失敗の快感

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■スケートちょっと見てた。安藤美姫のファンだったので。過去形なのは、安藤美姫の魅力は、肉感もしゃべり方もまるっきり女子高生で、そこいらにいそうでなおかつ結構上玉の女子高生がレオタードで氷上にいるのが良かったんだが、もうJKではなくなったし、若干痩せたので、今はそんなでもない。それでも、かつてほどじゃないにせよ太腿らへんはやっぱいいなあ、眼のメイクはより一層酷くなったなあと思いながら見ている。
 去年は持ち上げられたと思ったら、不調でさっぱり霞んじゃった。実力本位なのは公正でいいとも言えるけど、あんまりだなあと思っていて、持ち上げたんならもうちょっと応援してやれよと思っていて、調子よくなって良かったなあと思っていて。
 それでもまだ、こけたりするんだけど、こけると見てるこっちが「ああっ……!」ってなる感じがなんかいいなと思った。1回こけて、そのせいで調子崩して、またこけてと墜ちていく感じに、なにか快感のようなものを感じてる俺がいるなあと思った。
 今日は1回こけたあと、肩の痛みに耐えながら最後まで演技を続けるというドラマチックな展開だったが、ドラマチックを喜ぶのもどうかという話で。どうかとは思うが、そこに魅力を感じてるのはしょうがないなと。今は、実力はあるけど「ああっ……!」ってなったりする人、としてファンなのかもしれない。
 きっちり決めて成功してくれれば、それはそれでカタルシスを感じるし、よかったなあと素直に思うんだけど、それはそれで「ああっ……!」ってなるのとセットになってる。今回は「ああっ……!」ってならなくて良かった、ってのは、「ああっ……!」ってなるかものドキドキを抱えた上でと言うか。だから面白いってのは、全然普通の話だけども。
 成績いいほどテレビに出るようになるから頑張ってほしい。できれば、もうちょっと太って、眼のメイクをなんとかしてほしいと思った。

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