■武富健治『鈴木先生』 4巻。
1巻の段階では「時代ズレした変なマンガ」という印象が強かった。2・3巻では慣れたせいもあって、変さを意識せずに「込み込みで凄く面白いマンガ」になった。完全に乗ってけた。んで4巻では「やっぱ変だなあ、この人」と思った。面白いけど、ちょっと引いて読んだ。
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新幹線で読んだ
■島田裕巳『日本の10大新宗教』
いい塩梅にまとまってる。
こういうの、読んだ端から忘れちゃうんで、いっぺんノート付けるとかしないとダメだな。
■橋本 治『日本の行く道』
今の世の中がおかしいなら、間違う前に戻ってやり直せばいい。具体的には’60年代前半。まず高層ビルを壊そう。むちゃくちゃなことを言ってるが、むちゃにも理がある。そんな内容。他の本でも家内制手工業に戻ればいいって書いてたが、その詳細的な。
■水兵きき『おまかせ! さやなのもえろ部』1巻
脳内完結でちまちまやってる感じに乗ってけない。この人のマンガってこんなだっけ? と『みかにハラスメント』(→感想)読み返したら、やっぱ『みかに』の方が全然面白い。この違い、人によっては気にならないのかもしれんが、俺的には凄い差がある。たまたま『もえろ部』がアウトなのか、たまたま『みかに』が大ヒットなのか。今後も注目しといた方がいいのかどうなのか。
■あと『栞と紙魚子』のドラマちょっと見た。うお! このサイト、諸星大二郎のコメント動画あるじゃん! “諸星大二郎の世界”んとこ。つーか、なんで俺はこんな映像で喜んでるんだ?
意外とドラマ向きの原作だなと思った。ドラマの方がキャラがマンガっぽい。紙魚子は結構好み。AKB48なんだな。メガネかけてないとダメだな。
かむろば村へ
■いがらしみきお『かむろば村へ』1巻読んだ。
面白い。お金アレルギーになった銀行員が、金を使わない生活をしようと田舎へ引っ越して農業を始める。これが「ロハスでほっこり」にならないとこが、いがらしみきお。どう展開するのか先が読めない。クセのある住人もいて妙にリアルな一方、スーパーナチュラルな現象も起きる。取りあえず今のところ主人公が10代並みの青いバカ。
いがらしみきおは『のぼるくんたち』が好きで。老人ホームを舞台にしたギャグ入りのストーリーもの。1巻はアマゾンのマーケットプレイスで1円から買えるみたいだから、興味のある人はぜひ。『かむろば村』には『のぼるくん』的な面白さを期待してしまう。
僕の小規模な生活
■福満しげゆき『僕の小規模な生活 』1巻。
近所のあまり大きくない本屋でも平積みになってて良かったなあと思った。カバー外すと男4人の後ろ姿が写ってる。編集者でしょうな。装丁もいいし。作者、厚遇されてる。込み込みで温かみを感じる。年末、ちょっといい話的な。
奥さんの「せんよー 悪いことはせんよー」が好きだ。
■「デスノート」などのパクリで少年マガジン編集部謝罪 36ページの大半が盗用と判明…豪村中さんの「メガバカ」
中学生の頃、こち亀で両さんがマンガ家のアシスタントに行って、他の作家の絵を切り貼りしてマンガをでっちあげる話があった。これは面白いなと思って、雑誌をコラージュしてマンガ作って友達に見せたら、そいつが続きを作ってきた。結局3〜4人回り持ちのリレーでしばらく続いた。俺らは「両さん式マンガ」と呼んでた。貼って楽しくウケがいいのはエッチなシーンで、そういうのが載ってる雑誌は大事だった。
高校になるとガンダムのパロディー小説みたいのが同様にリレーになった。最初は『OUT』的なギャグだったが、だんだんシリアス指向のオリジナルになっていった。タイトルは『クラッシャー・ニャオ』だった。’80年代的なセンスだった。
そんなことを思い出したりした。
■3連休ですけども、クリスマスですけども、ポル語でナタウですけども、ブラジルは夏ですけども、俺は風邪ひきで仕事です。吉田 豪のポッドキャスト聴きながらやってた。体調不良で作業が進まないぶん、考える時間が多いから結果的に仕事が面白くなってたりもする。
■M1見た。キングコングが圧倒的に面白くて、サンドウィッチマンも面白くて、あとは勝ち残ってきたにしてはなあ、って感じだった。2ちゃんちょっと見たらキングコングは評判悪かった。俺は見慣れてないから新鮮だったのかな。「勢いだけ」って意見が目に付いたが、間が一番いいのはキングコングだと思ったんだけど。決勝戦ではサンドウィッチマンがおもろかったんで結果には納得。あと小池栄子が意外に良かったから今日は小池栄子でと思ったが、あんまり画像持ってなかった。
腐れ酢学園
■SABE『阿佐谷腐れ酢学園』エマニエル編
振り切ってる。新キャラが「鹿」って。けだものが文字通りけだもののようなSEXを、っていうか、けだものはこんなことしねえ。ハードなエロ描写がどれもハードすぎて実用ではなく。
ここで終わりは寂しいけど、これ以上もムリっぽい。パンツ姉ちゃんが好きなので、1巻の展開を膨らませてほしかったが。
ペンギンの逆襲、怖ぇ。
買いマンガ
■原作:佐藤大輔 漫画:伊藤 悠『皇国の守護者』5巻
4巻まで借りてたとこで出たから買ってしまった。諸事情で終了だそうで、面白いのにもったいない。
けど、作中の主人公の褒められ方は、くすぐったいね。アタマの良さを発揮してるのは作者だから。主人公がマンガ的な超人ならそう感じないかもしれんが小心者だったり、キャラ造形がリアルなのがまたくすぐったい。一方で舞台はリアルではあるものの、どうとでもなる架空世界だし。
要するに「俺、凄え」って作品なわけで。マンガはそういうのアリなメディアだと思ってて、体力的な凄さならファンタジーに乗ってけるんだけど、「機会さえ与えられれば凄い能力を発揮できるアタマの良さを持つ僕」ってのは乗ってけない部分がある。これって、俺が体力的にはどうしようもない人間だからか?
■安彦良和『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』 16巻
ザクレロがこんなかたちで! アムロは超人すぎ。
■松江名俊『史上最強のガイデン』
『ケンイチ』絡みの作品を収録した短編集。ケンイチ外伝の作品は面白かったけど、SFっぽいのは突飛すぎて、おっさん的についてけない。
中古
■中嶋ちずな『いいなり! あいぶれーしょん』1巻
最近、寸止めマンガがいくつか話題になってて、ライトエロ好きとしては気になってるけど、この手のマンガ愛好者と、俺の好みが食い違ってるんで、ネットの評判があんまりアテにできなかったり。これはブックオフにあったんで立ち読みしたらオモロそうだったから買ってみた。
設定が良くできてますな! むちゃむちゃな話なんだけど、「ボクら狂ってますんで」的な逃げがなくて、一応筋が通ってる。そんで合目的的に極まってる。
忍法帖シリーズに、娘さんを全身性感帯に変える忍法が出てきた。術にかかると衣服が擦れただけでも大変なことになるんで、じっと耐えながら火照ってる。この娘さんを罠に使うかなんかで、「こんなの見せられたらどんな男もたまりませんよ」みたいなことを言ってたような気がする(うろ覚え)。大変エロい。山田風太郎はこの種のエロ妄想が得意なのに、いざ有事となると「犯した。」で済ませたりする。まあ、盛り上がる過程が大事ということですわな。
あとサガノヘルマーのマンガで、なんか失敗こいたサブキャラの女の子に、罰として「いっちゃうボタン」を付けるってのがあった。アタマかどっかのボタンを押すと「いっちゃう! いっちゃう〜!」ってなるの。バカでエロい。
このマンガのリモコンバイブは、両方を合わせた感じ。非常にエロい。
けど、ラブ要素が気になる。少年誌には掲載できないけど、構造的には少年誌のラブコメと一緒でしょ。ヒロインのされるがままなキャラは、あまりにも性的妄想の対象に特化しすぎてる。しかも、その妄想は都合が良すぎて恥ずかしいものだ。これがエロマンガであればファンタジーも良しだが、ラブが入るとどうにも違和感が大きい。
2巻はどうしようかなあ。
■タイムボカン シングル・コレクション Since 1975〜1983
CD。これもブックオフ。これの1曲少ないの。こんなのあったんだな。個々の作品のサントラしかないと思ってた。これも絶版みたいだが。
アニソンのCDもケチ臭いよな。クレヨン王国、おジャ魔女、プリキュアの主題歌集とかまとめてくれれば買うのにバラでしか出てない。
今月のミュージックマガジンが歌謡曲特集で、iPodのシャッフル再生で聴いてこそ魅力と有用性は証明されると書いてるんだが、掲載された100曲をリップするのが大変なんだよな。歌手ごとのベスト買うと、いらん曲が入ってるし、コンピを複数買うと曲がダブるし。iTSで歌謡曲もアニソンも、何もかも手に入ればいいのに。
■機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡
ゲームキューブのソフト。新品が投げ売りだったんで買った。始めてみたが、まともに飛ぶこともできない。これも慣れれば面白くなるそうで、要・精進。WiiでGCのゲームやるのって変な感じ。