成長の成功と失敗

 中高生の頃は将来どうなるか不安に思ったもんで、そのときの自分から見て今の自分はどうかというと、無職独身で非常に残念な感じで失敗と言える。一方で一度はなりたい職に就き楽しく仕事をしていたので、その点では成功した。
 それとは別に、こうなりたい大人像があって、アニメを見る大人でいたかった。中学に上がる春休みにヤマト劇場版があって、その後ザンボット、ガンダムと来てすっかりアニオタに育っていった。当時アニメは子供の見るものだし、戦争ネタがよろしくないとされていた。教師や親の受けが良くなかった。中学生の俺にとってアニメは非常に大事なもので、否定されると腹が立つ。本屋で大学生くらいの人がアニメ雑誌を立ち読みしてるのを見て、俺もああなりたいと思った。そんで今、テレビアニメはプリキュアしか見てないが、捨ててはいない。
 当時アニメはサブカルに分類されてなかったけども、要はサブカルを捨てないということ。標準化されないということ。今はそういう大人が結構いる。だからいい時代になってて、そのなかでいい塩梅にやってるよと、昔の俺に言いたい感じ。

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