■きらたかし『赤灯えれじい』7巻読んだ。相変わらず凄い事件は起きないし、感情表現も抑えめで、淡々としてる。なのに、なんで面白いんだろう。淡々としてる分、微妙なニュアンスがリアルに伝わるのかな。引き気味の目線だから入っていけるのかも。作者が優しい目で登場人物見てるような。作品の中から作者が共感を求めてるのが見えるようだと、俺は読めないだろうし。
俺の仕事始めはエロ本のレイアウトだったんで「柳川くんが初めて仕事した本ができたでー」とか、その前後とか、異様にリアルに感じた。
■吾妻ひでお『うつうつひでお日記』。ほんとに日記。これは通しでは読めない。と思ったが、風呂の中で一気に読んでしまった。この年でお菓子系をチェックし、『Chu-Boh』と『Pure Pure』を買い、小倉優子のスクラップを作る吾妻先生に俺はついて行こうと思った。
■スパムがひどいんで、naoya氏作の、言及のないトラックバックを弾くプラグイン入れた。言及のないトラックバック自体は露骨な宣伝でなきゃ別にいいって言うか、見てる人にとって有益な関連情報なら言及なくてもいいと思ってる。導入はスパム減らしが目的。
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買い物
■児ポ。’58年初版。折り返しの内容紹介は下世話だが、中身はまともっぽい。著者はカメラマンで、’53年から3年半ブラジルに住んでいる間、4回アマゾンに入ったそうだ。面白そう。
■『黄金のバラ』、クレメンチーナ買った店に売ってた。どっちも800円だったのよ。それでこの内容だから嬉しくて汁が出ちゃう。
伝説的な同名のショーをレコード化したもので、クレメンチーナのデビュー作にあたるそうな。メンツは、アラシイ・コルテス、クレメンチーナ・ヂ・ジェズース、エルトン・メデイロス、パウリーニョ・ダ・ヴィオラ、ジャイル・ド・カヴァキーニョ、ネルソン・サルジェント、ネスカルジーニョ・ド・サルゲイロ。
■原作:まっつー 作画:椿あす『これが私の御主人様』1巻、ブックオフでちょっと立ち読みしたら意外と(失礼?)面白かったんで購入。可愛い女の子が出てくるだけのマンガだろうと思ってたら、ホントにその通りで内容のなさに驚いた。メイドでオタでドタバタで、楽しませる要素しか入ってない。半端なラブコメより全然いい。こんなマンガなのにパンチラすらなかなか出てこない抑え具合もいい。
■私信
これ→大人には聞こえない着信音。やっぱり聞こえん。
もやしもん
■石川雅之『もやしもん』3巻読んだ。
装丁と欄外と書店と読者、全部で遊んでるのが楽しい。もちろん中身も楽しい。一番、新刊が待ち遠しいマンガかも。
森下裕美『大阪ハムレット』
■森下裕美『大阪ハムレット』1巻読んだ。圧倒的。敵わないなと思った。1話目に出てくる、バカで乱暴で思いやりがあるヤンキーの、キャラと環境のリアル。
この小っこいリアルには、理屈もフィクションも敵わない。いや、このマンガもフィクションなんだけど。
そんで、もの凄くストレートに「お話」だ。
話を成り立たせるには、何か起きなきゃいけない。フィクションだからやろうと思えばどこまでもデカい話にできる。全宇宙を巻き込む光と闇の最終決戦とか。けどリアリティがなければ何も起きてないより酷い話になる。一方で実際大したことが起きない日常を、淡々と綴るものもあったりする。副次的な要素、今っぽいとか、パンツが見えるとか、ウンチクが身に付くとかで成り立たせる場合もある。
このマンガは、お話として非常にオーソドックスだ。スケールの小さい日常の話ではあるけども、話として成立するだけの何かが起きてる。なんて当たり前っちゃ当たり前なんだけど、一話一話濃厚にしっかりできてる。しかも人情にもシニカルにも寄らず、色も主張も感じない。ただ、お話だけがある。現実(に似たもの)だけが目の前で展開する。
話、話つってるけど絵も魅力的。同じストーリーで別の人が描いたら全然別のものになるはず。
それにしても森下裕美がこんな境地にまで行ってしまうとは思わんかった。なんか偉そーな言い方になっちゃってアレなんだけど、ドラマ作りに関しては、柏木ハルコは他の人と違うレベルにあると思うんだけど、森下裕美は同等かそれ以上だなあと思った。
10年たって彼らはまた何故ここにいるのか・・・
■タコシェで福満しげゆき初期作品集『10年たって彼らはまた何故ここにいるのか・・・』購入。500部限定。
作風変わってないと言えば変わってないんだろうが、より生々しく痛々しい。
通りかかったまんだらけに、でかでかと“10年たって〜 600円買取”の張り紙。世知辛いというのか。検索して最初に出てくるのもまんだらけのこれ。「全ての人に読んでほしい」という紹介とともに高価買取……。
主人公は牛乳がうまくつげない。必ず溢れさせてしまう。
で、思い出すのが高校で倫社の教師がした話。
「神経症って知ってますか? 道を歩いてるでしょう。この道を俺はまっすぐ歩けないんじゃないかと考え出すんですよ。そうしたら実際まっすぐ歩けなくなって、しまいに壁に張り付いて動けなくなる。こういうのが神経症」
実体験で教えてくれた。専門的に見て適切な説明なのかは知らないが、牛乳こぼすのもこういうことだろう。
「いいか。オカマとは絶対にケンカするな。あいつらは男の腕力と女のしつこさを併せ持っている。いいか。オカマとは絶対にケンカをするな」
関係ないけどこれも実体験っぽかった。真剣に言ってたし。
2学期最初の授業では、夏休み、千石イエスに会いに行った話もしてくれた。マスコミの報道は実際と全然違うんだと。
倫社の授業がこんなんだったので、俺は大学、哲学科入った。すぐ辞めたんだけど。
■えびはら武司『まいっちんぐマチコ先生 ピンクボックス』も購入。青林堂って今こんなんかあ。
ボンクラ
■BUBUKAのみうらじゅんの連載、ゲストが杉作J太郎。いろいろと面白い。基本バカ話なんだけど、死のうと思ったとか思ってるとか間に出てくる。儲かってないってのは大きいと思う。
吉田豪のポッドキャストにJが出てると知って、さっき聴いてた。同じ調子。なにかと気持ちわかるような。わかっちゃいけないような。下北に映画見に行かなきゃ。
ワイルドターキーメン好きでさ。高いから勧めにくいけど、傑作だと思うんだよなあ。
■青木りんのAV買うつもりだったけど、パイズリのシーンが短くてアングルもよくないって話なので、次回作待ち。才能は活かしてよ!
脱いじゃったら、脱いでなかった頃のは価値が暴落する。つーことで画像を大幅に消した。改めて見ると昔は可愛かったのな。青木りんなりに。あどけないちょいブスで魅力的。初期のは残しといた。
アイドルがAV出演ってことなら、南つかさもそうなんだが、こっちは全然話題にならんな。なんだかんだいって青木りんは認知度高かったんだな。それとも魅力の差か。
万祝
■望月峯太郎『万祝』6巻。なんだこのマンガ。凄すぎるよ。こういうの読んでるときは、とても贅沢な時間。
西島大介『アトモスフィア』1巻。おお、ホントにSFだ。続き気になる。
椎名高志『一番湯のカナタ』1巻をブックオフで。面白いな。続き買おう。サンデーは乳首アリなのか。裸をさりげなく、いいもの、高貴なものとして描いてるのもいい。
■ADC/DVI変換コネクタを渋谷アップルストアで買った。ビニールのきんちゃくのようなものに入れてくれた。パールホワイトに銀のアップルマークが入ってる。紐はグレー。こじゃれてる。こういうとこは、さすがアップルだなあと思う。
しかし、L887をデジタルで繋いでみると画面真っ暗。
ラオックスにコネクタ予約取り消しの電話を入れる。ついでに状況を説明し、相談してみる。デジタルでは映らないし、OS 9でもXでも、ADCにCRTを繋いでミラーリングした状態でないとアナログRGBの出力がおかしいと。「DVD-ROMからブートして、正常ならシステムの不具合、ダメならハードの問題だろう」と言われる。なるほど。試してみるとやっぱダメ。ハードがおかしい。
アップルのサポートに電話してみた。10分待ってようやく繋がる。凄いことにアップルの電話サポートは有料なのだった。1件の解決で5000円だって。こういうとこがアップルはなあ。アップルストアのジーニアスに相談すればタダで済むかもしんないので、結局アドバイスは受けず。
ネットで調べてみるとADC/DVIの変換は完全じゃなく相性があるらしい。そもそもウチのビデオカードではUXGAでのデジタル接続ができないという記述もあった。アダプタ、無駄だったか。
それはともかく、アナログで正常に繋がるようになってほしいんだが修理かなあ。弱ったなあ。