■江ぐち食いに三鷹行った。久しぶり。昼時は避けて行ったが、土曜だし5人待ち。知らない若い店員がいた。なんか前よりアットホームになってる感じがした。
上京したての頃、三鷹の友達んちに遊びに行ったとき、江ぐちの暖簾が目に入った。「この江ぐちって、ガロに載ってたあの江ぐち?」と訊くと、「そうですよ。でもマズいですよ。地元の評判悪いです」。
当時(’85年くらい)久住昌之がガロで連載してるエッセイに江ぐちのことを何度か書いてて、この店を知っていた。地元の久住昌之が「旨い」って書いてたのに変だなと思った。
この時の三鷹の印象が良かったんで、翌年引っ越して、俺も三鷹住民となった。取りあえず、江ぐち食ってみた。なるほど「旨いラーメン」と言われて期待するのとはかなり違うものが出てくる。スープはわりと普通の東京風だけど、麺が独特で日本蕎麦みたい。っていうか、’06年現在でも五目そばが550円だから、本格的なものを期待しちゃいけない。旨いとも思わなかったが、マズいとも思わなかった。そんでまた行って、3回目くらいで旨いと思うようになった。「マズい」と言った友達に「慣れると旨いぞ」と伝えると、そいつも食うようになった。
そのうち駅前再開発が始まって、頑固に立ち退きを拒否したタバコ屋が燃えたりして、再開発とは関係ないかもだが、ドクター・ペッパーを飲みながら手羽先食ったりしてた『ゲームセンター・にのたか』もなくなって、初めて来たときのいい印象は半分くらい消えちゃって、俺は別のとこに引っ越した。
三鷹は特別な用がない限り行かないとこだから、引っ越しちゃうと江ぐちも食えず。たまに吉祥寺に行くとき、ひと駅移動して寄る程度。
再開発が終わったばかりのとき行ってみたら、「確かに綺麗になったし、これはこれでいいのか」とも思ったが、今日行くと新しくできた施設も古びてきているアインシュテュルツェンデ・ノイバウテン(=崩壊する新建築)な感じで、結局のところ魅力だけ失って何の意味もなかったように思った。
住んでたアパートに行ってみたら、駐車場になってた。アパートまでの道が変な感じ。見覚えのない建物が実際に新しく建ったのか、単に忘れてるのか、はっきりしなくて混乱してくる。
夢に具体的などこかが出てくることは少なくて、記憶から合成された夢独自の場所がほとんど。似たような景色が何度もでてくることもある。
曖昧に知ってる景色と、知らないけどありがちな景色が混じってる状態が夢の中みたいだった。
カテゴリー: 雑
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江ぐち
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パーマネント野ばら
■西原理恵子『パーマネント野ばら』。
これは凄い。「凄い」ってのもなんか違うな。まあ、言葉がないっすね。良い作品に対しては、良いとしか言えないことが多いな。
■ちなみに、書評みたいなことには全然モチベーションが湧かない。まず、内容の紹介がめんどくさい。それに内容書いちゃうと、読んでる人がそれで済ましてしまうことも考えられる。いい本ほど、それじゃイヤだ。
マンガの場合、読んだ方が早い。値段が安いものが多いし、すぐ読めちゃう。コストがかからない。レビュー見てじっくり検討する必要性が薄い。そんで、いくら面白いと言われても絵柄でダメな場合もあるから、見てみないとわかんないし、見ちゃえば読むのも早い。青ブックとかなら立ち読みで1冊読めたりする。
『失踪日記』とか『刑務所の中』とか、「こういう内容の本です」と説明されれば即、読みたくなるものなら、存在を伝える情報は有用だけど。
俺の場合は「あの人とこの人が褒めてたから読んでみよう」みたいな買い方をする。どういう褒め方をしてたかも重要だけど、副次的な要素かもしれない。信頼できる人が褒めてさえすればいい。だから自分でもレビューをやる気がしない。
一般に批評と呼ばれてるものは、3種類に分けられると思う。お買い物ガイドと、解説と、それ以外。俺は「それ以外」にしかモチベーションがない。で、それはたまにしか書けない。書けないときは「凄い」とか「面白い」だけ言っとけばいいと思ってる。
■Wiiの「似顔絵チャンネル」をFlashで体験 – Engadget Japanese
うーん。似てるような、似てないような。 -
誰かが見てる
■スライに『Somebody’s Watching You』って曲があって、歌詞は知らないが「誰かがあなたのことをきっと見てるよ評価してるよ」的な、励ます系のいい曲だろうと思ってるけど、ひねくれて星をにらんだりする僕は、現実には誰も見てなかったりするから、わざわざ曲になったりするんだよなあと思ったりする。でも地域社会だけは僕を見てくれてるんだ。「あの人、なんで平日の昼間からぷらぷらしてるのかしら?」とか。まあ、これはこれでちゃんと見れてないと思ってて、不安だからわざわざ張り紙するんだろうな。
歌詞あった。もちろん訳せない。
エクシリムS20は歪曲がひどいな。単焦点なのに。S1は凄く優秀だった。
■タコシェの隣に無可動実銃屋ができてた。AK-47は約10万円。ミニ・ウジーは約25万円。欲しいけど、なあ。
■ほぼ日刊イトイ新聞 – 細野さん・慶一さんと、トリロー先生の話を。見て、細野さんと鈴木慶一と湯川潮音が参加してる『タララ・プンカ・ポンカ・ピ〜Sing with TORIRO!〜』を買いに行ったが、試聴したら誰が演ってるか言われなければわからないというか、言われてもわからない感じだったので、オリジナルの『三木鶏郎音楽作品集〜トリローソングス〜』の方を買った。僕はアマチュアカメラマン、素敵なカメラをぶら下げて、写真ができたらみーんなピンボケだ。
■『MOONLIGHT MILE』はマンガ喫茶で済まそうと思ったが置いてなかったので、『デトロイト・メタル・シティ』と『げんしけん』1巻を読んで、ジンジャーエールとアイスコーヒーを2杯ずつ飲んで帰った。 -
ブラジル・フェスティバル
■ブラジル・フェスティバルちょっと覗いてみた。ラオックスが出店してた。コロッケうまかった。クリーミーでチキンの細切れがおにぎりの具みたいに真ん中に入ってんの。バーベキューもうまかった。ビールは薄味だった。
帰りにチンクルとフィルムスキャナ買ったけど、まだ手が付けられず。 -
その後
■カビ臭い泡盛『白百合』は、600ml飲み終える頃には慣れた。それなりに個性も味わえるようになった。だからっつって特に旨いとも思わんかった。
■本日もゴーヤーチップスをつまみに、泡盛『まるだい』を飲みながら書いております。
■そう言えばナチュラルローソンで沖縄フェアやってて、酒も置いてないクセに『泡盛「通」飲読本』なんての売ってた。複数の著者による、泡盛にまつわるエッセイがメインで、体系的な知識を得るとかカタログとして使うとかを期待すると歯がゆい感じもある。
戦後、沖縄では洋酒が主流になり、泡盛がピンチだったというのは意外だった。昔も今も沖縄の酒と言えば泡盛、と思ってたんで。’70年代後半に、味もイメージもライトな泡盛を開発して安さで巻き返しを図り、後に濃いものもうけいられるようになったとか。犬にかぶらせろ!: リゾートポップと沖縄観光キャンペーンをこないだ読んだところであり、時期的にかぶるなと思った。片っぽに泡盛の個性を消すアプローチがあって、もしかしたらもう片っぽに地域の個性を見直すアプローチがあって、兼ね合いで成功したのかもしれない。
日本の伝統、日本らしさは、明治期に言わば新しく作られたわけだが、同様に沖縄の沖縄らしさは結構、本土復帰前後に新しく作られたのかも。もし(は無意味だが)一旦アメリカ統治下に入ったりしなければ、沖縄はもっと個性の薄い、凄く極端に言えば「ただの田舎」になってたのかもと思った。そもそもずっと独立国のままなら、さらに個性的だったのだろうが。
■スターフォックス コマンドおもろい。ついつい力が入って指が痛い。細っこいペンじゃダメだ。ちゃんとペン型をしたタッチペンを買うべきかと思いながら、ふと視線を上げればパソコンのモニター下にタブレットのペンが……。やー、快適ですね。
2ちゃん見たらコマンドは賛否両論みたい。叩いてる人は64版とのギャップが気になって、DSでの楽しみ方が見つけらんないんだと思う。好みもあるからダメだという人がいてもいいけど、少なくとも駄作ってことはない。やるほどにデキのよさがわかるし面白くなる。最初苦労したミサイル迎撃はマックスチャージ1発で落とせるとわかったり、敵ごとのスマートな対処法を見つけたり、より高得点を狙ったり。ゲームらしいゲームで、プレイヤーのやる気に応えてくれる。
とは言え、だいたいわかったんで高値が付くうちに売ろうかなーと思ったりも。Wi-Fiはなかなか相手が見つからないし、リズム天国もやりたいし。 -
白百合
■最近寝酒は泡盛なんだが、今日買った『白百合』には驚いた。泡盛って30度のならどれ飲んでも極端には違わないじゃないすか。微妙に酸味があるなとか、どっしりしてるな、くらいで。白百合は違うよ。ひとくちで他との違いが強烈にわかる。カビ臭い。あきらかに口に入れてはいけない味がする。こんな酒、飲んだことない。
なんかの間違いだと思った。たまたま不良品に当たったとか。でも検索したらこういうものらしい。えー? 取りあえず身体に悪くはないとわかってほっとしけど、身体が心配になるくらいの味だから。慣れればはまるようなことが書いてあるがどうなの? とにかく今日のところはギブ。
コンビニで『南風』っての買ってきた。良かった。こっちはカビ臭くない。普通の泡盛だ。でも、なるほど白百合と傾向は同じなんだなあと思った。ほんとに白百合が泡盛の原型なのかも。慣れればはまるのかも。でも上手く言いくるめられてるような気も。技術の進歩を素直に喜んでカビ臭くない泡盛を飲むべきかも。