昨日の続き

 早速アップルストアから交換製品の用意ができたとメールがあった。通常1週間から10日だが、いつになるかは確約できないと言われていたのに、翌日に来てありがたい。のだが、5日以内に取りに来い、無理なら電話しろとメールは続く。さすがアップルは常識を越えてる。

 マリーザ・モンチは買ったが、アドリアーナ・カルカニョット、マリア・ヒタ、セウ・ジョルジの新譜などを我慢している。
 昔ほど音楽をちゃんと聴かなくなったので、どんどん買わずに、持ってるのをしっかり聴けばいいじゃんと。けど、買ってかないと水の流れが滞るような感じがある。あれもこれも聴いてわかることがある。

 ウェブの日記は、買い物日記として始めた。ホームページ作るのが流行ったあと、みんなが特定のコンテンツ作ることから、楽な日記にシフトしだした。有名人でもないのに日記はないだろうと。でもやっぱ楽だし知人の日記は面白いので、じゃあ俺は買ったものについてだけ書こうと。レビューなら意味もあるし、お金払ったものについては言いたいこと言っていいだろうと。
 その後そういう縛りはなくしたのに、お金がなくなると買い物ができず、書くことも減ってしまった。どんだけ消費に依存してるのかと。

 何年か前に帰省したとき、コタツの上に置いたiPodを見て、母親がこれはなんだと訊いた。mp3どうのこうの言ってもわかるわけがないから、この中にCD何百枚ぶんも入ってるんだと説明する。ぽかんとしてるので「CDは知ってるやろ?」と言うと「なあん!」と言って怒った。レコードとテープで止まっていて、たぶんCD自体は見たことがあって知ってはいるが、名前と結びついていないのだろう。
 うちの母は演歌の番組が好きで、録画してテープが劣化するほど繰り返し見ている。DVDレコーダーなら劣化しないと聞いて欲しいという。絶対使えないからやめとけと言った。
 翌年帰省したらDVDレコーダーがあった。「使えてるの?」と訊くと「わーはっはっは」と笑う。「いや、使えてんの?」「わーはっはっは」。やっぱり使えないらしい。さらに翌年、使えるようになったらしい。
 どんどん新譜を買ってかないと滞るとか言ってる俺より、テープ劣化するまで見てる母の方がちゃんとしたリスナーに思えるし、デジタル化の恩恵も受けてる感じがする。母親が好きな歌手は確かに上手いと思うから、耳も確かな感じがする。

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