投稿者: ふじり

  • iPhoneとか

    ■単なるiPod携帯だと思ってたんで驚いた。こんなんコンセプトモデルとして「こういうことも考えてますよ作って作れないこともなきにしもあらずですよ」程度でお茶を濁すものじゃないのか。売っちゃうんだから凄いよ。家電メーカーはみんな、ぽかんとしてるんじゃないか。
     と思ったが、2ちゃん見てたらこんなんあった。

    戸田絢子:『携帯電話の機種変更によるユーザのメンタルモデルの変容』
    (「ケータイ・カーナビの利用性と人間工学」、pp.135 -140 、)

    多少、デザインや機能に物足りなさを加味することが重要である。この事が更新期間を短めに導くと共に、購買意欲を持続させる2大要件といえる。

    メーカーは、携帯のビジネスモデルの何たるかを全く分かっていないんです。
    家電+ネットの、検索+比較(価格.COM)モデルで考えられると困るんですよね。
    メーカーが勝手な競争を始めないよう、常に私たちの指導が必要なんです。

    団塊の世代などと異なり、たまごっち世代・ゆとり世代はカタログ仕様や契約書の理解・比較力が低いのが救いです。彼らには、感覚的な満足度のみが重要なので自らが選択・決定している気分を常に与え、不満を具体化させない演出が必要です。

     凄えな。こんな人だって。検索したらはてなキーワード:auとこにも同じ内容でちょっと違う文章があった。それなりに有名なのか。ソースらしきサイトに繋がらなくて、実際の内容が確認できないけど。
     日産Be-1とか、オリンパスO-Productとか、バブル期にバブル臭いもの出した坂井直樹も関わってるしauは難儀だな。
     
    *追記
     引用した文章は、まるっきりでっち上げだったらしい(それもまた、確認できないのだが)。戸田さん、ごめんなさい。

  • ゼルダ終わった

    ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス■実家から帰って早々、風邪ひいた。寝込んだ。けどもゼルダはやった。終わった。
     80時間くらい。コンプはしてないです。虫が4匹、幽霊が12体、ハートのかけらが6個足りない。
     っていうか2周目もやった。ブランクがあって最初の方忘れてるから、水の神殿クリアのへんまでやった。いっぺんやってるんで半分くらいの時間でできた。とは言え結構覚えてなくて、1回目は悩まなかったとこで詰まったりした。
     バトルが楽しかったっすね。奥義のおかげでザコ戦も面白かった。ヒットポイント足りなくなって死ぬってことは、ほぼなかったから、適当にやったっていけるんだけど。試練の洞窟はそうはいかず、戦い方を考えさせられる。その戦法が普段に活かせてまた楽しい。この傾向、今後もっと詰めてほしい。
     ボス戦も当然楽しかった。ゼルダは、ボスごとに特定の倒し方がある。前作までは、倒し方がわかんなくてゲームオーバーを繰り返しながら探すことがままあった。これは気持ちよくない。苦労しながらも死ぬ前に倒したい。ゲームオーバーが入ると冷めるんで。「ああ、これはゲームだな。やり直せちゃうな」と。それが今回、全部ゲームオーバーなしで倒せて良かった。
     ミドナの的確なアドバイスのおかげもあるけど、こっちが慣れちゃってんのな。ゼルダのパターンに。今回全体に難易度低めに感じたけど、それも慣れてるからで。いい加減ゼルダのシステム自体が飽和してんのかもと思った。
     キャラが良かったっすね。今までのゼルダは、っていうかF-ZEROとかもそうだけど、愛されることを拒むようなグラフィックで、微妙にキモかった。だから『風のタクト』の猫目リンクに喜んだんだのに、ウケが悪かったそうで。またキモいキャラに戻るのかと心配だったが、リアルなりに良かった。
     まずミドナですな。いい尻の小っこいやつ。彼女の魅力は大きかった。日本人的には萌えキャラ寄りに見えるけど、アメリカのアニメはブラックなキャラ多いんで、そっち寄りなんだろう。ひとりだけしゃべるのも良かった。声の魅力が入った。
     大妖精は好みのタイプで、しかも半裸。アゲハちゃんも良かった。ルピーいらないからパンツ見せてほしい。
     全体にヤな要素が少なかった。タイミング合わせて飛ぶってアクションが減ったせいもある。ミニゲームのデキも結構良かった。かつて、ゴロンレースはうまくいかないしやる気もしないしでイライラしたけど、今回のレースは面白かった。奥さんの声も良かった。鳥で飛ぶのは面白くなかったが。ボートもいまいちか。泳ぐときスティックの反応が良すぎるのもヤだったな。それから、もうちょっとエポナに自由に乗せてくれてもいいんじゃないか。まあ、そのくらいだし、大したことない。
     今回は64版のリメイクみたいな印象だった。王道っていうか。その分、変な要素が少ないのは残念。
     シリーズ共通でオカルト面の弱さが惜しい。魔法ってオカルトなんだけど、RPGがオカルト的じゃなくても別にかまわない。けどもゼルダの場合は妖精がいる世界が結構リアルな分、惜しい。オカルトをちゃんとやってほしいなと思う。これは望んだって無理だろうけど。
     なんだかんだ言ってますけど、いやー、面白かったわ、もっとやりたいっすわー。次はいつー?
     
    ■ちなみに“ミドナ”でイメージ検索するとこんなふう。三重県の献血キャラらしい

  • 紅白

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     実家です。昨日は紅白見てた。DJ OZMAのウソストリップ驚いた。苦情は織り込み済みだろうけど、どういう意図ですかね。サブちゃんかっこよかったな。
     今日は1日寝てて、さっき地域最大のDVD屋『夢倉庫』で、中古の『夢のメイド御殿』を買ってきた。元旦の夜中も空いてて、まったく夢の倉庫だよ。

  • 演歌の演は、演説の演

    演歌 – Wikipedia

    もともと演歌は自由民権運動の産物だった。藩閥政治への批判を歌に託した政治主張・宣伝の手段である。つまり、政治を風刺する歌で、演説に関する取締りが厳しくなった19世紀末に、演説の代わりに歌を歌うようになったのがこの名称のはじまりといわれる

     へー。

  • 失敗の快感

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    ■スケートちょっと見てた。安藤美姫のファンだったので。過去形なのは、安藤美姫の魅力は、肉感もしゃべり方もまるっきり女子高生で、そこいらにいそうでなおかつ結構上玉の女子高生がレオタードで氷上にいるのが良かったんだが、もうJKではなくなったし、若干痩せたので、今はそんなでもない。それでも、かつてほどじゃないにせよ太腿らへんはやっぱいいなあ、眼のメイクはより一層酷くなったなあと思いながら見ている。
     去年は持ち上げられたと思ったら、不調でさっぱり霞んじゃった。実力本位なのは公正でいいとも言えるけど、あんまりだなあと思っていて、持ち上げたんならもうちょっと応援してやれよと思っていて、調子よくなって良かったなあと思っていて。
     それでもまだ、こけたりするんだけど、こけると見てるこっちが「ああっ……!」ってなる感じがなんかいいなと思った。1回こけて、そのせいで調子崩して、またこけてと墜ちていく感じに、なにか快感のようなものを感じてる俺がいるなあと思った。
     今日は1回こけたあと、肩の痛みに耐えながら最後まで演技を続けるというドラマチックな展開だったが、ドラマチックを喜ぶのもどうかという話で。どうかとは思うが、そこに魅力を感じてるのはしょうがないなと。今は、実力はあるけど「ああっ……!」ってなったりする人、としてファンなのかもしれない。
     きっちり決めて成功してくれれば、それはそれでカタルシスを感じるし、よかったなあと素直に思うんだけど、それはそれで「ああっ……!」ってなるのとセットになってる。今回は「ああっ……!」ってならなくて良かった、ってのは、「ああっ……!」ってなるかものドキドキを抱えた上でと言うか。だから面白いってのは、全然普通の話だけども。
     成績いいほどテレビに出るようになるから頑張ってほしい。できれば、もうちょっと太って、眼のメイクをなんとかしてほしいと思った。

  • 今年のCD、今年のうちに

    Universo ao Meu Redor■春に2枚同時発売されたマリーザ・モンチの新譜、CCCDなんで様子見してたが、US盤がCDで出直したらしい。
     ベベウ・ジルベルトのセカンドのEU盤は、メーカーもショップも表記してないのにCCCDだったりしたから、ネットの表記だけじゃ信じられなくて店頭で確認して買った。ちゃんとCDでめでたし。
     サンバの『Universo ao Meu Redor』と、普通の、っていうかサンバ以外の『Infinito Particular』。詳しくは日本サイトで。サンバの方にはデビッド・バーン、もう1枚にはフィリップ・グラスが1曲参加してる。
     サンバの方がいいっすね。サンバっつってもモダンなんで、サンバと言えばマツケンと、お嫁と、てんとう虫しか浮かばない人でもさっくり楽しめると思う。
     
     内容はいいんだけど、音が悪い。『トリバリスタズ』も籠もったような音だったが、さらに悪い。今年買ったブラジルの新譜(セルメンは別として)、カシン+2は普通だったけど、マルチナリアもジアナ・ヴィスカルディも音があんまり良くなかった。今まで「ブラジルは音悪い」と思ったことなかったけどな。なんなんだろう。再生装置の音の悪さは、そんなもんと思えるんだが、ソースが悪いと異常として聞こえるんで不快なんすよ。凄え古いのとかライブ盤ならともかく、鳴るはずの音が鳴らないのは変に気になる。いやホント、音、大事。
     
    Sonファナ・モリーナ『Son』。アルゼンチン音響派などという、一部好き者しか聴かなさげなジャンルで、あんまり気にしてなかったんだが、彼女がセカンドを買って、聴いたら良かった。4枚目のこれは評判もいいらしく、CD屋で目立つ位置に置かれてて、行くたび横目で見つつ、ときどき手に取っては棚に戻し、ブラジル強化中だから我慢してたが、結局買った。
     細野さんが来日公演を絶賛してた。CDではわからない凄さについて書いてるんだけど、そもそも曲というか音色が細野さん好みだと思う。だもんで細野好きにとってファナ・モリーナは親和性が高い。
     本人のサイトから6曲落とせる。取りあえず『El desconfiado』って曲をどうぞ(→直リン)

  • うろ覚え ぽっくんとJB

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     初めてJB聴いたのは、バンバータとの競演盤『Unity』。
     この年(’84)に立花ハジメの『Replicant J.B.』が出てるから、聴いた声としてはこっちが先かもしれん。なんにしてもJBをよく知らんかったから、『Replicant J.B.』の意図するところがイマイチわかってなかった。
     
     初めて見たのはパルコのCM。カメラ固定の引きの映像で、JBが踊ってる。なんか凄いインパクトがあった。
     マントショー初めて見たときも凄いインパクトだった。わけがわからなかった。この人は何をやってるんだろう? っていうか、なんでこれが受け入れられてるんだろうと思った。
     
     細野さんがF.O.E.でJBと共演したとき(’85)の会話。
    JB「今度、自伝を出すんだ」
    細野「それはソウルのバイブルになりますね」
    JB「いや、“音楽の”だ」
     
     坂本龍一がサンストで、誰のこととは言ってないが「ワンコードの上で、ウッとか叫んでるだけでソウルの神様だって言うんだから(ソウルは)わけわかんねえ」とdisってた。うろ覚えなんで言葉はこの通りじゃないし、そもそもサンストじゃなかったかもしれん。確かR&B寄りの『未来派野郎』(’86)を出す前あたり。
     そんで『未来派野郎』出たとき、「俺の音楽は(あえて言うなら)もともとロックよりR&Bに近い」的なことを言ってたので「えー!?」と思った。中島みゆきがロック的アレンジのアルバム出したときの「私はもともとロックだった」発言くらい「えー!?」と思った。坂本龍一発言集は面白いものになると思うから誰かまとめてほしい。
     
     ライブは2回行った。1回目はウイ・アー・ザ・チルドレン(’85)に始まるエイドブームんとき。八王子の方のイベントで、屋外でトリだった。JBしか興味なかったから終わる頃に行った。凄い楽しかった。踊ってお尻をぺたんと着くと、そのあと立ち上がれなかったり、客席にダイブしたらステージに自力で上がれなくて尻を押してもらってたり、可愛かった。I can’t Stand My Self。このときにはもう、マントショーに乗れる俺になってた。
     2回目は’97年くらいかな? あんまり内容覚えてない。
     
     ’92年くらいだと思うが、マック用のピンボールゲームに『トリスタン』ってのがあって、効果音をJBの声に替えたのが裏で出回ってた。『Replicant J.B.』みたいだった。
     
     美術にまともに向き合ったことがない俺は、デュシャンの話ができない。俺なんかはデュシャンの名前を出しちゃいけない。同様にJBを「好き」と言えない。スライは好きと言えるし、ファンクが好きだった頃、冗談で自分をファンカティアと言ってみたりはできても。JBが好きと言えるほどの俺じゃない。JBはデカすぎる。