■中西夏之新作展見てきた。離れたり近付いたりしながら面白く見たんだけど、帰って図録読んだら、作者の意図そのままうまいことできちゃった絵らしくて、それは凄いけどなんかちょっとつまんないなと思った。
あと松濤美術館はゆるくて好感が持てるけど、照明黄色いのはどうなんだ。
■東急の屋上にカラスが巣を作ってた。カラスの巣ってあんまり見たことないかも。っていうか見るのはツバメの巣くらいか。
熱帯魚屋がなくなって犬屋が拡張されてた。
投稿者: ふじり
-
掌蹠膿疱症ほぼ完治
■2カ月くらい薬やめても問題なかったんで、取りあえず通院終了。まだ足の裏にはぽつぽつ出るんだけど実質問題なし。通ってたのは慶應義塾大学病院の漢方。
’04年の夏頃発症して、年末あたりには酷いことになった。物を持つのがつらくて、歩くのも痛い。幸い骨には行かなかった。
掌蹠は治療法が確立してない病気で、原因は歯の詰め物の金属アレルギーと言われてる。そんで、まずパッチテストをやったがアレルギーはなかった。
扁桃腺に病巣がある場合、切れば治ることもあるらしいが、治る保証がないのに手術はつらい。ほかでダメだったときの手段にしたい。
岩橋診療所へ行ってビオチン治療も試したけど効かなかった。けど、この病院で初めて詳しい話が聞けたんで行った価値はあった。
西洋医学でわかんないなら東洋でどうだ、ってことで、漢方を試したら収まってきて、薬を飲んでる限り日常生活に問題はなくなった。
掌蹠膿疱症はそのうち勝手に治ったりするものらしい。もしかしたら薬で治ったんじゃなく、3年間薬で抑え続けて自然治癒を待ったかたちなのかもしれない。どっちにしろ漢方が効いてくれて助かった。 -
ファヴェーラの丘
■『ファヴェーラの丘』観た。NGOでありバンドでもあるアフロレゲエ(ポル語だとアフロヘギ)を追ったドキュメンタリー。“ファベーラ”は大雑把に言えばスラムのこと。ブラジルでは金持ちは平地に住み、貧乏人は丘に住む。
この映画、アネムスティの後援で上映前にCMも入る。このCMがなんだかなあって内容で。そんで本編でファベーラの酷さについて語りだすんで、観に来たの失敗だったかなと思った。でもアフロレゲエが活動しだすと面白くなってくる。
組織といえば麻薬密売組織しかないファベーラに、音楽を教える組織アフロレゲエを作って、ギャングになる以外のルートを子ども・若者に見せる。
これって音楽で世界を変えるってことで。「世界」は大げさだけど、状況とか人生とか変える。セリフとしてはまああるけども、それは「いい話」のレベルであって、本当に変えた例はミンメイしか知らない。
アフロレゲエは実際に変える。マンガでもこんな話はなかなかない。「ほんとかよ」って感じ。もとの状況がマンガみたいに酷すぎるからこそだろうけど。
音楽始めるにあたって、パーカッション教えてくれる有志を募集する。その有志がスザーノ。凄いの来ちゃってる。
’00年に出たアフロレゲエのCDは当時買ったんだけど、アフロでもレゲエでもないヒップホップで、あんまり面白いと思わなかった。けど現地のライブ見ると影響力はわかる。こりゃ面白いだろうな。
見てる子どももノリノリで踊る。
音楽のレッスンでは、灯油缶みたいのを子どもがぼこぼこ叩くんだが、これがもう立派な音で。
こういうの見ると貧乏な背景とは関係なく、なんか泣けてくる。日本の子どもはこんな風に踊らないし、パーカッション教えたって大人しく「教わる側」に入ると思うんだよね。でも、ここの子は楽しんでるというか、快感を味わってる。踊るってのも単にはしゃぐんじゃなく、制約のもとで動くんであって、その方が気持ちいいからそうするんで。うまいこと言えないけど音楽を楽しむ才能がにじんでるというか、原初的ななんかっつーか、うわーってなって泣けてくる。
ドキュメンタリーだからダレ気味ではあるし、ドキュメンタリーとして若干怪しい作りでもあるんだけど、おもろかった。 -
懐かし以前
■『サライ』が昭和のお笑い特集だったんで、買ってちびちび読んでる。エノケン、ロッパ、トニー谷、クレイジーキャッツとか。リアルタイムで見たのはクレイジーがぎりぎり。
付録CDには三木鶏郎、ロッパのラジオ、エノケンのインタビューが入ってる。
「お笑い」つっても今のとは別物ですな。当然今の方が高度。風刺とか痛いもんな。とは言え、別物だから質の違うとこでの良さもあるんだろうし、一方で変わってないとこもあったりする。
■針金ハンガーを洗濯物干すのに使ってたが、数年かけてちょっとずつなくなり、とうとう最後の1本が消えた。カラスの仕業らしい。
■フィルムを古いのから、ちびちびスキャン中。
俺のスキャナ、ニコン・クールスキャンVが生産中止になるらしい。上位の5000ED、9000EDは価格改定の上残る模様。フラットベッドでなく専用のフィルムスキャナが欲しければ、最低12万は必要になる。まあ、しゃあないね。ニーズもないだろうし。
’83年頃に京都で行われた同人誌即売会。小規模なイベントで、コスプレは隔離されておらず、そこら辺うろついてた。これは折角だからってんで集合かけたときの写真。その後ひとりずつポーズ取ったり、コスプレしてなくてもギャバンの結晶アクションを熱演するのがいたり、和気あいあいとしてた。くらま姫と管理人さんが可愛かった。
これ25年前で、俺としたらたいしたことないんだけど、25歳の人は産まれてなかったと思うとなんだかなあ。
’91年の俺の部屋。この頃、片付けられない人になってた。病んでたんですね。今とは違う風に。あんまり汚いのでクリックで拡大。
テーブルにモニターだけ載ってるが、マック本体(SE30)は会社に持ってってた。テーブル上のソフトは漢字トーク6と、アウトラインプロセッサ『インスピレーション』、るじるしのハイパーカード・スタック。あと、なんかしらんけど、ティッシュのフタ破ったヤツと、メガドライブ版『マイケル・ジャクソンズ・ムーン・ウォーカー』のマニュアル、BB弾、自分の名刺が載ってる。
テーブルの下にはアップル純正ドットインパクトプリンタ・イメージライターII、夏子の酒、がきデカ、靴下。
左下に転がってるのは『Mac Ski』、エアガン用の手動ポンプ付エアタンク。右下の雑誌は当時気に入っていた、ぶんか社の『シャレダ!!』。
本棚にナウシカ、AKIRA、諸星大二郎、綿の国星、ちびまる子ちゃん、ミニ四駆。
どうでもいいですネ。 -
Tumblrとコーヒーミル
■今さらホントすいませんがTumblrおもろい。人の視線が入ってくる。
中学のとき、『ビックリハウス』を買い始めた。『ビックリハウス』の編集者はそれほどセンスがいいと思えなかったが、年間の賞とかになると外から審査員を連れてくる。糸井さんとか。そんで、面白いと思うものが俺と審査員で食い違う。審査員自体を俺は面白いと思ってる。ということは俺のセンスがズレているのだろう。選考に関する対談では、どの作品のどこかどういいのか語られてる。読むうちに俺の価値観が外されて、人の価値観にチューンされていく。
同じようなことがTumblrでも起きる。最初は「俺のチョイス」に俺がフォーカスしてるが、そのうち人のチョイスに俺が崩されていく。
「この人のチョイスは面白いのと面白くないのがある」と思ってたのが、面白くないと思ってた部分の面白さがわかってくる。そんで、俺のチョイスはつまらないとわかってくる。
俺は仕事がグラフィック系のクセに、ビジュアルに弱い。頭がテキストベースになってる。その辺も鍛えられて、多少ビジュアルに目がいくようになりそうな気がする。
どうにも撮りようがなくなってやめてた写真も、Tumblrのソースとしてまた撮りたくなってきた。
テーマ決めてTumblrやってる人がいるけど、そういうのはわかりやすくていい反面、もったいないことをしてる気がする。崩される快感を味わえないから。同じ理屈で、オタのチョイスは大体つまらない。
■御徒町のディスカウントショップ多慶屋で京セラのコーヒーミルを買った。多慶屋は何でも安くて楽しいなあ。近所にあればいいのに。
コーヒーはまず、少量の湯で膨らませて蒸らしてから、湯を注ぐのだが、膨らんだためしがない。鮮度が低いと膨らまないらしいんで、豆を買う店を変えて試したがダメ。膨らまないと、その後もセオリーどおりにいかない。注ぎ方が悪いのかと月兎印の細口ポット(赤)も買っていろいろやったがダメ。
吉祥寺ロンロンのUCCの豆屋は、一部がコーヒースタンドになってて、煎れるところが見える。もこもこ膨らんでた。膨らむってのはこういうことなのか。ここの豆なら間違いなかろうと買ってみた。挽いてから窒素充填のパックで渡される。ウチ帰って使ってみたらやっぱり膨らまない。
もう自分で挽くしかない。ハンパな電動買うなら手挽きの方がいいらしい。手挽で評判いいのはポーレックスのミル。京セラのはポーレックスの外装違いらいしい。ポーレックスは金属製でかっこいいが、プラスチックの京セラの方が使い勝手は良さそう。
挽いた結果、見事に膨らみました。数時間前に挽いて窒素充填したものと、挽いてすぐが、こんなに違うものなのか。 -
メトロイドクリア
■やー、厳しかった。優しくない。便利じゃない。きぐしねいです。自力でクリアすんのはかなりキツいんじゃないか。攻略サイト5回くらい見た。ホントにわかんなくて見たのは2回で、あとはやってりゃわかるだろうけど、面倒くさいから見た。ボス戦以外はゲームオーバーになると、きっちりセーブポイントまで戻されるし。
そんでゼルダだと、ボス倒すとすぐ外に出れて、基本的にそのステージには用がなくなるけども、メトロイドは倒してもそのままミッション続行なのな。歩いて船まで戻らなきゃいけないし、後でまた来なきゃいけない。
あと敵が硬いっすね。的確な攻撃をすればそうでもないんだけど、的確な攻撃ってのが最初はわかんないわけで。
まあでも理不尽なとこはないんで、難しさがおもろかった。
面白いって前提で苦言を述べますけども、ゼルダが110点を目指して97点になったゲームだとすれば、メトロイドは100点を目指して85点になったゲームって感じがする。なんか甘い。
自分視点だと臨場感がありそうなもんだけど、そうでもないのな。これも演出の上手下手が関係してそうだけど。チャージショット自体、快感を損ねてるんじゃないかって気もする。もっと上手くやれば、ゼルダ以上に面白くなりそうなのになあ。
ゲーム的なお約束が、グラフィックやら世界観やらがハンパにリアルな分納得しがたかったりもする。惑星ブリオでエネルギー・セルを回収するのに凄え苦労したんだけども、こんなの軍部が調達してくれりゃいいじゃんと思ったり。普通の部品でしょ。パイレーツが盗もうとしたり伏線は張ってあるけども、作れば作れるもんだから。ファンタジーはその点、納得しやすくて便利だなと思った。 -
Muxtape
■オリジナルテープを編集して人に無理くり聴かせてキモがられたりがウェブで簡単にできるMuxtape。今んとこMP3のみで、m4aとかはダメなのと、重くて繋がらないことがあるのは要注意だが、あとは説明いらず。
んで、作ってみた。40分だけ付き合ってくれたまえ。バックグラウンドで鳴らしといてくれたまえ。みんなもブラジル音楽を聴けばいいじゃない!
■山本 弘『“環境問題のウソ”のウソ』飛ばし読み。買わずに立ち読みで済ませばよかった。『環境問題のウソ』(俺は読んでない)がいい加減だということはわかったが、くどくどくどくど重箱の隅をつつくような文章が厭らしくて不快。まるで2ちゃんでやってる議論のための議論。表紙も酷いね。
■ハニー THE LIVEはよかったですね。原幹恵が意外とハマリ役だった。水崎綾女はこれでファンになった。
辛酸なめ子が出てた『くちこみジョニー!』も終わったし、今期のスゥーパァ〜〜ヒィロォタァイムは脱落しましたので『やりすぎコージー』以外もう見るものないな。福満しげゆきの原作も使う『週刊 真木よう子』は見てみようかな。