■善福寺公園でカモの親子が歩いてた。すぐ横に立っても全然逃げない。
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タンポポ
■白濁して見えるのはタンポポの綿毛。善福寺公園の一部でえらいことになってた。雪みたいに降ってた。地面をころころ転がってた。「掃除する人のことも考えろ!」と言いたくなるくらい綿ぼこりが積もってた。いや、掃除しなくていいんだけど。降って転がるムービーも撮ったけどYouTubeくらいの画質だと意味わからんのでアップしない。
石神井公園
■石神井公園には休憩所がある。久住昌之 +谷口ジロー 『孤独のグルメ』にも出てくる。ビンのチェリオはなかったが、ペットボトルなら健在。吾妻ひでおは一時期、東伏見駅前の竹藪で寝て、昼間は石神井公園に通っており、ここで飲み食いしてる人が羨ましかったそうだ。
広めの座敷があっていい雰囲気。ワンカップと、おでんをいただいた。おでん美味しいし、開放的で大変よかった。残念ながら店内は撮影禁止だそうで、外側からだけ。
■公園うろうろしてると動植物が気になる。んで、前から欲しかった『日本の生きもの図鑑』を買った。携帯できるサイズで動植物を扱ってるから網羅性は低いがお手軽。装丁もあざとくない範囲でおしゃれ。企画・編集の勝利。
けど実際買ってみると、イラスト小さすぎてわかんないですな。動物はいいんだけど植物がつらい。特徴や近似種との見分け方がもっと文章でフォローされてれば良かったのに。文字小さくして情報量を増やすって選択は全年齢対象ってことで捨てられたのだろうし。まあでも取りあえずの1冊として、ないよりは全然いい。
■カメラでも普段望遠は使わないが、動植物を見るとなると遠くが見たくなる。双眼鏡があればいいが、眼鏡ユーザーとしては大げさ。で、便利なのがビクセン マルチモノキュラー4X12。前に買って使い途がなく眠らせてたが、公園ではなかなかいける。60グラムと軽くコンパクトで、20センチまで寄れてルーペにもなる(さらに別売りのルーペスタンドもある)。
他に6倍・8倍があるけど倍率が高くなるほど視界が狭く暗くなり、手ブレにもシビアになる。かと言って4倍じゃありがたみ少ないんで6倍のこっちにしときゃ良かったかなという気も。
ツァイスにも似たスペックのがあって、持ってたら嬉しいがお値段がねえ。
引っ越した
■上石神井。
と言うと「どこ?」あるいは「なんで?」といぶかしげな顔をされるけど、俺もちょっと前まで来たことなくて、カラスヤサトシを読んで東伏見に行ったのがきっかけ。東伏見はピンと来なかったが、2駅手前の上石はそれなりに賑やかで良さげだなーと。
新宿まで急行で15分(各停だと通過待ちがあって30分近くかかるが)、吉祥寺へもバスまたは自転車で出れて意外と便利なんすよ。あと、石神井、善福寺、武蔵関と三つの公園が近いのが魅力(どこも至近じゃないが)。というわけで写真は善福寺公園のバリケン。ぼけーっとしてて、のたのた不器用に歩いてオモロい。
ガチョウもオモロい。
黙って食え。
本売った
9500円だった。
写植の文字組
■前回はとりわけどうでもいい話をしましたが、今回は「誰が読むねん」みたいな話です。
最近InDesignに切り替わって、写植と同様の文字組ができるようになった。写植時代にやってた本文組はこんなん。
文字組をちゃんと勉強したことないんだけど、’85年のブルータス見たらやっぱりこんな感じだった。アサヒカメラとカメラ毎日は母体がお堅いからちゃんとしてるかと思ったけど案外不統一だった。
ポイントは約物、特にカッコ類がほったらかしなこと。行末を見てほしい。3行目の閉じカッコ、5行目の句点、6行目の引用符のあと、半角空いてますね。行末じゃないけど5行目の(笑)。の起こしカッコの前も空いてる。写植はこんなだったし、これでいいと思うんだけどな。
今はわりと、アキが出るのが嫌われるんですよ。丸パーレンと引用符は詰めろと言われたりする。(笑)を詰めろというのはまあわかる。記号みたいなもんだし。あ、閉じカッコ・句点のあとの空間もちょっとヤな感じだなあ。
行末約物だけど、クォークは日本語関係の機能が弱かったから、欧文と同様にジャスティファイをかけてた。段落のアタマと最後以外はぴっちり左右が揃う。その替わり各行の字間はバラバラになってた。ずっとクォークの文字組を見てたし、最近の人はそもそも写植を知らないしで、行末の半角アキはイヤがられるっぽい。写植時代の文字組が本当にベストかってのはあるけど、本文組はできるだけマス目どおりが綺麗だと思うけどなあ。
まあ、ぶら下がりしない場合は左右揃えにしないと妙だけど。っていうか本文はぶら下がりにしてほしい。
2行目行頭の起こしカッコについては、1行目みたいな段落先頭と区別するため、左に揃えるしかない。
空くとイヤがられるってことで、1行目、閉じカッコのあとを手動で詰めてる。これやんないと行末の“か。”が2行目に送られて、1行目の字間が空いてしまう。ここは詰めていいと思う。
7行目はそのままだと“Muxtape”が丸ごと次行に送られる。“Mux”のあとで強制改行入れても2文字分くらい足りなくて、その分均等に字間が空く。この行全体に3%ツメかけたら収まった。まあこの場合は句点の後ろで詰められるけど。
9行目は最後の“!”がぶら下がれない。1文字分詰めるには20%ツメが必要だった。
この種の詰めは実際要求される。カナ同士は最小-6にしてんだけど、結局詰めることになるなら、もっと下げた方がいいっぽい。あと“!”前の字間は詰まるようにしといた方がいいかな。できるだけ手作業が減る方向で設定を煮詰めたい。
あと横組みの引用符。縦組みと揃えると上下に挟み込むくさびになるけど、読点が続くと気持ち悪い。ふたつめは横組みで一般的なヤツだけどなんかうるさい。
それで写植時代はみっつめみたいにしてた。でもこれ、本来引用符じゃないんだよな。閉じは“秒”の変換で出るダブルプライムで、起こしは異字体のリバースドダブルプライム。カットアンドペーストとか、なんかの拍子に別の記号に変わっちゃって不便。この種の引用符、他にあるんすかね。Verdanaの引用符は字形がこれだけどトゥルータイプだしなあ。
アポストロフィーもどうしたもんやら。1はプライム。カーニングの調整をしないとちゃんと収まらない。2はシングルクォート、3が本来のアポストロフィー。
仁絵問題
■また動ナビ見て書いてんですけど、ハイビジョンになると肌荒れが目立って大変だとか。実際アナログよりシビアなのは確かだろう。けど、肌荒れ目立つのって本当に解像度のせいだけなのかな。
例えばテレビを通さない生の視界は超高画質なはず。生では人の顔じろじろ見ないから、見つめてみれば厳しいケースもあるだろうし、テレビがデカくなって生より拡大されるせいもあるだろう。でも、サブラとか雑誌を広げると20型くらいになって凄い解像度ですよ。それでも問題になってない。
スチルカメラでは「マクロレンズは高解像度だから女の人を撮ると厭がられる」とか言うんだけども、これも変だなと思ってて。ならフィルムがデカい分高解像な中判・大判はどうなんだ。
結局のところ、入力(ソース画像)と出力が、カリカリだから肌荒れが目立つわけで。そのうちソースが多少柔らかくなったり、出力の味付けが変わるかもしれない。
ウチのテレビはアナログなんで、たまにデジタルのテレビ見ると気持ち悪くなる。慣れの問題だとは思う。生より拡大された高解像の動画を見つめるってことがなかったし。残像がCRTより残るせいもあるかも。けども実際、ハイビジョンがカリカリで変には違いない。そんで、これに慣れるってのも変だなあと思う。
スチルでは昔はフィルムが描く絵に慣れてて、今はデジタルになってフィルムに違和感持つようになって、けどもデジタルはデジタルで変な気もする。アナログのテレビとか、コンパクトカメラの画質は、生より劣化したものとして見てるから、それはそれで済むんだけど。ヒトの視覚は見たままを入力してるんじゃなく、解釈してるんで、デジカメとかハイビジョンに慣れると、生の視覚の解釈の基準にも影響するのかなと思ったりする。単純なところだと絵的な嗜好がちびっと変わるとか。