特撮

■ゲキレン、終盤はイマイチだったなあ。戦隊ものは、最初と最後を中心に話が展開する時期と、話数消化的に小エピソードが続く時期がある。ゲキレンは敵味方が切磋琢磨して常に少しずつ話を進めつつ、小エピソードがずっと続く感じがあったけども、終盤になってもほのぼのしてるのは流石にどうも。ラストの、倒したと思ったら……がくどかったしな。でも全体的にはオモロかった。
 キバはどーなんだろーなー。取りあえず小池里奈の、年下のお姉さんっぷりはいい。上連雀三平が言ってたことがわかった。俺も中学生の姉にお世話されたい。
 
■アレ
 なるほどチャプター5は凄かった。

特撮

■2日遅れですが電王の最終回は良かった。華々しくてホロリとさせてポロリはないけども明るくていいラスト。最後まで見ててよかった。主役の人は、ややこしい役こなしてて凄いなあと思った。お疲れさんでしたって感じ。
 ゲキレンは相変わらずオモロいし、原幹恵のハニーもアリになってきた。スタントなしのアクションも意外といけてますな。水崎綾女もいい。
 
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新幹線で読んだ

日本の10大新宗教 (幻冬舎新書 し 5-1)島田裕巳『日本の10大新宗教』
 いい塩梅にまとまってる。
 こういうの、読んだ端から忘れちゃうんで、いっぺんノート付けるとかしないとダメだな。
 
橋本 治『日本の行く道』
 今の世の中がおかしいなら、間違う前に戻ってやり直せばいい。具体的には’60年代前半。まず高層ビルを壊そう。むちゃくちゃなことを言ってるが、むちゃにも理がある。そんな内容。他の本でも家内制手工業に戻ればいいって書いてたが、その詳細的な。
 
水兵きき『おまかせ! さやなのもえろ部』1巻
 脳内完結でちまちまやってる感じに乗ってけない。この人のマンガってこんなだっけ? と『みかにハラスメント』(→感想)読み返したら、やっぱ『みかに』の方が全然面白い。この違い、人によっては気にならないのかもしれんが、俺的には凄い差がある。たまたま『もえろ部』がアウトなのか、たまたま『みかに』が大ヒットなのか。今後も注目しといた方がいいのかどうなのか。
 
■あと『栞と紙魚子』のドラマちょっと見た。うお! このサイト、諸星大二郎のコメント動画あるじゃん! “諸星大二郎の世界”んとこ。つーか、なんで俺はこんな映像で喜んでるんだ?
 意外とドラマ向きの原作だなと思った。ドラマの方がキャラがマンガっぽい。紙魚子は結構好み。AKB48なんだな。メガネかけてないとダメだな。

僕の小規模な生活

僕の小規模な生活 1 (1) (モーニングKC)福満しげゆき『僕の小規模な生活 』1巻
 近所のあまり大きくない本屋でも平積みになってて良かったなあと思った。カバー外すと男4人の後ろ姿が写ってる。編集者でしょうな。装丁もいいし。作者、厚遇されてる。込み込みで温かみを感じる。年末、ちょっといい話的な。
 奥さんの「せんよー 悪いことはせんよー」が好きだ。
 
「デスノート」などのパクリで少年マガジン編集部謝罪 36ページの大半が盗用と判明…豪村中さんの「メガバカ」
 中学生の頃、こち亀で両さんがマンガ家のアシスタントに行って、他の作家の絵を切り貼りしてマンガをでっちあげる話があった。これは面白いなと思って、雑誌をコラージュしてマンガ作って友達に見せたら、そいつが続きを作ってきた。結局3〜4人回り持ちのリレーでしばらく続いた。俺らは「両さん式マンガ」と呼んでた。貼って楽しくウケがいいのはエッチなシーンで、そういうのが載ってる雑誌は大事だった。
 高校になるとガンダムのパロディー小説みたいのが同様にリレーになった。最初は『OUT』的なギャグだったが、だんだんシリアス指向のオリジナルになっていった。タイトルは『クラッシャー・ニャオ』だった。’80年代的なセンスだった。
 そんなことを思い出したりした。
 
■3連休ですけども、クリスマスですけども、ポル語でナタウですけども、ブラジルは夏ですけども、俺は風邪ひきで仕事です。吉田 豪のポッドキャスト聴きながらやってた。体調不良で作業が進まないぶん、考える時間が多いから結果的に仕事が面白くなってたりもする。
 
■M1見た。キングコングが圧倒的に面白くて、サンドウィッチマンも面白くて、あとは勝ち残ってきたにしてはなあ、って感じだった。2ちゃんちょっと見たらキングコングは評判悪かった。俺は見慣れてないから新鮮だったのかな。「勢いだけ」って意見が目に付いたが、間が一番いいのはキングコングだと思ったんだけど。決勝戦ではサンドウィッチマンがおもろかったんで結果には納得。あと小池栄子が意外に良かったから今日は小池栄子でと思ったが、あんまり画像持ってなかった。

台本を読むようなしゃべり方

■ソーホーっていうか半ニートなので、普段人と会わない半引き籠もりなのに、夢の登場人物は多い。巨大な集合住宅に知人がこぞって住んでるとか、遠足とか。この歳で遠足もないが、旅行って言うより遠足のイメージ。大勢で、よく歩く。
 
■オタには台本を読むようなしゃべり方をする人がいる。気持ちはわかる。身近な会話が、台本を読んでるものだからしょうがない。
 もう一つの理由は、他人としゃべるとき、係わるとき、自己表出をするときに構えるから。話すのに障壁がある。男はどうでもいいが、レイヤーの女性が台本を読むようなしゃべり方をすると、違和感を感じると同時に好感を持つ。
 俺は声が高いが、これもATフィールドを超えるために力むからだろう。俺はもごもごしゃべるが、わかってほしいが、わかってもらえると思ってないからだろう。
 こないだ、ある種のおばさんも台本を読むようなしゃべり方をすることに気付いた。40前くらいで、それなりにお金があって、そこそこに遊んでる(性的な意味じゃなく)アクティブな人の一部。これはなんだかわかんないので気持ち悪い。
 火曜の『くちコミ☆ジョニー!』を辛酸なめ子目当てで見てる。っていうか、辛酸なめ子を見てる。西山茉希っていうモデルも出てるんだけど、こいつの話がつまらなくてつまらなくてつまらなくてつまらない。やらせてくれると言っても殴ると思う。それ以前にやらせてくれるって言わないし殴ったら訴えられると思うが、とにかくこの人が出てなきゃもっと気持ちよく辛酸なめ子が見れるのになと思う。よくわからんが、こいつのつまらなさは台本を読むおばさんと繋がってる気がする。
 一方、前にも書いたが、おっさんは芝居がかった動きをする。エレベーターの階数ボタンを押すとき、指を突き出してから溜めて、ピッと押し、さっと引っ込めたあと、脚か腕を組みながら壁にもたれてイイ男のポーズを決めたりする。こんなこと若者はしない。その若者もやがて働きだしたら、おっさんモーションを体得する。二十歳を超えてから動作のモードを変えるのは結構凄いことだと思う。
 俺はおっさんモーションをしてないつもりだったが、気が付くとだんだん増えてきてる。どうも父親の動きを真似てるようだ。今さらそうする理由がわからん。
 えーと、なんの話だっけ。
『くちコミ☆ジョニー!』月曜レギュラーであり仮面ライダー・ファイズであるところの半田健人の歌謡曲マニアっぷりもおもろいです。

電脳コイル

■良いラストでしたな! 終盤の怒濤の展開に驚きながらも、ストーリー上の謎解きとか伏線がどうしたとか、わりとどうでもいいな、あんまりもったい付けんでほしいなと思う俺がいたりもしたけど、こんなに綺麗に終わってくれるとやっぱり気持ちいい。
 呪いの解除と、子ども世界からの脱皮が同時進行、未来へ橋渡ししつつ郷愁も残し、さらにラブと友情も絡んで盛りだくさん! NHKはなんとしても見てほしいようで早速再放送だが、これもまったり観ようかなと。
 
「呪い」というのは俺用語なんだけど、トラウマとか、罪の意識とか、思い込みみたいなもので。不適切だが一番わかりやすい例えは、過去に性犯罪にあった場合。被害者本人に罪はなくても罪を負ったかのように思いこむ場合がある。罪は本人には解除できない。加害者の罪はまず他人に許してもらわなくてはならず、自分から許すことはできないのと同じように。
 罪を犯した事実は直後に過去になり、もうどうにもできない。罪の意識に実態はない。盗みを働いた場合、返したり弁償したりすれば物理的(?)にはチャラになるが、「罪を犯した」という意識上の、いわばオカルト的な事実は消えない。これが呪い。
 人が死んだという受け入れ難い事件に対する思い、例えばその責任の一端が自分にあるんじゃないかという思いも呪いになる。
 死んだ人は本人にそのつもりがなくても、生きている人間に呪いをかけたことになる。
呪ったことになっちゃった側にはどうにもできない。呪われた側が呪いに捕らわれるのをやめるまで、呪ったことになったまま。そんで呪われた側は、本人の力だけで呪いを解除するのが難しい。
 身も蓋もなく雑に言うとこの話は、子ども時代の呪いを含むぐちゃぐちゃしたものを否定せず向き合って大人の階段登る話なので、突然出てきた昔ヤサコが意地悪だったエピソードも、呪いのひとつとして必要だったんだろう。