OM SYSTEM OM-1

 出た。Wowカメラ。
 なんか今までの不満点を解消してくれそうなスペック。そして旧OMの意思は引き継ぎつつ、モノマネとは決別する意思を見せつけるようなデザイン。欲しいなあ。
 27万円かー。少なくともこの値段の今は買えないっすね。つーか、今使ってるOM-D E-M1 Mk IIは買って2年くらいで500回もシャッターを切っておらず、OM-1の新機能も静物スナップがメインの俺にはいらないもので、買う必要は全然ないのだが、欲しいもんは欲しいよなあ。俺は写真が好きというよりカメラが好きなんだ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PROを買わなかった

 換算40ミリが好きだとしつこく言ってまして、OMDSから20/1.4が出たので、発売日の12月10日、マップカメラに注文した。が、品薄で1ヵ月以上たっても届かず。
 その間、こんなレビューこんなレビューがあって、こりゃダメっぽいなあと、悪いけどキャンセルさせてもらった。
 と、まあ、実際に買って使って良くなかったという話じゃないんで、その辺はアレなんですけども。
 ズームレンズにも劣る周辺の描写とか言われると、標準ズームを20ミリで使った方がいいんじゃないかと。開放は2.8になっちゃうけど、普段だいたい5.6で撮ってるし。12-40/2.8はハーフマクロ以上に寄れる利点があり、当たり前だけどズームもできる。
 今のメインレンズは17/1.2で、画質はいいがスナップには少々大きすぎるんだよね。威圧感がある。
 それでサブにパナの20/1.7を買った。これは小さくて良いが、AFが遅くてC-AFも使えない。フードが用意されてないのもマイナスポイント。
 メインだサブだと言っても、近い焦点距離のレンズ2本、同時に持っていって付け替えて使うわけもなく、なんとなーくその日の気分でどっちか使う感じ。
 だから今度出た20/1.4には期待したんだけどなあ。付けっぱなしにできると。んー、残念。なんでこんな設計にしちゃったんだろう。

好きなもの

好きな食べもの

ゴーヤーチャンプルー
カオマンガイ
チキンサグカレー
コシーニャ(ブラジルのコロッケ)
なすの生姜醤油炒め
ピータン
サッポロ一番塩ラーメン
大多摩ハムのベーコン
魚介類全般
辛いもの全般
 

好きな飲みもの

ビール
 

好きな飲食店

江ぐち・みたか
ぎょうざの満州
 

好きな色

黄緑(C20 M5 Y90)
 

好きな音楽

『Chega de Saudade』João Gilberto
『泰安洋行』細野晴臣
『Encontro Com A Velha Guarda (すばらしきサンバの仲間たち)』V.A.
『Yellow Magic Orchestra』YMO
『Cupid & Psyche 85』Scritti Politti
『Mercy』Sandii
『Get Ta Know Ya Betta』M & M
『Prize』Arto Lindsay
『逆上がりの国』湯川潮音
『Lux』Brian Eno
 

好きなマンガ

『マッドメン』諸星大二郎
『AKIRA』大友克洋
『GOD SAVE THE すげこまくん!』永野のりこ
『スクラップ学園』吾妻ひでお
『ラブリン・モンロー』ジョージ秋山
『かむろば村へ』いがらしみきお
『地獄先生ぬ〜べ〜』真倉翔・岡野剛
『江豆町』小田扉
『ベロベーマン』谷岡ヤスジ
『いけない!ルナ先生』上村純子
 

好きなゲーム

ギャプラス
ゼビウス
ファンタジーゾーン
ドラゴンクエストIII
ウィザードリィ
ファイティング・バイパーズ
ワイプアウトXL
デ・ラ・ジェットセットラジオ
機動戦士ガンダム MS戦線0079
スプラトゥーン
 

好きな映画

タクシードライバー
ブラックホーク・ダウン
マックス・ヘッドルーム
仁義なき戦い
シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇
バーバレラ
キャンディ
ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒
レオン
シベールの日曜日
 

好きなオモチャ

ナーフ(特にストロングアームとリーコン Mk III)
EXTENDED MOBILE SUIT IN ACTION!! ザクII
 

好きな仮面ライダー

響鬼
 

好きなスーパー戦隊

特命戦隊ゴーバスターズ
 

好きなプリキュア

ハートキャッチプリキュア!
 

好きなカメラメーカー

オリンパス
 

好きな写真

https://zumbi.tumblr.com

LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH. H-H020A-K


 上の写真は肩から下げているところを自分で無理してiPhoneで撮ったらなんだかわかんなくなったものです。
 
 20/1.7。このレンズはマイクロフォーサーズを最初に買った7年前から気になってた。何度か書いてるとおり、私は40ミリの画角が好きで。ならば迷わず購入すべきなんだけど松下が。松下が嫌いなんですよ。
 松下と言えば大メーカー。研究機関もしっかりしてるはず。その松下がオカルトっぽいマイナスイオンに熱心だった。大メーカーにはその矜持と責任があるはず。なのに売れりゃいいと。
 そもそも、かつて松下は「マネした」と呼ばれ、「うちにはソニーという研究機関がある」と言ったとか言わないとか、まあ噂レベルだけど、よそが作ったものをあとからマネしておいしくいただいてるようなクリエイティビティーのなさを見せてた時期があり、そういうのは若かりし俺にはかっこ悪く映った。だけど大阪という土地柄、周囲には「ナショナルのお店」があり、今みたいに量販店で買うとかじゃなく近所付き合いもあったから、松下製品を買えという圧があった。ほんとはよそのメーカーの製品が欲しいのに。そんな過去もある。
 それでもたまに、松下製品買ってみてもいいんじゃないだろうかと思って、買ってみたら後悔する。デジカメで言えばコンデジのルミックスFX-7を買ったんだけど、充電器がダメな感じで、たぶんコントローラー的なものがダメなんだと思うけど、接触が悪いかのような動作を見せ、一方で勝手にカメラの電源が入るという怪奇現象も起きた。このカメラと同時期に買った電話機も、子機のクレイドルが接触悪い感じだった。松下は充電器もまともに作れないのかと。
 だからカメラにおいてルミックスというのは俺の中でないものになってた。
 
 それでもやっぱ40ミリですよ。この画角は魅力的。それにオリンパスの17/1.8売って、17/1.2を買っちゃったもんで、システムがデカくなっちゃった。これをメインで使っていくとして、マイクロフォーサーズの機動性も取り戻したいと。17/1.8を買い直すのはアレだけど、20/1.7なら焦点距離が違うからいいじゃないかと。そんで、松下にお金を入れないように中古でと。
 
 さて、届いてみて付けてみてレビュー。あら、いいじゃないの。17/1.8をE-M1に付けるとなんかちまちまして似合わなかったけど、これはストレートな短い円筒なので、すっきりしてかわいい。キャップをするとレンズ付いてないみたい。重さ的にも87グラムなんてのは17/1.2の390グラムに比べたらないも同然。軽快。ボディーまで小さくなったように感じる。
 AFが遅くてうるさいと聞いていたが、思ったほどじゃなかった。スピードはスナップには充分以上だし、音もメカっぽいノイズじゃなく、なんとも表現しにくい電子音みたいなもので不快じゃない。
 わたしゃフード付けて保護フィルター付けない派なんだけど、このレンズ、フードが用意されてない。エツミからフジツボ型フードが出てるものの、なんでか今はシルバーか白しか売ってない。なので不本意ながらフィルターを付けることにした。どうせならオリンパスの。ついでにオリンパスのレンズキャップも買うた。フィルター付けるとそのぶん出っ張るんでかわいさが減る。
 実際使ってみると、40ミリはやっぱりいい。写りはまあこんなもんかなーって感じ。等倍で見ると細部がもにょもにょしてる。17/1.8の方がシャープだった。まあ実売価格が結構違うし、値段なりの写りですな。

 絞り開放。悪くない描写。

 最大撮影倍率は0.25倍。普段使いには問題なく寄れる。17/1.8は0.16倍だった。

マイクロフォーサーズの良し悪し

OM-D E-M1 Mark II
 私の使ってるカメラはオリンパス OM-D E-M1 Mark IIでして、これにM.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROがだいたい付けっぱなしになっとります。上の写真がその状態だけど、なんか散らかっててごめんなさい。
 あと12-40mm F2.8 PROと、40-150mm F4.0-5.6 Rがあって、24-300ミリ相当をカバーしてる。
 40-150は滅多に使わないので安レンズで済ましてるけど、メインの2本はプロレンズ。防塵防滴・静音で、作りの良い金属鏡胴。12-40/2.8は、大三元の中核をなすレンズとしては安価で小型軽量だ。これがまず、マイクロフォーサーズのいいとこ。
 17/1.2はいささか微妙だ。これだけの大口径レンズなら、それなりのお値段になるものだし、フルサイズじゃこんな大きさに収まらない。開放から使えて、近接ではとろけるようなボケが味わえる良いレンズだ。だがしかし。確かにハイスピードではあるが、ボケの大きさで言えばフルサイズのF2.4相当である。馴染みのいい近似値でF2.8。フルサイズで35/2.8なんてのは小型軽量で安価だ。例えばソニーのSonnar T* FE 35mm F2.8 ZAは値段もぐっとお安く、120グラムしかない。たかだかF2.4相当のボケを得るために、マイクロフォーサーズでは13万の投資と390グラムが要るわけだ。E-M1 Mark IIのボディー重量574グラム+レンズ390グラムで964グラム。α7 IIIだと、ボディー650グラム+レンズ120グラムで770グラム。なんとフルサイズの方が軽い。いやまあ単純に比べられるものではないけども。ボカしたいという欲求に応えられず、なんとかしようとすると高価で小型軽量でなくなってしまうのがマイクロフォーサーズの欠点。12-40/2.8も、ハイスピードなのはフルサイズと同等でも、ボケは同等じゃない。
 ただし、いつもボカしたいわけじゃない。こないだ、昔フィルムの一眼レフを使い出した頃の写真を見ていたら、なんだか知らんけど異様にピントが浅かった。初心者だったし、ISO 100のリバーサルで撮ってたせいもあるかもしれんが、なんでもっと絞らんの?ってのが多かった。あー、フルサイズのピントって浅いんだなーと改めて思ったりもした。特にスナップ用途では、パンフォーカス気味の方がありがたい場合が多い。ボカしたいより絞りたい。そういう面では被写界深度が深いことは、むしろメリットとなる。
 センサーが小さいので高感度特性が悪い。
 だが、近接撮影には強い。普通マクロレンズは被写体が撮像面に実物大で写るが、マイクロフォーサーズはセンサーが小さいのでこの場合2倍の大きさで写る。この特性のおかげで、12-40/2.8は0.6倍、17/1.2は0.3倍の最大撮影倍率を誇る。寄れるレンズは使いやすい。
 フォーマットが4:3である。これは利点だと思っている。他社はフィルムの因習を引きずって3:2にしているが長すぎる。プリントしても長辺が切れる。実際、戦後すぐに3:2のライカ判は長すぎるのでパーフォレーション(フィルムの上下に開いている四角い穴)1個分縮めたニホン判が提唱されたことがあった。しかしアメリカのスライドマウントとサイズが合わないとして却下された経緯がある。3:2は映画用フィルムの2コマ分であって、大昔にライカが決めたものだ。これにこだわる必要はない。4:3の方が合理的だ。
 ボディー。私はオリンパスしか知らない。他社のデジタル一眼を使ったことがない。
 まずデザイン。E-M5、E-M10あたりはフィルム時代のOMの印象を濃く残し、スタイリッシュに仕上がっている。しかし、E-M1は機能と操作性を優先したらこうなっちゃいました的なデザインで格好付ける余裕がなくなってる。初代E-M1は両肩が下がったデザインだったが、Mark IIではホールディング性をよくするためにグリップが大きくなり非対称になってしまった。この実用本位のデザインが好きだ。ちょっと不細工。でもかっこいい。
 操作性。2×2ダイヤルコントロールが使いやすい。レバーの切り替えで前後ダイヤルの機能が変更できる(ただ、キヤノンなんかはダイヤルが多いんで、切り替えなくても各機能をアサインできるのかもしれない)。ドライブモード、測光モードの切り替えなんかも直感的でわかりやすい。
 強力な手ブレ補正。キヤノンに負けてしまったが。
 超音波ダストリダクション。このおかげでレンズ交換に気を遣わずに済む。
 マグネシウム合金製ボディーは剛性感が高く、所持していて充実感がある。Mark IIは約10万で買った。Mark IIIは現在24万程度だ。OMシリーズは型落ちだとガクッと安くなり、値段分の以上の質感が得られる。
 総じて、マイクロフォーサーズは高品位・高性能なボディー・レンズが、比較的安価に、小型軽量で揃うシステムである。ただし、ボカそうと思わなければ。
 あとマイクロフォーサーズの利点によく挙げられるのは、望遠レンズがコンパクトなこと。なのだが、望遠は個人的に使わないんでなんとも言えない。
 ボケを活かすことも含めて、いろんな撮影に本格的に取り組んでみたいと思うなら、最初からフルサイズを買った方がいい。マイクロフォーサーズやAPS-Cではもの足りなくなる。
 デカいカメラを買っても結局持ち歩かなくなるとかいう場合は、E-M10、E-M5はいい選択になると思う。
 マイクロフォーサーズに骨を埋めようという人だけがE-M1を買えばいいと思う。埋められる場がいつまであるのかわからないが。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R

 オリンパスがカメラメーカーでなくなってしまう前に、必要なものがあれば、オリンパスのロゴ入りで買いたい。と、思ったんだけども、必要なものは別になかった。今、必要ではないけど、ひょっとしたらいるかもなーってものに、望遠レンズがある。以前は28-300ミリ相当の便利ズームを持っていたんだけど、画質の悪さにがっかりして、ちょっとこれは常用する気になれないなーと思ったのと、結局望遠使わなかったので売ってしまった。しまったけど、ちょっと後悔している。
 そんでアマゾンで見つけたのがこれなんだけど異常に安い。モノとしては80-300相当の望遠ズーム。Wズームキットとかに付いてるヤツですわね。マウントもプラスチックで。お子さんの運動会とか撮るの。これ、価格.comで見ると3万円5000円とかするんですよ。それがアマゾンだと執筆時1万2800円。さらに並行輸入品だと9980円と中古並の安さ。調べてみるとどうもキットばらしみたい。だとしたら一度開封してるので新品じゃなく新同品になるという話もあるが、そこまで厳密でもないのだろう。
 まあともかく安い。望遠使わないんだけど、こんだけ安けりゃ持っててもいいんじゃなかろうか? 動物園行ったときとか(行く予定なし)、寺社仏閣の屋根の方の飾り物を撮るとか(行く予定なし)、人気コスプレイヤーの囲みに混ざるとか(行く予定なし)、なんか、なんかに使えるのでは? 190gと小型軽量。気軽に持ち出せる。これがF2.8プロレンズになると、重いから持ってかないしね。買えないしね。
 
 しばらく悩んで結局買いましたよ。本体が安いだけに別売りのフードが3430円はどうなのよって気がするが、これも購入。
 本当に小さいし軽い。マイクロフォーサーズならでは。フード付けた状態で全長が17/1.2と変わらない。外観は安っぽく、華奢な感じがしてちょっと怖い。
 肝心の写り。「キットレンズは下手なもの付けられないからC/Pがいい」という人がいるが本当なのか。
 手放した便利ズームM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6は描写が大雑把でなんかイヤな印象だったが、今度の40-150mm F4.0-5.6 Rは素直な写り。
ワイド端
 なんでもない写真ですみませんが、葉っぱとか写ってた方が解像感わかるかと思って。まずワイド端。右側の塔?にピントを合わせた。等倍で見ると塔の輪郭に色収差が出てる(クリックで拡大)。この写真ではないが、画面隅の電線にパープルフリンジが出ることもあった。
テレ端
 テレ端。上の写真の左下をズームしたもの。「ここはあぶない!」の看板が読めるけどハレーションが出ているような甘さがある。
ハト
 ほぼテレ端。等倍で羽のディティールを見てもらえば、どのくらいの解像度かわかりやすいのでは。
 総じて、決してシャープではないが3万円クラスの小型レンズとしてはアリだなと思った。かてて加えてこの値段ならお買い得!

オリンパス、映像事業を譲渡

OLYMPUS
 オリンパスの話は何度もしているので、まあ改めて言うこともないかなと。でもなんかは書いておくかなと。上の写真はOM-2で撮ったもの。
 
 さようならオリンパス、夢をありがとうというEngadget日本版の記事がよくまとまってる。
 ただ、トップにO-Productを持ってきてるのは気に入らない。このカメラのデザインは機能と関係がない。限定生産だからできた遊びなんですよ。いかにもバブル臭い代物で、あたしゃ嫌いです。確かにキャッチーかもしれないけど、これに触れるくらいなら初代μを紹介してほしかった。
 「最後には天才設計者と言われた米谷 美久氏の知産に寄りかかりすぎて倒れてしまった感があるのは、実に残念です」とあるが、米谷氏に関連した文句は私も言ってて、これです。で、米谷氏というのはこういう人です。
 
 ほんで今後だけど、しばらくの間はオリンパスブランドで出るけど、その後なんか別のブランド名になると(Takachihoとかになればいいのに)。オリンパスはカメラメーカーではなくなってしまう。
 OM、PEN、ZUIKOのブランドは譲渡先で続いていき、サポートも継続するそうで。当然開発者も続投するわけだから、ブランド名が変わっても応援していきたい。
 が、実際のところ現に儲からないから売りに出された映像部門が独立してこれから黒でやっていけるのかと考えると……。いや! がんばっていただきたい! ショップの売上げランキング見るとオリンパスいつも入ってるしね。Toughシリーズも売れてるみたいだし。
 下の写真はOM-D E-M1で撮ったもの。
zuiko