PowerShot G9 X Mark II

 こないだ生産終了になった3倍ズームの小型軽量機種。後継機が出れば安くなるのだが、このまま終了のようでそれは望めず。写真はアマゾンにリンクしているが、買ったのはメルカリの中古。状態のいいものが4万6000円でお得だった。
 これの旧機種と言っていいと思われるS95を持っている。買ったのはもう12年前だ。S95と一番違うのはセンサーが1型に大型化したこと。
 ミラーレス一眼を買ってからS95はほとんど使っていないが、カメラを撮るカメラがこれしかない。それで不満なのが測距点を自分で選べないこと。 その点G9 Xは液晶のタッチで選べ、ちゃんとペンタ部のロゴにピントが合わせられる。
 もうひとつ必要性が出てきた。フィルムのOM-1を買ったことだ。これをメインにしたときサブカメラが欲しい。フィルムが入手難なのでスペアを持ち歩くことが難しい。フィルムが切れたときに交代できる小さくて良く写るカメラが欲しくなったのだ。
 もちろん、一眼を持ち出すほどでもない外出に、ぽいとカバンに放り込むという使い方もある。
 S95ではステップズームが気に入っていた。この機種でも踏襲されている。レンズ外周リングを使って28→35→50→84mmと馴染みのいい焦点距離に切り替えられ、前回のズーム位置を記憶しているので、35mmのまま使い続けることができる。
 S95のインターフェイスはコンデジに一般的なものだったが、G9 Xではタッチパネルの操作がメインになっている。多機能でわかりやすい。よくできたUIだと思う。小さな画面をちょこちょこ触って操作するのは当然やりにくいが、ボディーが小さいんだから仕方ない。ステップズームを使わなければ、レンズ外周リングの機能を切り替えながら操作することもできる。
 スマホ連携があるのも美点。ロウで撮っててもカメラ内現像でJPEGにしてスマホに送れる。
 画質はS95に比べかなり解像している。ただ、低感度でも等倍で見るとノイズっぽい写りをする。あと、周辺が厳しい。フォーサーズとセンサーサイズがたいして変わらないから匹敵する写りをするかと思ったが、レンズが小さく安いからそれなりだ。
 とにかく小さく軽い。206gは魅力的で、サブカメラに最適。尖ったところはないが、値段も抑えられている。その中途半端さで生産終了なんだろうけど。

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