ウンデッドザラII

wounded zara II
 ここは誰も見てないので好きにやることにした。
 一応基本的なことを書いておく。このルアーはスイッシャーというタイプで、プロペラの回転による水音や振動、フラッシングで魚を誘うものだ。
 メーカーはヘドン。ヘドンにはザラというペンシルベイトがある。ペンシルベイトはお尻を少し沈めて斜めに浮き、アクションを加えると水面を左右にスライドするものだ。ザラゴッサ、オリジナルザラスプーク、ザラIIなどがある。
 
 さて本題。ウンデッド(wounded=傷ついた)の付くヘドンのルアーにはいくつかある。
 古くは木製で若干くねっとしたダブルスイッシャー、S.O.S.ウンデッドミノーがある。死にかけなので横倒しのボディーになっている。
 そしてザラIIに似たボディーで、後にはザラIIボディーを流用したダブルスイッシャー、ウンデッドスプークが出る。
 さらにオリジナルザラスプークのボディーを流用したダブルスイッシャー、ウンデッドザラスプークもある。
 そんでもって今回買ったのは、ザラIIボディーを前後逆に流用したシングルスイッシャーだ。パッケージには「ZARA SPOOK」としか書いておらず、本体には「Zara II」とだけプリントされている。ザラスプークもザラIIもペンシルベイトで、スイッシャーではない。なんだかよくわからない。通称はウンデッドザラIIだ。なぜかこのルアーだけ白目部分(赤い)が細長い。
 ヘドンにはトーピードというシングルスイッシャーがある。名前どおり魚雷型をしている。ダブルスイッシャーは前後にプロペラが付いている。シングルスイッシャーは後だけ。単純に考えてダブルの方が優れている。シングルに期待するのはダブルにできない首振りだ。トーピードはやや尻を沈めて浮くので、ペンシルベイトのように首を振りそうだが、振らない。トゥイッチしてもおじぎするだけだ。他社製のシングルスイッシャーも試すが、なかなかうまく首を振ってくれるものがない。そんななかYouTubeで「首振りが得意」というコメントを見たのが、このウンデッドザラII。ヤフオクで探して買った。
 トップウォーターはシーズンオフで、もう釣りに行けないが、お風呂テストで首を振ってくれた。アクションを付けるのは近距離だと難しいのだが、お風呂で振れば大丈夫だ。来シーズンから活躍してもらおう。

批判する立ち位置

とある人気ゲーム開発者が「批判は歓迎だけど、“こうすべきだった”というのはやめて」とお願い。“良いアイデア”でも実装できるかは別
 
 なんべんも言ってるけど、作り手側に立った意見って意味がない。だったらお前がやれよって話になるんで。
 作り手はユーザーではない。ユーザー目線で作っているつもりでも、やっぱりそうはならない。だから、ユーザーの意見は貴重だ。欲しいのは「私にとって、この作品はこうだった」という個人的なもので、たくさんいる個人の意見それぞれこそが重要なのだ。だからアンケートを取ったりする。勘違いされがちだが、客観的な意見はいらないのだ。
 逆にユーザーは作り手ではない。作ることに関しての情報やノウハウを持っているのは作り手で、ユーザーはそれを知らない。
 俺が監督ならこのチームは勝てる、みたいなことで、実際に監督やったことない人間の意見など無意味。自分が専門職に就いてればわかるが、素人からの「俺だったらこうする」に聞く価値はない。
 これはなんの批評に対してもそうだ。

エラのあるルアー

 釣りの話はもうしないと言ったけど、頭の中が釣りばっかりなのでもっぺんします。ちなみにBlueskyは釣りの話解禁にしてる。
 釣りを始めたのは中学のときで(40年以上前)、そのときからルアーの趣味は変わってない。当時のルアーをヤフオクやメルカリで買ったりしている。
LuhrJensen
 当時のルアーってこんなんです。シンプル。
 Hutleys
 これは羽鳥さんが作ったハトリーズというシリーズ。かわいい。右のルアーはまだ売ってる。置いてる店が少ないけども。
Sammy
 で、最近はというと、ことごとくエラがモールドされてるんですよ。これが嫌いで。かわいくない。死体みたい。特にビッグベイトはグロい。
 あと昔からモールドはされてないけどエラやらヒレやら描いてあるリアルペイントってのがあって、これもずっと嫌い。
 写真のふたつはしょうがなく買ったもの。これくらいならまあ気持ち悪くないかと。
megabass
 メガバスってメーカーは例外で、リアルさの中にかっこよさがある。エラ付けるだけじゃなく、全体でデザインしてる。ここのだけはいい。それでも写真見てると生臭さが漂ってくる。
 あとのメーカーのは買う気しない。機能的には昔よりいいのかもしれないけど。昔からあるヘドンってメーカーでさえ、しゃれっ気がなくなりリアル指向になっちゃって。チャグンスプークJrかなり欲しいけど、エラとヒレがモールドされててカラーもヤな感じ。
 実際どのくらい効果あるんですかね、リアルフィニッシュって。

ゴジラ-1.0

 トレーラーを観た感想が、「絵がキマリ過ぎてて、なんかのパロディみたいだな」だったので期待薄でありつつ、国産ゴジラはやっぱり観たいし、観るなら大きい方がいいしで劇場へ。
 観てみると案外違和感は少なかった。ただ、ここで描かれている戦後日本の情景と心情はリアルに思えなかった。パラレルワールドの日本。主人公のキャラはわかったが感情移入はできない。特撮は良かった。ゴジラ討伐の方策がヤシオリ作戦よりまともだった。全体に、まあまあ。

バス釣りのもやもやとアンタレスDC MD

 最近ザリガニとアカピッピミシミシガメに関する法律が変わって迂闊に扱えなくなったんだけど、捕ってその場で逃がすのは違法じゃないのね。プラマイゼロだし。バスも一緒で、地域によるんだけど、大阪では釣ってその場で逃がしていいことになってる。
 けどもさ。良くないよね。ホントは。そんで前提としてバス釣りをやるということは、外来魚にたくさんいてほしいわけじゃん。自分で違法放流とかしなくても、気持ちのうえではそっち側。いい趣味じゃないと思う。だからツイッターとかブログとかで釣りの話をするのはやめようと思うんだけど、頭の中は釣りのことでいっぱい。だもんで、最後の1回書きます。書きたくてしょうがない。
 
 今までベイトリールは30年前に上州屋で2万4000円で買ったシマノ カルカッタを使ってた。カルカッタ コンクエストじゃなくて、ただのカルカッタ。なんせ昔のことだから細かい理由は忘れたけど、これが出たとき、「ああ、とうとう日本のリールはスウェーデンのアブに勝ったな」と思った。そんで買った。
 デザインも今のカルコンよりシンプルで好きで、これで戦えると思ってた。オールドアブを使い続けてる人もいるし。だが飛ばない。久しぶりの釣りでキャストの仕方も忘れてるが、それをさておいても飛ばない。スピニングリール(2万円くらいのシマノ 19 ストラディック 2500S)だと1/4ozくらいのルアーがぴゅーんと飛んでいくが、カルカッタだと5/8ozのプラグが全然飛ばない。スピニングは糸をほどくだけだけど、ベイトはスプールが回る。といってもベアリングが入ってるんだし、リールの基本構造なんて今も昔も変わらん、昔のリールでもいけるだろうと思ってた。が、5chで訊いてみると、今の1.5万のリールに負けるかもしれんとか言われた。そうか、そうなのか。
 んじゃもう買うよ。買えばいいんでしょ。最新のを。最高のを。7万円のを。というわけで手もとにあるのがシマノ 23 アンタレス DC MD HG LEFTです。ちなんどくとダイワのフラッグシップだとスマホアプリ連携とか付いて10万以上するのな。
 これで飛ばなきゃあんた、どうすんのよと思ったけど飛びますわ。独特の音をたててひゅーんと飛びますわ。これでこそキャストというもんだ。
 前々から疑問だったメカニカルブレーキ。バックラッシュを防ぐために使うルアーの重量に合わせて締めるのが基本だったんだけど、そんなことしたらスプールの回転が悪くなる。アンタレスではメカニカルブレーキは基本いじらないことになってる。スプールがぐらつかない程度に締めたらそこまで。こうでなきゃでしょ。そんでブレーキはDC(デジタルコントロール)に任せる。DCブレーキは強めに調整するとサミングなしでもバックラッシュしない。超優秀。カルカッタの遠心ブレーキと大違い。
 トップウォーターメインなので、利き腕でロッドを持てる左ハンドルを選んだ。ロープロファイルのパーミングボディーと合わせて大変使いやすい。
 道具は揃った。これで半分終わったようなもんだ。揃えるのが楽しかった。あとは揃えた道具の正しさを実感するために釣りに行くだけ。

iMac 24-inch, M1, 2021

 次期OSはインテルMacに非対応らしい。OSが変わってから機種変すると移行がめんどくさそうなので、今のうちに新しいのを買った。おかげで移行アシスタントを使った引っ越しは難なく終わった。
 前のMacは、その前のMacのハードディスクがクラッシュして、AppleシリコンMacが出始めてるのに不本意なタイミングで買い替えとなった関係で、2年半しか使ってない。今回もM2 iMacを待ちたかった。
 メモリを16MB、SSDを1TBにしたら28万6800円になった。前のMacは16MB/1TBフュージョンドライブで15万くらいだったのに、倍近くする。
 さすがにスピードは比べものにならず、起動して常用するアプリ10個を立ち上げるのが一瞬で終わる。
 緑色でかわいいのだが、デュアルモニターにしてて、外部モニターをメインにし、せっかくカラーコーディネートされたキーボードは使わず、黒の東プレを使ってるので、机の上はオシャレげにならない。ソフトのハイライト色まで緑になるのは感心した。

バルサ50 セラフ

Balsa50 Seraph
 もともと釣りをしていた中高生の頃に通っていた隣駅の釣具店に40年ぶりくらいに行ってみたら、うれしいことに営業を続けていた。最新のルアーと一緒にバルサ50シリーズも売っていた。デッドストックである。そこで初めてセラフを見た。なんだこれ。
 家に帰って調べた。バルサ50は名前どおりバルサでできているのだけど、私が釣具屋通いをやめているあいだに、プラスチック製のセラフというシリーズを出していたらしい。プラスチック製だから動きが悪いとかはないようだ。バルサにはバルサの味があるが、塗装が割れてきたりする。プラスチック製の方が安心して使える。バルサ製より安いし。というわけで、翌日改めて店に行って2個買ってきた。ポッパーのポップスウィンガー・セラフと、ペンシルベイトのビッグラッシュスケーター・セラフ。どちらもプラスチック製らしく下側が透けているカラーを選んだ。
 ポップスウィンガーは後ろ側に目が付いていて、あまり見ないかたちをしているが、元ネタがあるんだろうか。説明書きには後ろに重心があるようなことを書いてあったが水平に浮く。なのに首は振る。
 ビッグラッシュスケーターはバルサ製を持っている。んで塗装にヒビが入っている。なので選手交代。上手く使えば多彩な動きができるのだが、使いこなしが難しい。昔は使えてたのだが、要、修練。