よつばとそに子

『よつばと!』を初めて読んだ感想を引用する。

 今さらアレだがマンガ喫茶で『よつばと!』を3巻まで読んで驚いた。基本ほのぼので、マン喫で読むには危険なほど可笑しいが、なんかもの悲しい。なんだこのマンガ? 凄いぞ?
 この子ってジャングル黒べえとか仮面ライダー・アマゾン系の野生児じゃないか。子どもは確かに文化人未満だけど、土人扱いか?と思ったら、実際にちょっと野生児的な設定だった。
 大人なり都会人なりが失った視点を補完するには、誰かの所有物であるホントの子どもじゃダメで、異人でなきゃいけないんだろう。単に外国人の拾いっ子ってことじゃなく、藤子不二雄キャラ的な異世界人。失った穴を埋めるために、妄想がそこに居ない子を召還してきたわけで。このマンガが過去を回復する作業なら、よつばの笑顔も遺影に見えるってもんだ。なんか悲しいのはそれか?
 <…>っていうか、穿ちすぎか。単に子どもがそもそもなんか悲しい存在だからか?

 よつばってある意味理想の子っていうか、いないはずの子なんだよな。
 で、すーぱーそに子も男の願望をかたちにした、いるはずのない理想の子、キャラクターだけの存在。その日常を描くと変なことになってくる。うっすら死の臭いがしてくる。
 昨日の『そにアニ』のエンディングは秀逸だった。「私が3Dモデルになっちゃいました」とか言ってワイヤーフレームの画像が表示される。3Dそに子は前々からエンディングに登場してるんだけど、「現実の」そに子が改めてデータ化されたことになってる。そのデータを元に3Dプリンタでフィギュアが実際に作られる。で、そのフィギュアが3Dモデルになって動き出す。いつもの3Dそに子とは違うフィギュアっぽいテクスチャーで。
 バーチャルがバーチャルになってリアルが捏造されてる。もうなんのこっちゃわからない。
『そにアニ』変なアニメですな。単にそに子が好きで見てるんだけどね。

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