キース・ルブランと80年代後半のもろもろ

Major Malfunction■夜中にアマゾンMP3を見てたらキース・ルブラン『Major Malfunction』があったんで酒の勢いで買うた。発売当時、俺と池田のあいだで大ヒットしたアルバムですね。池田って誰やねんに関しては省略しますが、池田がアパートの外まで聞こえるほどの大音量で再生していたところ、ドアをノックする人があり、苦情かなと開けてみると「この曲かっこいいですね」と知らない人に言われたくらいかっこよかった。
 キース・ルブランはもとシュガーヒル・レコードのドラマーで、グランドマスター・フラッシュとかのバックをやってた。
 80年代なかばにベースのダグ・ウィンビッシュ、ギターのスキップ・マクドナルド、On-Uサウンドのプロデューサー/エンジニアであるエイドリアン・シャーウッドと組んで、タックヘッド(=ファッツコメット)というユニットを結成。この『Major Malfunction』はタックヘッドのメンバーによる、ルブランのリーダーアルバム。
 
 これが出た’86年、ランDMCとビースティー・ボーイズがデフジャムから出てる。このあたりでヒップホップに関心なかった人たちがそっちに動き出してた。
 当時、細野さんはF.O.Eというファンクユニットを組んでて、“OTT”というコンセプトを持ち出してきた。Over The Topの略で「やりすぎ」の意味だとか。ビートをめちゃめちゃ細かく刻むとかしてたらしいんだけど、聴いた感じ、そんなに過剰な感じはしなかった。
 インダストリアル・ミュージック、要するにノイズ系のバンドがダンスビートを取り入れて、ボディ・ビートと呼ばれたりした。ミニストリーとかライバッハの一部の曲とかですね。この辺からなんか新しいのが出てくるんじゃないかと期待したけど、ニューウェーブの人らはグルーブに無頓着だから音がつまんなかったし流行らなかった。
 で、個人的にOTTとかボディ・ビートに期待したものがタックヘッドにあったんですよ。
 ’86年はウィリアム・ギブソン『ニューロマンサー』が出た年でもある。タックヘッドはサイバー・ファンクだなと思ったりしてた。恥ずかしい。
 
 アマゾンMP3探したら、ほかにも当時聴いたデペッシュ・モードとアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのOn-Uミックスもあって購入。もろもろ足して8tacksにまとめた。これです
 2曲目、サンディ&ザ・サンセッツ『Rachel』は、『ブレード・ランナー』のレイチェル。曲は坂本龍一。この前に凄く短い『ムードオルガン』ってサウンドコラージュが付いてた。坂本龍一は『未来派野郎』のなかでOTTを意識した曲をやってて、これもちょっとそれっぽい。
 まあでも、この辺の曲、今聴くと中2っぽいですな。
 
*追記:8tracksはこの記事を書いた頃とは全然別のサービスになってしまいました。現在は私の作ったプレイリストどおりには再生されません。

2 thoughts on “キース・ルブランと80年代後半のもろもろ

  1. 朝方、知らない人が「ノックは夜中に」を無視した曲は
    残念ながらジムフィータスだったw 多分この曲だったと思う。



    てか、フィータスで検索したら、ある意味グロばっかり引っかかって
    かんべんしてほしいっすww
    Major Malfunction は未だに、金字塔マイルストーンです。
    本当にかっこよかったですわ。
    子供に聞かせたら、これってパフュームのリズムに似てる!
    パクリ!とか言われてました。もちろんセッカンしました。キックイット!

  2. あ、フィータスだったか。
    フィータスもよく聴いたよな。
    グロ出るつってもバンド名が
    車輪に轢かれた胎児だからなあ。

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