DRMフリー

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■iTunesが7.2になって、iTunes Plusに対応した。DRMフリー、256kのデータがiTSで買える。
 早速試したけどもエラーが出てうまくいかない。昨日ようやく繋がった。iTSで買った65曲中、バラで買った25曲くらいと、EPまるごとが2枚とかのアップグレードが可能で、1500円台だった。
 iTSで買って「なんか音悪いなあ」と思ったのが宇多田の『Keep Tryin’ 』と、m-floの『Come Again』。凝った音は圧縮のアラが出やすいらしい。『Keep Tryin’ 』の方はアップグレードできたんで、古い128kのデータと聞き比べてみた。俺の糞耳では「どこがどう違う」と言えないんだけど、やっぱPlusの方だと違和感なく聴ける気がする。データの大きさが倍だから、違ってなきゃ困るんだけど。ちなみにCDからの取り込みは最初160kでやってて、その後192kにした。どっちもMP3。
 Plusうんぬん以前に、iTunesの音が良くなってる気がするんだけど、誰もそんなこと言ってないなあ。
 
■モリサワから新しい書体が届いた。はるひ学園って書体がある。はるひだけならともかく、学園?

秋山奈々1st.アルバム

秋山奈々『光と影のパレット』
 入院中の発売だったんで今ごろ購入。詳しくはこちら
 これね、渋谷には売ってなかったよ。タワーにもHMVにもツタヤにもナシ。売り切れにしても入荷数が凄く少なかったんだろう。スロッビング・グリッスルの新譜は試聴台にあるのにですよ。ビクターのJポップが売ってない。TGよりマイナーなJポップ……。結局、自由が丘の山野楽器で買った。初回限定盤の方。
 今月のミュージックマガジンは、吉田豪による(当然好意的な)インタビューを掲載する一方、保母大三郎の新譜レビューでは「もたもたした腐れポップス」「イライラする舌っ足らずな息切れ歌唱」「足の太い童貞中高年向け」と酷評。10点満点で3点。
 で、俺はどうなのかと言うと。まだ2回しか聴いてないのでアレだが、Jポップらしく押しが強くてしんどいなと思った。みっちり音が詰まってキャッチーに、キャッチーにできてる。あとやっぱ歌唱力に難あり。
 でも多分、愛聴することになると思う。ファンだから。上手くないからこそ一所懸命さを感じる。作詞こそしていないが本人の意向を取り入れたという、不器用に生真面目な歌の世界と合っている。秋山奈々のボーカルには泣き声に似たところがあり、切実に、身近に、セクシーに響く。
 なぜこれが歌謡曲じゃいけないんだろう。秋山さん本人が「アーチスト」を名乗るなら、真面目なファンとしてはアーチストとして扱い、辛い点を付けざるをえない。けど、役者でありグラビアアイドルである秋山さんのファンとして聴くなら、彼女の歌はとても良いものなのだ。
 Jポップがルックスで売ってたりもして、もはや演歌とジャニーズとハロプロくらいしか歌謡曲はない状況で、真面目に歌をやりたきゃ「アーチスト」を名乗るしかないんだけど。いい歌が歌えるアイドル歌手でもいいんじゃないか。演技の上手いアイドルもいいんじゃないか。アイドルってそんなにダメか? 低いのか? ブリブリ明るく元気に媚びたりすることなく秋山さんのまんまでアイドルだっていいんじゃないか?
 肩書きはなんでもいいんすけどね。なんであれ俺はファンだし、秋山さんがなりたいものになればいいなと思うけどね。でも「表現」って言い過ぎだよね、秋山さんは。
 
細野晴臣トリビュートアルバム-Tribute to Haruomi Hosono-細野晴臣トリビュートアルバム
 一通り試聴だけして済ますつもりだったけど、1枚目しか試聴できず、思ったよりイイ感じだったから買っちゃった。楽しいです。買ってよかった。
 
ジョアン・ジルベルトが愛したサンバ
 ジョアン・ジルベルトがカバーした古いサンバの原曲を集めたもの。ボサノバ以前のジョアンの曲も入ってる。こういう古い音源って壁があって、お勉強的にしか聴けなかったんだけど、最近慣れて普通に楽しめるようになった。
 原曲は原曲で味があるし、ジョアンのアレンジの良さもわかる。
 
The G/9 Group『Brazil Now!』
 おしゃれで気持ち良し。bounce.comの解説
 
スライ&ザ・ファミリー・ストーン『暴動』
 紙ジャケ、リマスター。

オルタナ医療

Yellow Magic Orchestra■アスペクトから出たYMO本『イエローマジックオーケストラ』。インタビュワーが流石に濃い。羽良多平吉の装丁も濃い。っていうか薄い。白にエンボスだから書影がなんだかわからない。
 
パンシャーヌは誰に向けてどうするつもりなんだろう。俺は観るが。
 
■毎日病院行かなきゃいけないんで、11時半に寝て、7時半に起きる規則正しい生活をしとります。
 べろべろになった手は、「こんなんどうやって治るんだろう」と思ってたが、フィルムを逆回しするみたいに治ってきた。人間、凄え。一応マウスも使えるようになって、仕事もしてる。
 ただ親指は表裏全周やられてるんで治りが遅い。植皮する必要があるとのこと。んで、親指に包帯してるとマウスを持ち上げるとき滑るから、長距離のドラッグができない。
 
 身体の方は思ったより悪かった。結構な範囲に植皮がいるっぽい。
 包帯してる限り痛みはなかったのに、一度ゲーベンという塗り薬に替えた日に、凄く痛くなった。翌日もとの薬に戻してもらったらおさまったものの、その後も微妙に痛みが続いてる。検索してみると、ゲーベンは火傷治療に普通に使うものらしいんだが、こいつに凄く悪いことされた感じがする。
 検索でこんなん出てきた。

私の観察では,ゲーベンクリームを使っている限り,皮膚の再生は起こらないし,むしろ創は深くなる。つまり,ゲーベンは3度熱傷を人工的に作ってしまう。

 あー。けどまあ、ここでゲーベンの名が出てるのは代表的な薬だからで、ゲーベンだけが悪いと言ってるんじゃないんだろうな。
 上に登ってみると『新しい創傷治療 「消毒とガーゼ」の撲滅を目指して』。というサイトだった。知識がまるでないから、どのくらいどうなのかわからんが興味深かった。創傷治癒の基礎知識から読むと、主旨がわかりやすい。
 医療も色々ですなあ。

風来坊

 湯川潮音が出てるんで『リンダ リンダ リンダ』を観た。映画はアレだったが湯川潮音は良かった。
 文化祭の体育館、軽音部がライブやってるが盛り上がってるのは一部だけ。ラストに演奏するはずの主役グループは遅刻。で、間を持たせるために出てくるのが湯川潮音。その声に体育館でぼさっとしてた連中が惹き付けられる。ほんと説得力のある声で。2曲目に歌うのが、はっぴいえんどの『風来坊』。これまたステキ。
 サントラに入ってるんで、この曲だけiTSで買えればいいのに、と思ってたが、改めて探してみたらあった。アルバムタイトルもアーチスト名も英語表記だから、前に探した時は検索に引っ掛からなかったのだった。これ(→iTS) 。
 森高千里も『今年の夏はモア・ベター』でカバーしてる。バッキングは細野さん。

鈴木先生

鈴木先生 2 (2)武富健治『鈴木先生』2巻
 小川蘇美、凄いな。欲望の対象として最強の存在。あずみ並み。あずみと違って、小川蘇美は大して何もしてない。ほぼ、欲してる男の熱意だけで小川蘇美は描かれてる。
 関先生のセリフは、読んでて俺もギクッとなった。
 少女の魅力は、定まらなさにある。外観も人格も定まってない。収まりどころがはっきりしていない。見る側としては、予想から外れる意外性に惹かれて、収まりどころのなさに幻想を持ち込む隙をを見る。極端に言えば、少女=不思議ちゃん。そんで「少女」は、あらかじめフィクション。
 小川蘇美は大人っぽい優等生だから、安定して意外性は少ないはず。でも、優等生ゆえに、もともと浮き気味の存在だった、ってことになってる。「同年齢の男子に人気があるのは中村」と最初のエピソードにあるのが、関先生のセリフに繋がってくる。
 解説でも言ってるけど、ヤケに表現が大げさで昔のマンガみたいだったり、1巻の段階じゃ「この人、天然か」と思ったが、2巻になると緻密さがわかってきて、もう凄いマンガとしか感じない。天然は天然かもしれんが、そんなのどっちでもいいっていうか、むしろそれ込みで凄い。
 
■童謡オムニバス『家宝 〜歌のお子様ランチ〜』をブックオフで購入。500円。ピンポンパン体操、十分以上に覚えてるのに、改めて聴くと脱力具合が凄い。なんだこの曲。おかしくてしょうがない。
 とんねるずとかいらんし、ポンキッキのベストと曲がかぶったんで、俺的には少々アレだが、なかなか良いコンピだと思った。

リストマニア

■アイドルDVDは情報が少ないんで、今まで見たののレビューをアマゾンでまとめてみた。ここ
 アート・リンゼイのディスコグラフィーみたいなのも前に作った。これ
 リストマニアってアフィリエイトタグ埋められればいいのにな。インスタントストアは使う気しないし売れる気しないし花を生ける花瓶もないし。
 
■寝て2時間くらいで目が覚めて、マンガ読んだりぼんやりしてたが寝られず。夜になってちょっと寝た。
 『プー一族』ってどうなったんだろう。掲載誌なくなったのか? 青くて好きなんだが。大橋ツヨシ好きじゃない人にこそ読んでほしい。
 『がきデカ』もちょっと読み返した。ジュンちゃんはやっぱりいいな。これ、今じゃ無理だろうな。小学生がタバコ吸ったり。劇画寄りの絵でタマキン丸出し。

そば屋のマンガ

■そば屋で40巻まで読んだ『代紋TAKE2』、残りの22冊を漫画喫茶で読み終わった。いやあ、面白かった。ラストも満足しましたよ。
 今、そば屋では『ピアノの森』を読んでる。途中からモーニングに引っ越してきたんで、よくわからんままなんとなく読んでたが、こんな面白いマンガだったのか。マンガらしくムチャで、ベタとも言えるがとにかくおもろい。
 
■新宿ディスクユニオンでトン・ゼーのDVDが1000円だったから買った。
 トン・ゼーは’00年と’03年のCDを持ってる。とにかく変。どういうふうに変なのかもよく理解できない独特の音。天然なのかもしれない。
 CDだと変な曲が、DVDのギター弾き語りだと普通にいい曲だったりした。
 そもそもどんな人かよく知らないんだが、こういう人らしい。トロピカリズモの重要人物だが、トロピカリズモの理念を体現しすぎて成功しなかった、ともなんかで読んだ。