

 俺は内気で対人インターフェイスがおかしく、人とうまくやることができない。もともとはこうじゃなかった。陽気なお調子者だった。なぜこうなったかを書く。
 通っていた中学は辻元清美の地元、高槻にあり、戦後民主教育どっぷりの学校だった。担任によって温度差があるのだが、1年3年の担任だった国語教師も、2年担任の英語教師も濃い人だった。ホームルームでは反戦平和、同和教育をみっちりやる。俺はそのいい生徒であり、基本的に教育を受け入れた。今思えばおかしい部分も多々あったが、学んだことは良かったと思っている。
 生徒会役員選挙は、担任にとって民主教育の基礎となるものだった。教師は絶対に候補者を立てようとし、役員になることの意義を説いた。しかし面倒くさいし目立ちたくないので誰もやらない。教師語る。生徒沈黙。これがずっと何回か続く。しょうがないから自分に資質があるとは思わないが、立候補した。3年とも。それで全部落ちた。
 2年目に落ちたとき気付いた。他のクラスはどうもノリが違う。簡単に言えば人気者が立候補して、受かるのだ。立候補した過程を知らないが、想像するに「○○くんがいいと思いまーす!」「○○やれよー」「えー?」とか言いながら軽く楽しく出て、軽く受かったのではないか。ウチの担任のやってることと違うのではないか。それで3年目は手を挙げなかったのだが、沈黙のホームルームを終わらせるためにまた出て落ちた。
 落ちるだろうなと思ってたから、別にそれはよかった。ただ、ああ、違うのかと思った。それまではお調子者だったから、人気者とは違うカースト(当時スクールカーストがはっきりあったわけじゃないが)で前に出るタイプだった。それが、俺は人気者じゃないから前に出てはいけないんだな、人気者とは違う振る舞いをしなきゃいけないんだなと思うようになった。子供の頃は自分が世界の中心だが、徐々にそうでないことを知る。それが中2になってどかんときて中心から弾き飛ばされた。客観を知り、発散する性格が内省する性格に変わった。
 以来、好意を持って「遊ぼうぜ」と来る人がいても、なかなか気付けない。俺と遊ぼうとする人がいると思ってないから。フェイスブックのように、こんにちは、それいいね、みたいなコミュニケーションができない。こうやってブログに書きっぱなしにするのが性に合っている。なのに承認欲求が強く、誰かに頭を撫でられたいと思っている。お調子者は引っ込んでいるだけで消えたわけじゃないので、状況によって前に出て、高校でアニ研を作ったり、職場でADになったりもする。
 困ったものだがお調子者のまま無自覚でいるよりはよかった。
 こんなふうに基本プログラムは二十歳くらいまでにできあがってしまって、OSのアップデートは難しい。

スピーダホリックXX

Speedasholic XX
 C3ヨーヨーデザイン スピーダホリックXX フェード(ライトグリーン・ライトブルー)/ ブラックハブ。もうヨーヨーは買わないつもりだったけど、きれいなので買うてしもた。ソーダアイスというかグミというか、物体としておもしろい。既に持っているメタルヨーヨー、アホロートルがどのくらいいいものなのか比較対象が欲しかったというのもある。
 ウチのヨーヨーは全部緑系なんだけど、これはグリーンフェードといっても片面の半分が緑がかってるだけで、おおむね青。個体差があるのかもしれず、イエローの方が好みだったかもで、この辺は実物を見て買えない通販の弱み。大阪にもヨーヨーショップが欲しい。
 プラスチックだがメタル並の回転と安定感と聞いていたが、なるほどそのとおり。静かに回る。アホロートルより重いのに軽く感じる。振り味がかなり違う。手にした感触も優しい。これでプラ、メタル、バイメタルと揃った。どれもいいヨーヨーで、それぞれ個性があり良かった。

XSHOT Blastercorn

XSHOT Blastercorn
 ユニコーンをかたどったスポンジ弾発射銃。先込め単発でプレイバリューは低いが、とにかくデザインが楽しい。トリガーを引くと羽が動く。結構ハイパワーで、撃つとぱちこーんという。
 鉄砲のオモチャで女子向けは少ない。かつてナーフに女の子向けライン、レベルがあったがなくなってしまった。うしろのブラスターはそのひとつ、スイートリベンジ。名前もかっこよく優雅なデザインをしている。こういうリアルから離れたバリエーションがあるのがナーフのおもしろいところ。

カメラ(主にフィルムカメラ)の基本

Film Camera
 フィルムカメラに関する記事や動画を見てたらなんかもやもやしてきたので、自分が初心者だったときわからなかった、絞りとシャッタースピードの関係について書く。ちょっとややこしいけど、これがわかれば基本OKだと思う。
 
■ピント
 ピントは1点にしか合いません(正確には1球面)。固定焦点のカメラは3メートルあたりに設定されています。それ以外はボケます。よく「1メートルから無限遠までピントが合うようにできている」などと、まるで特殊なレンズが使われているような記述を見かけますが、そんなレンズはありません。
 ただ、ボケが小さければボケているように見えないので、ここまでなら合ってることにしようやという範囲があります。この範囲の深さを被写界深度と言います。レンズの焦点距離が短いほど被写界深度は深くなり、ピントが合って見える前後の範囲が広くなります。また、絞りを絞るほど被写界深度は深くなります。反対に焦点距離の長いレンズで絞りを開ければボケが大きくなり、被写界深度は浅くなります。
 マニュアルフォーカスの時代には、ピントの深い広角レンズを絞って使い、目測ピントで素早くスナップするということが行われました。
 ポートレートの標準レンズは85ミリと言われていました。これは、背景をボカして歪みなく撮るために望遠を使いたいが、被写体と離れてしまうとコミュニケーションが取れなくなるので、中望遠の明るいレンズ(絞りが開けられるレンズ)が調度よかったからです。ただ85ミリではポートレート然としすぎるので、最近はより距離感の近い50ミリが多用されます。
 
■露出
 露出には、絞り、シャッタースピード(露光時間)、感度の3要素があります。感度のことはちょっと置いておきます。フィルムの場合は入れたら撮り終わるまで感度は変えられませんし。
 絞りとシャッタースピードの関係は、蛇口からコップに水を溜めることに例えられます。調度いい量の水を溜めるのに2とおりの方法があります。
・一気に出して短時間で止める
・ちょろちょろ出して長時間かける
どちらでも同じ結果が得られます。これを露出に置き換えると
・絞りを開いてシャッタースピードを上げる
・絞りを絞ってシャッタースピードを下げる
となります。適正露出になる組み合わせは複数あるのです。
 調度いい量を溜めるといっても、その量はどうやって知るのか。それは露出計が教えてくれます。難しくありません。
 適正露出になる前提で話します。
・絞りを開ければシャッタースピードが上がります。ボケが大きくなり、ピント合わせがシビアになります。一方で、動体は止まり、手ブレしにくくなります。
・絞りを絞ればシャッタースピードが下がります。ボケが小さくなり、被写界深度が深くなります。動体はぶれ、手ブレの危険性も増します。
 このバランスを考えて露出の組み合わせを決めます。
 例えば、背景をボカして被写体を浮き上がらせたいときは絞りを開けます。動体を撮るときも絞りを開けてシャッタースピードを上げます。人と背景の両方を写したいときは絞り込んで被写界深度を深くします。
 
 カメラの露出計は、反射率18%のグレーを適正露出とします。18%グレーというと薄いグレーのように思えますが、反射率18%は白と黒の調度中間です。画面全体の明るさの平均が白と黒の中間になるのが、露出計にとっての適正露出です(平均測光の場合)。真っ白な壁を撮っても、真っ黒な壁を撮っても、写るのは中間のグレーです(ただし、最近のカメラは状況を判断して露出を決めるので、この限りではありません)。
 適正露出なら見たままが撮れると思いがちですが違うのです。白いものを白く撮りたければ、露出計が示すより取り込む光の量を増やし、夕方を薄暗く撮りたいのであれば光の量を減らさなければなりません。
 また逆光は要注意です。背景が明るいのでそちらに引っ張られて露出計は被写体が明るいと判断し、結果暗く写ってしまいます。露出計が示すより光の量を増やさなければいけません。
 どうやるのか。マニュアル露出のカメラでは露出計が示す値から自由に外して露出が決められます。自動露出のカメラでは露出補正ダイヤルを使います。露出補正ダイヤルのないコンパクトカメラでは、フィルム感度設定を変えることで露出補正ができます。感度設定を低い方にずらせば、カメラはより多くの光が必要だと判断し、明るく写せます。
 
 シャッタースピードダイヤルには4、8、15、30、60、125、250、500、1000などと書かれています。ひとつずらせば露光時間が倍か半分になります。けっこう大雑把です。この倍・半分を1段と言います。倍なら4、8、16、32、64、128、256、512、1024じゃないの?と思いますが、実際設計上はそうなっています。パソコンもない時代、キリのいい数字に丸めて表示したのでこうなっています。また1000と1024は誤差範囲で、シャッター精度はそんなに高くありません。
 絞りの方には、1.4、2、2.8、4、5.6、8、11、16などと書かれています。これもひと目盛り1段です。F4とF2では開口部の直径が2倍になり、面積は4倍なので、面積が2倍になる値が刻まれています。
 明るいレンズとは、絞りをより開くことのできるレンズです。絞りを開いたらシャッタースピードを上げて適正露出にするので、明るいレンズを使えば明るく写るというのは間違いです。
 
 最後にフィルム感度。ISO 100、200、400など、これも1段ずつ感度が変わります。100を200にすれば必要な光の量は半分になります。感度が高いほど写りはざらざらしてきます。室内など暗所では400を使いたいところですが、日中屋外に持って行くと、明るいレンズが付いていてもシャッタースピードの限界で絞りが開けられなかったりします。

mowl M+ Dark Green / Matt Gold Rim

mowl M+
 マウルのM+。1万8975円。自転車が買える価格。明らかに分不相応だけど、前にも書いたとおり生産数が少ないから見つけたときに買っとかないとなくなるのよ。上手になってから買おうとしたらもう品切れかもしれんのよ。欲しいのは緑色でかっこいいバイメタルヨーヨー。条件にピッタリ。安定して回り、充実感が違う。いいヨーヨーとはこういうことか。アホロートル メタルと0.5グラムしか変わらないのに振った感じが重いのが不思議。慣れなければ。もう今度こそこれ以上買うものないと思う。ないはず。ないさきっと。