■山崎浩一『雑誌のカタチ―編集者とデザイナーがつくった夢』読んだ。これはオモロい。エディトリアル・デザインの話となると読者が限られそうなもんだが、なかなかどうして間口が広い。雑誌に興味があれば誰でも楽しめるんじゃないかと。モノクロながら図版が結構入ってるのもいい。
扱ってるのは、POPEYE、少年マガジン、ぴあ、週刊文春、ワンダーランド、婦人公論、小学館の学年誌、クイックジャパン。現場の「雑誌のカタチ」に対する取り組みを紹介してる。
キャッチは「雑誌が時代を先導し扇動できたのはなぜか?」で、これがテーマになってるが、それにばっかこだわってるわけじゃない。アマゾンの商品説明には小難しいこと書いてあるけど、実際はあんまり論じてなくて、むしろそこがいい。
ウチの親とかですね、息子(俺)が何をやってるのか理解できないんですね。デザインっていうとまず服飾が頭に浮かぶ。次に工業製品。紙のデザインの意味がわからない。「この雑誌やった」と言うと、美術関係だからイラストを描いたのかと考える。でも描いてない。絵も文章も書いてなくて、写真も撮ってないなら、あと何の仕事があるのかと。そんなウチの親でも、これ読めば理解できるのではないかと。まあ、読まないけど。
投稿者: ふじり
-
『雑誌のカタチ』
-
リファ
■大竹伸朗「全景」見てきた。うわもうこんなのどうすんだと思った。さらっと見て回ったつもりだったが2時間経ってた。
■渋谷ツタヤの前で、男の墓場プロダクションのビラもらった。映画がDVDになったそうだ。「レンタルもありますよ」って言われた。ツタヤの人でもキングレコードの人でもなく、スタッフだろう。頑張るなあ。
■サーバ備え付けアクセス解析の結果ですが、君たちはダメだと思う。マンコカパックはいいよ。つボイさんの曲(→iTS)出たばっかしだし検索もあるだろうよ。けど、そのものはなあ。探すにしたって、もっとあるでしょう?やり方が。
もうマンコサイトですよウチは。ダントツ、マンコでいらっしゃってる。今現在グーグルで36番目、こないだ見たときは20番目くらいだったよマンコの検索で。カメのサイトやってるから、ずっとカメ関係の検索が一番多かったんだけど、なんか「ニオイガメ」まで変なものに見えてきた。ジョージ・クリントン風に言うと「俺のカメの匂いを嗅げ」的な。
■ナナオL887の検索が続いてる。生産終了なのになんでかなと思ったら、在庫あるとこにはあるのね。コストパフォーマンスいいと思うし、納得して使ってるけど、無理に買わなくていいような。新機種の方が良いのが普通だし。しっとりした発色で開口率が高く、一番眼に優しいモニターだと言う人もいるが、表示細かいのはやっぱ眼に辛いっす。20型と21型の差は結構大きい。あと視野角が狭いのも、ちゃんと正面にいれば問題ないとは言え若干気になることがある。スタパさんの記事見て、MultiSync LCD2190UXiの方が良さげだな思ってる。まだ出てないからわからんけど、実売16万でアドビRGB対応、WUXGAのDiamondcrysta RDT261WHもお得感がある。
-
ちゃんとしない
■「ちゃんとしないようにする」傾向がある。このブログもあんまりキャッチーにならないよう気をつけてる。ちゃんとした、しっかりした文章にならないようにもしてる。
って言うか、文章ヘタで、ちゃんとできなかったりもする。昨日書いたのにしても、コメントの返信にしても、あとから見ると何言ってるのかわからん文章で、これは単純に直さなきゃいけないなと思う。もうちょっと文章うまくならないとなと思う。でも、ちゃんとすることにモチベーションがないから、うまくならない。
意図的にちゃんとしないのと、能力不足でちゃんとできないのと、両面でちゃんとしない傾向がある。
こういう人間はデザイナーに向いてないと思う。特殊な才能がない限りは。
写真に関しては、ヘタにちゃんとしようとする傾向があって、それが自分で気に入らない。
■Blog Latinaの、カエターノのインタビュー、こことここ。やっぱりカエターノはかっこいい。
新譜は試聴して買わなかった。新作のプロデュースは息子のモレーノとペドロ・サー。モレーノは、ドメニコ、カシンとユニットを組んでいる。アルバムごとにリーダーを変え、モレーノ+2、ドメニコ+2、カシン+2名義でCDを出した。カシン、ドメニコはあちこちで大活躍で、アート・リンゼイの近作にも参加してる。来日公演ではさらに二人メンバーを追加して、モレーノ・ドメニコ・カシン+2名義になった。ややこしいが来日時の+2の一人がペドロ・サー。要するに、息子周辺は旬であって、カエターノは、旬な息子たちと一緒に旬な新譜を出した粋なオヤジだ。
なのだが、息子周辺がいまいち好きじゃない。ロックだから。レニーニもペドロ・ルイスもモスカもいまいちピンと来ないとこがあって、なんでだろうなと思ったらロックだからだった。ロックのレッテルを貼って毛嫌いしてるんじゃなく、なんか良くないなと思ったらロックなのだった。
音楽の聴き始めがYMOで、ニューウェイブは主流であるロック・ポップスに対するオルタネイティブだったから、ハナからロックは格好悪いものだった。ギターがギューンと鳴れば気持ちが盛り下がる。
後にヒップホップとか、そこから遡ってファンクとか聴くようになると、ニューウェイブの多くは音楽としてちゃんとしてなさ過ぎて聴けなくなった。「新しさ」ってのは大したもんじゃないなと思った。騙されてたとすら思った。
俺の中でニューウェイブは終わった。にも関わらずまだニューウェイブを続けてて、しかもロック寄りで、そのくせ自分らでは新しいことをやってるつもりの連中がいた。そういうのが一番クソだった。ピクシーズなんかモロにそれだった。
そんでまあ、なんやかんやでブラジル音楽に興味持って、新譜は追わないようにした俺がかっこいいなと思うカエターノがピクシーズを参考にしてるんだから変なもんだ。俺にはロックを聴く耳が欠けてるんだろう。 -
ポンキッキ
■前四半期のアマゾン・アフィリエイトの収入は2157円でした。ありがとうございました。ポンキッキーズ30周年記念アルバム ガチャピン&ムックが選ぶポンキッキーズ・ベスト30に使わせていただきましたって言うかタイトル長! 『For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?』くらい長っ!
『たべちゃうぞ』、『ホネホネ・ロック』とカニバルな2曲の収録が嬉しい。『カンフーレディー』、『おっぱいがいっぱい』も嬉しい。が、しかし。『おふろのかぞえうた』、『かぜひいてねんね』、『ねんこっこ』、『サンデーパパ』、『パップラドンカルメ』が入ってない。ガチャピン・ムック、しっかり選曲しろよ。国内盤の2枚組のわりには安いとはいえ、ケチくさい。一曲3分とかだからもっと入るはずなんだよな。ベスト50くらいの気合いを見せれ! あとコンピにありがちだが、各曲の発表年が書いてないのが不満足。CDDBも一律2004年だし。コンテンツホルダーの皆さんはもっと自分ちの文化を大事にした方がいいんじゃないでスカー。