大阪ではガンダムのあとに『バトルフィーバーJ』を放送してたんですよ。ガンダムはもう正座で観てたんだけど、続くバトルフィーバーでは予告編で「魚屋のおじさんが危ない!」とかやってて楽しくて、まあ、その後も惰性で観てた。
「お、これは」と思ったのは『科学戦隊ダイナマン』。敵のジャシンカ帝国は尻尾の数で身分が決まる。もともとの尻尾の数だけじゃなく、切られると身分が落ちる。メギド王子なんかは5本尻尾の内1本をダイナレッドに切り落とされ、後に謀略により味方にすべての尻尾を切り落とされ千年洞窟に幽閉される。洞窟を脱出したメギド王子は闇の使者「正体不明の」ダークナイトとして蘇り、尻尾の数ではなく実力にものを言わせる存在となる。
この辺もう、子供でも着いていけるストーリーの範疇で、やりたいことやってる感じだった。戦隊ものの可能性を見せてくれた。
その後、働き出すと戦隊ものを観なくなる時期が来る。また観出すのは’99年の救急戦隊ゴーゴーファイブからだ。
’04年のデカレンジャー、’09年のシンケンジャー、’11年のゴーカイジャー、最愛の戦隊ものである’12年のゴーバスターズ、’18年のルパンレンジャーvsパトレンジャー、そして今やってるキラメイジャーと秀作が出る。
キラメイジャーでは「限界は超えないためにある」という名言が主人公、熱田充瑠によって語られた。当たり前の話だ。限界は超えちゃいけない。けどむしろ戦隊ものなど熱血の文脈では、限界は超えるためにあると言われがちだ。このセリフをレッドに言わせた意義は大きい。和民のあいつなんかにも伝えたい。
戦隊ものはオモチャの販売もふるわないそうで、多少の心配もあるのだけど、戦隊にしかない魅力があるのでこれからも頑張ってほしい。
ただ、次回作はなー。ヒロインもロボってのなー。女子による華を期待してる身にとっては不安が大きいなー。