■秋山奈々『わかってくれるともだちはひとりだっていい』購入。
ミュージックマガジン8月号のアーチスト紹介ページに載っててちょっと驚いた。このページは広告と連動してるかもなので、ちょっとアレだが。
デビュー曲<わかってくれるともだちはひとりだっていい>は、先に書いたように作詞が上田知華、作曲がピコこと樋口康雄。樋口康雄は、詳しくは『レコード・コレクターズ』02年3月号を参照してほしいが、70年にシング・アウトというグループでデビュー、同時にNHK<ステージ101>に出演しつつ音楽監督も務め、71年にはソロ『ABC』を発表した。その後はドラマのBGMなどを中心に活動しているが、日本のソフト・ロックの草分け、早すぎた天才として、この数年、再評価されている。
その樋口が見出したのが上田知華。上田は弦楽四重奏団KARYOBINとともにピアノを弾き、歌うスタイルで78年にデビュー、そのコンセプトから楽曲提供までを樋口が担当した。上田は後に自作自演歌手となり、作家としても多くの詞・曲を人に提供している。そんなふたりが秋山奈々のシングルで顔を合わせたわけ。
だそうだ。よくわからないが興味を惹かれる。iTMSなら400円なんで買ってみた。まあ、こういうものは買うならパッケージで買うべきだけどもね。ストレートに過ぎるジャケも魅力的だし。
’70年代、NHK、そんでこのタイトルから想像できるとおり、ちょと懐かしい感じの優等生なポップスだった。秋山奈々の歌は「アーチスト」としては上手いと言えないけど、それも含めて初々しい魅力がある。ごまかして上手く聴かせようとする小細工が少なく、ストレートでいい。込み込みで秋山奈々っぽくていいなと思った。音楽好きだそうなので、アーチストとしても成長してっていただきたし。
・参考:YouTube – 秋山奈々 歌手デビュー
あー、なんかたまらん。
・オマケ:DivX Stage6 – akiyama nana
本当は「俺以外見るな! 見ちゃダメだ!」と言いたいビデオですが。YouTubeは画質の悪さがエクスキューズになってたけども、ここまで画質上がるとどうなのか。これは怒られそうな気がする。拾う方としては画質いいほどいいに決まってるけど、これをきっかけにYouTubeまで含めて一切合切USAダメってことにならないか心配。あとアルファだからか、Macだからか、ウチの環境固有の問題なのか、ちゃんと見れない。DivXには前からへぼちんなイメージがある。