
■スクリッティ・ポリッティの新譜が出てるとレイ・ハラカミのブログに書いてあったんであちこち回ったけど、東京も見事に入荷してませんでした。タワレコもHMVもサイトでは売ってるのに、なぜこんな仕打ち? バージンからラフトレードに戻ったのは関係あるのかな。ダウンサイジング? 結局アマゾンで頼んだ。通販好きじゃないのにな。
■歩くときの手の振り幅が大きい人がいる。女性に多い。あなたが振ってるその手の高さは、私のちんぽの高さなのです。撫でられるにはやぶさかじゃないが、叩かれるのは怖いのです。
投稿者: ふじり
-
ロングテール
-
ICO終わった
■『ICO』終わった。面白かった。
なんだこりゃすげーバッドエンドじゃん!?と思ったら、そうじゃなくてホッとした。だからつって、すげーハッピーエンドとも思えず、妙な余韻が残った。
普通の世界にいて、でも、ツノが生えてるせいで捨てられる主人公。
普通じゃない黒い世界にいて、でも一人白いヒロイン。
主人公はヒロインの手を引いて、一緒に逃げ出す。
なんとでも解釈できるが、単純に言えば駆け落ち。例えばヒロインはお嬢さんで。親の会社はデカいけど黒いところもあって、ヒロインはそこに馴染まない。主人公は生まれが良くないが、身体能力が優れてる。例えば矢吹ジョー的な天性のボクサー。
引っ掛かるのはラストでツノが折れてしまうこと。文字どおり、角が取れて丸くなってしまう。ジョー的な人はヒロインを救うために戦い、拳を痛めて普通の人になってしまった(だからもとの社会にも受け入れられる)。やることはやってみたけれど、俺は力を失ったし、結局ヒロインは黒社会に生きるしかなく、収まるとこに収まったと。ここで終われば、もの凄いバッドエンドだった。
そういう終わり方ではなくて良かった。当たり前か。
けども、ツノが折れるってのは、やっぱ引っ掛かるんだよなー。おそらくはヒロインの特殊能力も失われてるんだろう。普通のふたりとして、これからやっていくんだろう。いい話ではある。そもそも主人公とヒロインは互いの半身のようでもあった。ふたりが結ばれれば、特殊な力はもういらない。だけども……。
この引っ掛かりは悪いもんじゃない。妙な余韻を残す話として面白かった。
ホントに、この話はどうとでも読める。検索したら、城は子宮でヒロインが卵子で主人公が精子って話がでてきて、なるほどなと思った。そういうのもアリだろう。世界観が説明されてないから想像の余地があるってこともあるけど、仮に世界設定も作者の意図も全部語られてたとしても、個々のプレイヤーはそれと関係なく個々の印象を持つだろう。そういう汎用性と強さがある話だった。
まーでも思うのはDT(童貞)だったり。ヒロインが影に襲われるとこは、うかうかしてると輪姦されちゃうヨってイメージだし。ラストで「もう遅い」って言われるとアレだし。それを超克しての純愛ってのがまたDTだなーと。話的に彼女の根っこは白いままなんだろうけど、それはそれでどっちにしてもDTっぽい。
『ワンダと巨像』買ってこよう。 -
ICO
■えいご漬けなどという、微妙にゲームっぽいけどゲームとは対極のものをゲーム機でやってると、無性にゲームがやりたくなって、『ICO』買ってきた。
城、でかっ!
連れ去られて地面の黒い穴に沈められていく女の子を、慌てて助ける感覚がなんというか……。こんなん初めてだ。
ソファーでご休憩とか、なんかエロいよな。
視点ぐりぐりで、ちょっと酔った。
詰まったら攻略サイト見てサクサク進めてる。リアルに迷って行ったり来たりしなきゃもったいないが、視点移動がもっと自由でPS2の画質が良ければ悩まなくていいとこで悩んでる可能性がある。今してる苦労が甲斐のあるものか読めない。ゼルダだと抽象化されてるからわかりやすいし、無駄な苦労はさせないように作ってあるから、安心して悩めるんだけどな。こういうのやるとハイデフの必要性を感じるな。
エンディングが楽しみ。 -
Clementina De Jesus
■中古で買ったクレメンチーナ・ヂ・ジェズースの2 in 1が凄く良かった。
クレメンチーナは、黒人文化の伝承者とか、ブラジル音楽のミッシングリンクとか言われてるらしいサンバ歌手。
前半はショーロの偉い人、ピシンギーニャ、ジョアン・ダ・バイアーナとの共演。まさにルーツミュージックって感じだが、聴いて古い感じがしない(録音は’68年)。優雅で土臭くてたまらん。今まで聴いたブラジルものの中で1、2を争う勢いで素晴らしくいい。
絶版かと思ったら今も出てるようだけど、CCCDのようでもあり。俺が買った旧盤の在庫がHMVにはあるっぽい。同じシリーズでもう1枚『Rosa de Ouro』ってのが出てて、それが代表作みたい。欲しいなあ。 -
ジョアン・ジルベルトの伝説
■長らく手に入らなかった『The Legendary João Gilberto』が韓国EMIから再発。
ブラジル音楽のガイドブックを見ると、ジョアン・ジルベルトならまずこれを買っとけ、って書いてある。ボサノバのスタイルを作ったのはジョアン・ジルベルトだから、ボサノバで1枚っつったらこれってことにもなる。ところが絶版になってて、2万とかプレミア付いてんの。それが正規版で出た。
これは買っとかないと! なぜよそで出せないものが韓国で出せるのかわからんが、それゆえに買っとかないと! 問題解決したんなら今後日本盤が出たりするのかもしれんが可能性低いしとにかく今は買っとかないと!
初回入荷分はとっとと売り切れたようで、ディスクユニオンに予約しといたのが今日届いた。タワレコとHMVのリンクも張っとく。
・私の音楽日記 | 「ジョアン・ジルベルトの伝説」をこのように聴いてみた
オリジナルアルバムにそった曲順をアップしてらっしゃる方が。プレイリストにて利用させていただきます。 -
もやしもん
■石川雅之『もやしもん』3巻読んだ。
装丁と欄外と書店と読者、全部で遊んでるのが楽しい。もちろん中身も楽しい。一番、新刊が待ち遠しいマンガかも。