インデックスされない問題

 昔書いたフジカST801コニカTC-Xのエントリーにちょいちょいアクセスがある。オリンパスOM-4Ti Bにもたまーにある。
 しかし最近書いたオリンパスOM-1オリンパス35RDミノルタX-7のエントリーにはアクセスがない。グーグルに出てこないからだ。
 前は書けば必ずと言っていいほどインデックスされていた。最近は無視である。
 読んでもらえないのは寂しいが、それより他のブログも同じようにインデックスされなくなり、こちらが必要な情報に辿り着けなくなっている可能性が高く、そっちの方が問題だ。おもしろいブログに巡り会うこともない。
 なんでブログ、というか個人サイトを無視するようになったんだろう。確かに書き手は減ってて流行ってないけど、読まれなくなればますます流行らなくなる。このせいでインターネットの楽しみが減ってるのだが。

なぜフィルムカメラなのか

満州トラック
 前に書いたように、フィルムならではの味などないと思っている。画質シミュレーションはデジタルでもできる。古いレンズには味という名の収差があるが、それならレンズだけデジカメで使えばいい。高価で不便なフィルムを使う必要はない。そしてそもそも、その手の「味」に興味がない。レンズは水のように無味であるべきで、画質はニュートラルで被写体に忠実であればいい。ロウ現像であれこれいじるのも好きじゃない。
 1枚1枚大事に撮れるという人もいるが、「数を撮れ」という教えに反する。デジカメは失敗しないのでおもしろくないなどというマゾでもない。
 じゃあなんなのか。フィルムカメラが好きなのだ。機械ものとして。見るのも操作するのも好きだ。そして何より買うのが好きだ。フィルムカメラを選択肢に入れると、購入対象は膨大になる。その中から魅力的なものを選び、コンディションのいいものを探し、財布と相談し、買うのが楽しいのだ。
 私はバス釣りの道具を持っているが、釣りには行っていない。高校を卒業してからは数回行っただけだ。でも釣具が好きで、釣具屋にはずっと通い、ちびちびルアーを買い続けていた。釣りよりも釣具が好きなのだ。それと似ている。
 デジタルがフィルムを追い越して、もうフィルムには用がないと思い、一度すべて手放した。なのに最近やっぱり好きだと気づき、立て続けに3台買った。
 すべては満州トラックに始まる。のりものこれくしょんという食玩に満州のトラックがラインナップされた。ぎょうざの満州大好きなので、ぜひとも欲しい。だが売っているのを見たことがなく、欲しい車種に当たるかもわからない。確実に手に入れるには、ヤフオクかメルカリだ。というわけで久しぶりにヤフオクにアクセスし、メルカリに新規登録した。で、ちょいとカメラを検索してみると、これが楽しい。
 まだ欲しい機種はある。コニカIIIA、コニカ パールII、オリンパスフレックス、ライカIIIgなどなど。でももう、おしまい。これ以上買わない。フィルムはコストと手間がかかりすぎる。それにこんなにフィルムが売ってないとは思わなかった。ちょいちょい「フィルムカメラ始めました」とか記事を見かけるが、やめといた方がいい。メリットないし、一部で言われてるほどフィルムは流行ってないよ。デジカメ超便利。

ミノルタX-7

MINOLTA X-7
 宮崎美子のCMが有名。たいそう話題になったが、なんのCMだったか知らない人が多いのではないか。かくいう私も宮崎美子にはもの凄く興味があったが、カメラにはまったく興味がなかった。当時ミノルタは宮崎美子のポスターを販売していて、私もカメラ屋に買いに行った。カメラメーカーがタレントのポスターを売るなんて異例のことだ。
X-7 Catalog
 このカタログは昔ヤフオクで買ったものだが、表紙が全面的に宮崎美子。
X-7 Catalog
 中を開くとこんな感じで、ファインダー内の画像も含めれば宮崎美子の写真が7枚も使われている。当然X-7の作例ではなく、撮影データなど一切ない。そして裏は全面宮崎美子のポスター。これまた異例のカタログだ。ここまで極端でない普通のカタログもあるのだけど、それにも宮崎美子の写真が散りばめられている。
 
 さてX-7。絞り優先AE専用の気軽な一眼レフ。割り切った機種だが、露出補正ダイヤルは付いている。AEロックとプレビューボタンも欲しいところだが、まあしょうがない。初心者向けなので、低速になると手ブレ警告の電子音が鳴る。
 シルバーとブラックがあり、普通単なるカラバリなのだが、X-7の場合、ブラックにはグリップが付き、ファインダースクリーンがアキュートマットになっている。アキュートマットスクリーンは明るくピントの山が掴みやすい。
 プラボディでクラシカルな魅力はないけれど、好きなデザインだ。後期のモデルはミノルタのロゴがソール・バスがデザインした大文字のものになる。個人的には小文字の方が好み。
 電池はLR44を2個で、どこでも買えてありがたい。
 レンズも気軽な感じの45/2を選んだ。パンケーキと呼ぶにはかたちがそれっぽくないものの、軽量コンパクトで、50ミリより少しだけ画角が広く、使いやすい。ROKKOR-Xと刻印されているのは輸出仕様だそうだ。45ミリというとテッサーだと思う人がいるが、これはガウスタイプだ。
 シャッターは電子制御されており、電気系統が壊れると使えず、まず修理できない。プリズム腐蝕している個体が多く、購入には注意が必要。上位機種のX-700の方が流通量が多く良品も探しやすいので、X-7は宮崎美子ファン専用カメラかも。

シン・仮面ライダー

 え? これ仮面ライダーっすか? 成り立ち・テイストが俺の知ってる仮面ライダーと違うんですけど。っていうかライダーをライダーたらしめているものがない感じ。もちろんライダー大好きな庵野監督が愛とこだわりを持って作ったこれこそが仮面ライダーなんだろうけど、なんか平行世界のライダー見てる感じだったよ。
 おもしろいかっていうとおもしろかった。各怪人がどういうふうに悪なのか、うまいこと表現されてた。ラスボスのそれがエヴァのあれだったのはどうかと思うけど。あとセリフ多過ぎ。
 
*追記
 どこに違和感があったのか考えた。
 ライダーというのは、ベルトによって、変身して、不思議な力(設定はあるんだけど)で戦うものだ。
 けど、シン・仮面ライダーは違う。ライダースーツ着っぱなし。着っぱなしだから臭くなるという。ライダースーツは不思議な力によるものではなく、機能する部品だった。
 違和感の正体に気付いて、よく考えてみると、そもそも初期のライダーというのは今と違うのではないか。ライダーはリアルタイムで観てたが、なんせ小1のときに始まっている。全然覚えてない。で、YouTubeで1・2話を観てみた。すると変身という概念はあるが、人間の姿のときも怪力だったりする。改造人間だから。変身後のスーツが臭まったりはしないと思うが。シン・仮面ライダーは初期ライダーをベースに、さらに今のライダーから離れたので「違う」と感じたのだ。
 俺同様、初期ライダーを覚えてない、あるいは観てない人も多いはずで、違和感があった人もいるんじゃないか。
 そういうものとして受け入れて楽しんだ人が多いようだが。

オリンパス35RD

OLYMPUS 35RD
 昔フィルムカメラをメインに使っていた頃、欲しかったけど買えなかった機種。35DCというプログラムAEのカメラをシャッタースピード優先AEに改めたもので、輸出専用だったこともあり弾数が少なく、買おうにも出回っていなかった。
 それをヤフオクでなにげに検索してみたらオーバーホール済みの個体が出てきてしまって。即決価格4万2000円で。うわー高いな買えないよと思ったけど、なんかここにありますね。
 中古カメラに興味を持って最初に買ったのがコニカC35FD。38/1.8のレンズが付いたシャッタースピード優先機種。コンパクトなのに写りは大変良かった。そのうち露出計が壊れてしまったけど。
 オリンパス35RDは、コニカC35FDと同傾向のカメラ。40/1.7と40ミリ好きの俺にジャストなレンズが付いて、デザインがキリッとして格好いい。なにより私はオリンパス好き。
 電気系統の故障は直せないことが多い。AEの機種は露出計が動くのが前提なので、買うのはちょっと怖い。でもこれはオーバーホール済みの保証付。どうしても我慢できなかった。
 故障のリスクをさておけば、この手の機種は、気軽に、しかも真面目に使えてお勧めだ。一眼レフのように大げさでなく、シャッタースピード優先で露出が選べ、操作性は悪いがフィルム感度レバーで露出補正ができ、写りもいい。オリンパス、コニカの他に、キヤノン ニューキヤノネットQL17や、ミノルタ ハイマチック7sII、絞り優先のヤシカ エレクトロ35GXもある。縁のあった機種を使えばいい。

レーザーガン 排莢式 トイガン ルガーP08

 はい、またルガーです。グリップセイフティー(機能しない)が付いてるとこなんかはP04風味。
 中国製のトイガンがおもしろいことになってて、ナーフ系がいろいろ出てるようだ。今回買ったのは実銃をリアルに模したレーザーガン。お値段9100円。レーザーガンとしてちゃんと遊ぶには対応したターゲットを買わねばならず、そっちにはあんまり興味ない。興味あるのはトリガーを引くだけで排莢アクションが楽しめることだ。ちゃんとショートリコイルし、ホールドオープンもする。
 指の力だけで排莢となるとトリガーの重さが気になるが、まあまあ軽く動く。ただ、何かしら反動がある「ブローバック」ではないので、トリガーに合わせてトグルがぴょこぴょこ動き、アルミ製のカートが真上に飛び出るのは、当然迫力などとは無縁で、コミカルですらある。
 銃身とアッパーレシーバーと呼んでいいのか、トグルを含む上部は金属でできている。マガジンも金属製のうえウェイトが入っており、全体にずっしりしていて質感もいい。外観はちょっと横に太く、ところどころおかしいが、全体的に悪くない。というか、ここまでやったんなら、もうちょっとだけ頑張ってよという気がする。せめてセイフティーのネジだけでもなんとかならなかったのか。
 詳しくはこちらの動画を。と、また人まかせだが、この動画見て買ったので。
 上の写真はアマゾンにリンクしているが、購入するなら中国から送ってくるので時間がかかることは覚悟してほしい。俺の場合、届くはずの日に届かず、アマゾンに問い合わせて送り直してもらったので2重に遅かった。外箱もひしゃげてたし。あと、レーザーガンとして使う場合はサイトの上下がまるで合わないので注意。

マルシン ルガーP-08 ダミーカートモデル


 弾も出なけりゃ発火もしない。その代わり実銃と同じ構造で金属製。エアガンはお座敷ではパワーが強すぎて持て余す。発火式モデルガンも近所に気を遣う。だからもうこれでいいんですよ。ただずっしり重く冷たい金属の質感と、動作の感触を味わう。タナカのガスガンとは剛性感が比べものにならない。弾が5発しか付いてないのは、けちんぼだと思った。