9条どうでしょう

amazon■著者は内田樹、町山智浩、小田嶋隆、平川克美の4人。左右の枠から外れたというか、改憲にこれまでと違う視点を持ち込む本。
 町山さんのが凄く具体的でわかりやすく、面白かった。そもそも憲法ってどういうもんよ?ってとこから知らない俺みたいなのにはありがたい。
 っていうか他の人のはあんまり面白くなかった。町山さんとこだけ凄くオススメ。人によって感想違うだろうけど。
 俺は、よくわからないながら今のところ改憲した方がいいんじゃないかと思ってて、ただ、今この流れでやってほしくないなーとも思ってて、その辺だいたい平川克美と同じ思い。
 あと、改憲するなら天皇制のメリット・デメリットは検証し直すべきなんじゃないのかな。オカルトでしょ。気持ちの問題でしょ。合理的じゃないでしょ。9条を合理的に変えるなら、こっちも合理的にした方がいいんじゃないの。不平等だし。オカルトにはオカルトの機能があって、それは無視できないし、せっかく続いてきたものを表面上非合理だからってやめるのもどうかと思うが、「伝統」のひとことであっさりオカルトをOKにしちゃうのはわけわからん。日本人は一般に無宗教と言われてるのに。リアリストを自称したりもするのに。

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