初めて買ったパソコンはMSX 2。これでパソコン通信やら、簡単なプログラムやら、タッチタイプやら覚えた。
ワープロソフトも使っていたのだが、8ビットのMSX 2にはかなり重いプログラムだった。もっさり、もっさり動く。そんで、少しでもキータイプを減らすためにコントロール・オペレーションを覚えた。ctrl+Aで行頭移動とか。
かな漢字変換ソフトはMSX-JEだった。このキーアサインに慣れてしまって、Macを買ってもキーアサインをそれ風にカスタマイズしている。かな漢字変換時に、ホームポジションから遠いファンクションキーや、カーソルキーは使わない。文節の区切り直し・移動もコントロールキーを併用してフルキーのみで行う。
そんで、MSXもMacのJISキーボードも、コントロールキーはタブキーの下、ホームポジションに指を置いたとき、小指のすぐ横にある。ずっとこの環境で日本語を打っている。
今の仕事先はデザイン会社なのだがMacではなくウィンドウズだ。コントロールキーは左下にあって、Macのコマンドキーの扱いになる。コマンドキーを小指で押すというのはこれはこれで理にかなっている感じもする。
ただ問題は、ctrl+Hだ。バックスペースをこれでやるクセが付いている。アドビのソフトはこれが効かずイライラする。ウィンドウズはそれ以前に、キー配列の問題で無意識にこれをやるとキャプスキーを押してしまう。俺は打鍵速度はそこそこ速いものの、タイプミスもそこそこ多く、ctrl+Hを多用するのだ。ウィンドウズだとそのたびに変なことになってミスを重ねるのだ。
コマンドキーの代わりをコントロールキーにやらせたうえ、コントロールオペレーションにも使うというのは無理があるように思うんだが、慣れればなんてことないんだろうか。
仕事先では長年使い慣れたキー配列と違う操作を無理矢理行い、家に帰ればそのクセが残ってキー操作を間違い、と、大変ややこしい。