■「ちゃんとしないようにする」傾向がある。このブログもあんまりキャッチーにならないよう気をつけてる。ちゃんとした、しっかりした文章にならないようにもしてる。
って言うか、文章ヘタで、ちゃんとできなかったりもする。昨日書いたのにしても、コメントの返信にしても、あとから見ると何言ってるのかわからん文章で、これは単純に直さなきゃいけないなと思う。もうちょっと文章うまくならないとなと思う。でも、ちゃんとすることにモチベーションがないから、うまくならない。
意図的にちゃんとしないのと、能力不足でちゃんとできないのと、両面でちゃんとしない傾向がある。
こういう人間はデザイナーに向いてないと思う。特殊な才能がない限りは。
写真に関しては、ヘタにちゃんとしようとする傾向があって、それが自分で気に入らない。
■Blog Latinaの、カエターノのインタビュー、こことここ。やっぱりカエターノはかっこいい。
新譜は試聴して買わなかった。新作のプロデュースは息子のモレーノとペドロ・サー。モレーノは、ドメニコ、カシンとユニットを組んでいる。アルバムごとにリーダーを変え、モレーノ+2、ドメニコ+2、カシン+2名義でCDを出した。カシン、ドメニコはあちこちで大活躍で、アート・リンゼイの近作にも参加してる。来日公演ではさらに二人メンバーを追加して、モレーノ・ドメニコ・カシン+2名義になった。ややこしいが来日時の+2の一人がペドロ・サー。要するに、息子周辺は旬であって、カエターノは、旬な息子たちと一緒に旬な新譜を出した粋なオヤジだ。
なのだが、息子周辺がいまいち好きじゃない。ロックだから。レニーニもペドロ・ルイスもモスカもいまいちピンと来ないとこがあって、なんでだろうなと思ったらロックだからだった。ロックのレッテルを貼って毛嫌いしてるんじゃなく、なんか良くないなと思ったらロックなのだった。
音楽の聴き始めがYMOで、ニューウェイブは主流であるロック・ポップスに対するオルタネイティブだったから、ハナからロックは格好悪いものだった。ギターがギューンと鳴れば気持ちが盛り下がる。
後にヒップホップとか、そこから遡ってファンクとか聴くようになると、ニューウェイブの多くは音楽としてちゃんとしてなさ過ぎて聴けなくなった。「新しさ」ってのは大したもんじゃないなと思った。騙されてたとすら思った。
俺の中でニューウェイブは終わった。にも関わらずまだニューウェイブを続けてて、しかもロック寄りで、そのくせ自分らでは新しいことをやってるつもりの連中がいた。そういうのが一番クソだった。ピクシーズなんかモロにそれだった。
そんでまあ、なんやかんやでブラジル音楽に興味持って、新譜は追わないようにした俺がかっこいいなと思うカエターノがピクシーズを参考にしてるんだから変なもんだ。俺にはロックを聴く耳が欠けてるんだろう。