ニチアサ

 ゴーバスターズ。新機軸でおもしろいが、戦隊ものの伝統芸は残してほしい。特捜シリーズか何か、別の番組なら歓迎するんだけど。と、思ってたら、それなりに戦隊っぽくなってきた。リアル指向なのに、ゴリラはミサイルがバナナだったり、雲梯で移動したりするのね。黄色の丸顔と脚はやっぱりいい。

 フォーゼ26話。こういうのが見たかったんすよ! ライダー部員のドラマ。JKのキャラも活きてたし、大文字先輩の情けなかったりかっこよかったりの男っぷりがよかった。
 
 ズーブルズ。最初見たときは15分が30分に感じられたが、だんだんツボにはまってきて、もう何やってても笑えるようになってきた。合法的に幸せな世界に旅立てる、ステキなアニメ。

ゴーカイジャー最終回

 35作目記念作品ということで、いいお祭りだった。過去作のキャストが、必殺技が、BGMが、懐かしい、嬉しい、盛り上がる。最後にアカレンジャーが出て締まりが効いた。
 僕らの代表である鎧への花の持たせ方がよかった。ゴーカイジャー内で通常1話限りのゲストキャラがまた出てきて話に深味を出すのも新しい。

 最終回に向けて徐々に盛り上がる、ってのがなかったのは残念。敵のザンギャックに味がなかった。序盤はバカ殿下が愛されキャラで、ダマラスもそこそこキャラ立ってたし、バリゾーグとジョーの因縁があったのに、本隊が出張ってくると大変なことになるはずが逆に影が薄くなっちゃって。
 前回、大艦隊が出てきて「どうなんの?」と思ったら、なんかあっさり片付いちゃうし、巨大な敵になんとか打ち勝った感が薄かった。
 バスコはキャラ濃かったけど、バスコが出てくるとザンギャックが出なかったり、話があんまり絡んでないし。サリーは切なかったねえ。

 そこら辺はアレだけど、シリーズ通しでおもしろかった。6人みんなよかった。基本、反体制なのもよかった。
 次のゴーバスターズは、いろいろ新しい路線になるようで楽しみ。黄色の丸顔と太腿に期待。

 フォーゼもおもしろいんだけど、仮面ライダー部員がイマイチ活きてない。電王はデンライナーのなかでイマジンがだらだらふざけてるのが好きじゃなかったが、あれに近いものを感じる。弦ちゃん新しく友達作ってばっかりで、釣った魚にエサをやらない的な。今回、次回はゴス子の出番なので嬉しい。

 スマプリはてらてらけばけばしてますな。人気作だろうになんか作画枚数少ないような。黄色のあざとさに乗っていきたい気はするが……。
 ズーブルズはラリりの世界。だいぶおかしい。アメリカ版のタコクラゲ欲しい。

ニチアサ充実

gothko  ゴーカイジャーは戦隊ものでは珍しく、これまで5人揃わなくても平気で敵を倒していた。それが今回チームの絆に目覚めることで、自らの大いなる力を手に入れた。よい展開。
 フォーゼはゴス子が仲間になる回。クイーン、キング、JKと感情移入できないキャラだったが、この星に居場所がないというゴス子の気持ちはよくわかる。上のシーン(拾いもの)で涙腺がもうね。仮面ライダー見て嬉しそうなのも、「弦太朗さん」って呼ぶのも良かった。グレーパーカーの下で揺れる乳も良い。顔も体型も超美形ってわけじゃないのが生々しくて良い。
 「そのままのお前でいい」なんてJポップとかでありがちなセリフだが、ゴス趣味の霊感少女にはなかなか言わないだろう。賢吾はゴス子がゾディアーツ・スイッチを持っているという理由で存在を認めたのに、ゴス子はスイッチを捨ててしまった。賢吾は怒るが弦ちゃんは気にしない。条件なしの全肯定。弦ちゃんのヒーローぶり、デカい。

仮面ライダーフォーゼ

■オーズに続いてフォーゼもおもしろい。
 オーズのラスト、“ひとりで世界を救おうなんて思わず人と手を繋ぐ”に続き、フォーゼはベルトの本来の持ち主が病弱だから手伝うって始まり方してる。たまたまだろうけど。お前ができないことを俺が、俺ができないことをお前が。最初から共闘態勢。
 舞台は今のところ学園関係だけ(あと宇宙)。ダブルもご町内の平和を守るポワトリンみたいなライダーだったが、さらにスケールが小さい。世界の平和とかデカいこと言わず、自分が今いる場所を改善しようとしてる。名乗りは「俺はこの学校の生徒全員と友達になる男」で、スクールカーストを崩していく。
 
 『Dr.スランプ』のスッパマンってキャラは、スーパーマンのパロディなんだけどセコくてかっこ悪い。こいつのイヤな奴っぷりがちょっとシャレになってなくて、俺は笑えなかったんですね。あと逆にオボッチャマンのいい子ちゃんっぷりが好きじゃなかった。個人的にはイヤなんだけど、ロボットも怪獣もイヤな奴もいい子ちゃんも、みんな同じギャグ世界にいるペンギン村は天国みたいだなと思った。
 フォーゼの弦ちゃんは「お前は気にくわねえ。だからダチになる」つって賢吾の仲間になり、オープニングでネタバレしてるとおり、どうしたっていい奴とは思えないキングとも友だちになるんだろうから、この先楽しみ。
 
 そんで重要なことだけど、ヒロインのユウキが可愛い! キャラが、動きが! この学校にいたら、はやぶさくん見て完全に恋に落ちてる。制服ニーソが素晴らしい。ゴス子の野座間友子もこのような美形であるのに吹っ切れたいいキャラ。クイーンこと美羽は好みではないけど太腿やらおなかやらがチラチラするのはとても良いこと。劇場版に出てくる女ライダーなでしこは真野恵里菜だそうで、もうえらいリッチなことになってますな。

オーズ最終回

■オーズよかったですね。
 敵は人間の欲望を食らう怪物、グリード。
 対して主人公・火野映司は欲望がない男。人のためだけに動く。
 ヒーローものの主人公がエゴを捨て、命を捨て、人間を捨てて、人々のために孤独な戦いを続けるのは当たり前。でもオーズではそれを異常なこととして扱う面があった。
 欲がないはずの映司が見つけた望みは「どこまでも届く自分の腕」。過去に海外を回っているあいだ、紛争地帯で子どもを助けられなかったことをずっと悔やんでる。オーズになったおかげで人を救う力が手に入ったという。
 その正義の力がまた暴走の危険をはらんでるし、映司はグリード化もする。そんで怪物になってまで戦うことがアニメのデビルマンみたいに美化されてなくて、どっちかっていうと病気みたいに描かれてた。
 
 グリードは単なるメダルの固まりで命がない。味覚もない。世界を「味わう」ことができない。アンクは命を欲して刑事さんの身体を乗っとり、一度は映司とも対立する。最後は共闘の末、単に消滅するんじゃなく“死ねた”ことに満足して消える。
 ヒーローもので戦う連中は重大な使命を遂行するために全てを捨てたマシーンであり、そこにシビれるってことになってたのに、彼ら自身の生きる喜びみたいのが大事にされてる。
 そんで映司は「ひとりで背負い込むな」と言われ、どこまでも届く“自分の”腕なんて大それた欲じゃなく、人と手を繋ぐことでその力を得られると知り、文字どおり手をつないでめでたし!
 当初否定的に扱われた人間の欲望。途中で出てきた夢と欲望の違い。終盤映司に求められる欲。わりとややこしいテーマがきれいにまとまった。かなり異色のヒーローっていうか、これまでのヒーローものが見ないことにしてた部分を扱ってた。
 
 手を繋ぐといえば比奈ちゃんね。孤独な戦いに突入しようとする映司に唯一手を差し伸べる。暴走から引き戻す。恋愛ファクターなしでヒロインとしての存在感を強烈に発揮して素晴らしかった。
 メズール人間体、未来穂香のセーラー服とニーソも大変に素晴らしい!
 後藤さん伊達さんのホモホモしいふたりもよかった。平成ライダーはライダー同士がライバル関係だったりして共闘しないのが不満だけど、オーズは共闘しまくりで嬉しい。
 まあでもやっぱり映司の造形が凄かったですね。ああいう天然っぽく無欲で、でも頭が回るっていうキャラを描ききったシナリオライターと役者の力。アンクのキャラも大変によかった。最後の共闘はほんとよかった。

仮面ライダーW 最終回

■W良かったっすね。中盤からぐいぐい面白くなってった。コメディータッチでありながら、かっこいいところはちゃんとかっこいい。照井なんか崩れたからこそ、よけい格好よくなった気がする。終盤駆け足すぎて、ちょっとわけわかんなかったけども、きれいに終わってくれて良かった。
 前回で終わってた方が、語り継がれるラストになったのかもしれんが、Wらしくちゃんとハッピーエンドにしてくれて嬉しい。面白かったー!

シンケンジャー

侍戦隊シンケンジャー・再終幕。いやあ、面白かった!
 シンケンはまず、チームが良かったっすね。それぞれ背負うものがありつつ和気あいあい。他の戦隊シリーズだってそうで何が違うんだと訊かれると、シナリオも役者も良かったとしか言えないんだけど。ほんといいチームだった。見てて楽しい。戦隊ものは子ども番組だから、わかりやすく極端なキャラ設定がされていて、今回も、殿と家臣となぜか寿司屋という無茶なチームながら、大人が見ても違和感がなかった。6人ともみんないい。
 反面、敵側の魅力がイマイチかなーと思ったけど、後半盛り上がってきた。ドウコクと薄皮太夫の大人な関係、シブイ。ドウコクかっこいい!
 終盤、突如現れる新キャラ、姫と丹波も凄く良かった。姫はできた人だし、丹波のイイ厭なヤツっぷりは『仁義なき戦い』における山守のおやじに匹敵。
 アクションやカメラワークなんかも、最後までどんどん新しい工夫が入ってきて、全然だれなかった。
 もー3週間くらい前からシンケンが終わること考えると涙腺が緩む状態になってるところに、これまたチーム解散の寂しさを強調するラストでね。まあ実際、泣きますよ。続く仮面ライダーWにジャスミン姉さん出てても頭に入らない感じで。今こうやって書いててもまた泣けてきますけどね。
 ほんと面白かった。いいラストだった。スタッフの皆さんもキャストの皆さんもお疲れ様でしたよ。もう1回言うけど面白かった!