■今さらホントすいませんがTumblrおもろい。人の視線が入ってくる。
中学のとき、『ビックリハウス』を買い始めた。『ビックリハウス』の編集者はそれほどセンスがいいと思えなかったが、年間の賞とかになると外から審査員を連れてくる。糸井さんとか。そんで、面白いと思うものが俺と審査員で食い違う。審査員自体を俺は面白いと思ってる。ということは俺のセンスがズレているのだろう。選考に関する対談では、どの作品のどこかどういいのか語られてる。読むうちに俺の価値観が外されて、人の価値観にチューンされていく。
同じようなことがTumblrでも起きる。最初は「俺のチョイス」に俺がフォーカスしてるが、そのうち人のチョイスに俺が崩されていく。
「この人のチョイスは面白いのと面白くないのがある」と思ってたのが、面白くないと思ってた部分の面白さがわかってくる。そんで、俺のチョイスはつまらないとわかってくる。
俺は仕事がグラフィック系のクセに、ビジュアルに弱い。頭がテキストベースになってる。その辺も鍛えられて、多少ビジュアルに目がいくようになりそうな気がする。
どうにも撮りようがなくなってやめてた写真も、Tumblrのソースとしてまた撮りたくなってきた。
テーマ決めてTumblrやってる人がいるけど、そういうのはわかりやすくていい反面、もったいないことをしてる気がする。崩される快感を味わえないから。同じ理屈で、オタのチョイスは大体つまらない。
■御徒町のディスカウントショップ多慶屋で京セラのコーヒーミルを買った。多慶屋は何でも安くて楽しいなあ。近所にあればいいのに。
コーヒーはまず、少量の湯で膨らませて蒸らしてから、湯を注ぐのだが、膨らんだためしがない。鮮度が低いと膨らまないらしいんで、豆を買う店を変えて試したがダメ。膨らまないと、その後もセオリーどおりにいかない。注ぎ方が悪いのかと月兎印の細口ポット(赤)も買っていろいろやったがダメ。
吉祥寺ロンロンのUCCの豆屋は、一部がコーヒースタンドになってて、煎れるところが見える。もこもこ膨らんでた。膨らむってのはこういうことなのか。ここの豆なら間違いなかろうと買ってみた。挽いてから窒素充填のパックで渡される。ウチ帰って使ってみたらやっぱり膨らまない。
もう自分で挽くしかない。ハンパな電動買うなら手挽きの方がいいらしい。手挽で評判いいのはポーレックスのミル。京セラのはポーレックスの外装違いらいしい。ポーレックスは金属製でかっこいいが、プラスチックの京セラの方が使い勝手は良さそう。
挽いた結果、見事に膨らみました。数時間前に挽いて窒素充填したものと、挽いてすぐが、こんなに違うものなのか。
で、肝心の味はどーなの?
調度いい挽き具合がまだわからんのですよー。