今年のCD、今年のうちに

Universo ao Meu Redor■春に2枚同時発売されたマリーザ・モンチの新譜、CCCDなんで様子見してたが、US盤がCDで出直したらしい。
 ベベウ・ジルベルトのセカンドのEU盤は、メーカーもショップも表記してないのにCCCDだったりしたから、ネットの表記だけじゃ信じられなくて店頭で確認して買った。ちゃんとCDでめでたし。
 サンバの『Universo ao Meu Redor』と、普通の、っていうかサンバ以外の『Infinito Particular』。詳しくは日本サイトで。サンバの方にはデビッド・バーン、もう1枚にはフィリップ・グラスが1曲参加してる。
 サンバの方がいいっすね。サンバっつってもモダンなんで、サンバと言えばマツケンと、お嫁と、てんとう虫しか浮かばない人でもさっくり楽しめると思う。
 
 内容はいいんだけど、音が悪い。『トリバリスタズ』も籠もったような音だったが、さらに悪い。今年買ったブラジルの新譜(セルメンは別として)、カシン+2は普通だったけど、マルチナリアもジアナ・ヴィスカルディも音があんまり良くなかった。今まで「ブラジルは音悪い」と思ったことなかったけどな。なんなんだろう。再生装置の音の悪さは、そんなもんと思えるんだが、ソースが悪いと異常として聞こえるんで不快なんすよ。凄え古いのとかライブ盤ならともかく、鳴るはずの音が鳴らないのは変に気になる。いやホント、音、大事。
 
Sonファナ・モリーナ『Son』。アルゼンチン音響派などという、一部好き者しか聴かなさげなジャンルで、あんまり気にしてなかったんだが、彼女がセカンドを買って、聴いたら良かった。4枚目のこれは評判もいいらしく、CD屋で目立つ位置に置かれてて、行くたび横目で見つつ、ときどき手に取っては棚に戻し、ブラジル強化中だから我慢してたが、結局買った。
 細野さんが来日公演を絶賛してた。CDではわからない凄さについて書いてるんだけど、そもそも曲というか音色が細野さん好みだと思う。だもんで細野好きにとってファナ・モリーナは親和性が高い。
 本人のサイトから6曲落とせる。取りあえず『El desconfiado』って曲をどうぞ(→直リン)

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