SR サイタマノラッパー

 アマプラでタダだったから観たんですけど、なんか邦画らしいしょぼくれた青春ものでしたね。
 違うジャンルだけど『パンツの穴 The Movie 童貞喪失ラプソディー』もタダだったから前に観たんですよ(今は観られなくなってる)。’80年代に菊池桃子がやった映画を篠崎愛主演で復活させたヤツですね。こんなもん誰もがちょっとお色気ありのコメディーを期待するじゃないですか。それがなんか変に文学臭みたいのを漂わせた、どっちかっちゅーと薄暗いしょぼくれ青春ものになってるんですよ。俺はというかみんな篠崎愛目的で観てるから、客にサービスするなら、なんかしら篠崎愛の魅力を引き出したものにして欲しいんだけど、普通にストーリー回して映画にしてるんですね。篠崎愛、意外と演技できるんだなとわかったくらいで、観て良かった感はない。
 全然違う話をしちゃったけど、感想としては似てるんですよ。サイタマノラッパーにコメディーは期待しなかったが、なんでこんなにしょぼくれてんですか。
 と、思ったら。カスタマーレビュー見ると「感動した的」なことが書いてあるんですね。え〜? どこで? どこで感動すれば良かったの?
 ラストシーン、現実のもろもろに飲み込まれながらも、夢をフリースタイルラップで語る主人公。これ、感動するとこですかね。俺にはしょぼいとしか見えなかった。お前も東京行けや。「サイタマノ」にこだわる理由はストーリー上どこにもなかったやん。ただ、そこに住んでただけやん。サイタマに限定するからしょぼくなるんじゃないの。『下妻物語』なんか茨城住んでるけど東京行ってるやん。つまりはしょぼくれた青春ものやりたいがためのサイタマ限定じゃないの? パッとした青春描けと言ってるわけじゃないが、しょぼくれててこそ青春みたいな、その美学みたいの何?
 まあ例えばマンガだけど、杉作J太郎『卒業』なんかボンクラ青春ですよ。何も起きない。感動は呼ばない。でもしょぼくれてはいない。共感を覚える。これでもいいじゃないの。

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